PREMIUM
- 日時
- 2008年12月26日(金) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1200
-
第6試合 30分1本勝負
“ROAD to SUPER J-CUP” PREMIUM POISSONレフェリー|保永昇男
MATCH REPORT
ライガーとドラゴンのマッチアップで試合開始となり、まずはグラウンドでの攻防。ここから一気にスピードアップするも、互角のまま分かれる。
AKIRA対藤田となり、藤田がショルダータックルを見舞えば、AKIRAはドロップキック。すると、藤田もドロップキックでAKIRAを場外へと追いやった。
ドラゴンは藤田との合体バックエルボーから、AKIRAにエルボードロップ。スリーパーホールドでスタミナを奪い、藤田がチンロック。すると、AKIRA は藤田の指に噛み付いて脱出。ライガーがダイビングスレッジハンマー、バックエルボー、スライディングキックと畳みかける。そして、ここから藤田の脚を集 中砲火し、試合の主導権を握る。
AKIRAは足4の字固め。ライガーは場外垂直落下式ブレーンバスター。何とかリングインした藤田は、トレイン攻撃を分断し、AKIRAにドロップキック、ライガーにジャンピングニーパットを放って、ドラゴンのもとへ。
ドラゴンはAKIRAにカンガルーキック、ライガーにローキック、カニばさみからのラ・マヒストラル、ウラカンラナとラッシュ。だが、キックアウトしたライガーもカウンターの掌底を命中させ、両者はスイッチ。
藤田はフランケンシュタイナーホイップ。AKIRAの突進をかわし、スワンダイブ式ミサイルキック。すると、AKIRAもフライングラリアットで対抗し、 ミサイルキックからフォール。藤田がカウント2で返すと、低空ドロップキックからオールド・ボーイへ。これはドラゴンがカットし、ドロップキックで2人を 場外に追いやる。そして、藤田がトペコンヒーロを発射。
ここで藤田はコーナーに上るも、これはライガーがカット。AKIRAがドロップキック、 デッドリードライブ。藤田はAKIRAのジャーマンスープレックスを空中で1回転して着地し、コルバタからDDTへ移行する華麗なムーブ。そして、スワン トーン・ボムを投下するも、フォールはライガーがカット。すると、アシストに入ったドラゴンのハイキックが藤田に誤爆。AKIRAがドラゴンに延髄斬り、 ライガーが藤田にカウンターの掌底。そして、ライガーのパワーボムホイップから、AKIRAがムササビプレスで宙を舞い、藤田から3カウントを奪った。
COMMENT
AKIRA「ありがとうございました」
ライガー「今年1年、ありがとうございました」
AKIRA「ありがとうございました」
ラ イガー「来年もAKIRAと組んで、(IWGP)Jr.タッグのベルトを取り返す。それが1つの課題でもある。あと、俺は12月28日か。福岡国際セン ター(DRAGON GATE)でCIMAと組んで、向こうのタッグベルト(オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ)に挑戦する。それを土産に持って帰るから」
AKIRA「おーっ」
ライガー「こっちはこっちでIWGP(Jr.タッグ)を獲ろうや。よろしくよ」
AKIRA「正月とか言ってらんないッスね」
ライガー「(裏返った声で)言ってらんないッスよ! でも、(大晦日に)ゆく年くる年(NHKの番組)は観るぞ! 必ず観るぞ! あれは観なきゃな!」
ド ラゴン「強いし、上手いね。永遠に俺の前を行く人なのかなって思いますね、色んな意味で。AKIRA選手とは、今日初めて試合をやりました。新日本で培っ たレスリングの基礎があった上で、プラスアルファ俳優もやっているんですよね? 俳優をやっているという事で、見せ方が上手いというか、華がある選手ですよね。今日は僕とライガーが似たような感じで、パートナーも似たような感じ。た だ、力では1枚も2枚も向こうの方が上。だから、藤田選手は勉強になったんじゃないですかね。レスラーって、凄い人間とやっていく事で自分が強くなってい く。試合の勝ち負けは関係ないですよ。藤田峰雄にとって、今日は大事な一戦だったと思いますよ」
藤田「正直、自分はメジャーとかインディーとかこ だわっていなくて。いちプロレスラーとしていつも闘っているつもりなので。今、ウルティモさんが言ったように、ライガーさんとAKIRAさんと初めて闘っ てみて、本当の実力を肌で感じました。ただ、相手がベテランであろうと、レジェンドであろうと、何であろうと、今日は負けてしまった。負けてしまった事は 素直に悔しいですね」
ドラゴン「みんな負けてデカくなるんですよ。藤田峰雄に足りないのはね、上から叩き潰されてそこから這い上がっていく事ですよ。だから、PREMIUMみたいな大会は、彼にとっていいと思いますよ」