NEW JAPAN THEORY 〜Chaos of Christmas〜
- 日時
- 2008年12月23日(火) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1900
-
第7試合 30分1本勝負
スペシャル6人タッグマッチ Wrestle Kingdom Chaos of Trinityレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
ミスティコは「ぜひ観に来てほしい」と、日本のファンの期待を裏切らない事を約束した。
棚橋、中邑、後藤のトリオが実現したメインイベント。3人は、南側の客席を通り、1人ずつ入場した。
棚橋と中西の場面になると、棚橋が中西にレックブリーカー。そして、エプロンに控える永田、ライガーにジャンピングボディアタックで突っ込む。ところが、2人に受け止められて捕まってしまい、中西に攻撃されてしまう。
ここから棚橋は、永田達に代わる代わる攻められてピンチに陥る。中西の強烈な逆水平チョップや、永田のミドルキック連打とキチンシンク、永田&中西の合体ショルダータックルなどを食らってしまい、なかなか攻めに転じられない。
劣勢を強いられた棚橋だったが、中西の串刺し攻撃を阻止し、コーナーへ飛び乗ってフライングボディアタック。これで反撃に成功し、後藤とスイッチする。
後藤は、チンクラッシャーで中西を怯ませると、串刺しラリアット2連発、ダイビングエルボードロップを中西へ叩き込む。さらに、ロープへ走った中西を背後から追いかけ、ラリアットで迎撃。そして、中邑との合体バックドロップで中西の巨体を投げ飛ばす。
中邑と永田の攻防になると、両者はエルボー合戦を展開。その後、永田がエクスプロイダーを繰り出せば、中邑はパワースラムで応戦。そして、ランドスライド の構えに入るが、切り返して背後に着地した永田はスリーパーホールドで中邑を捕獲。すると、中邑は永田を前方に投げて脱出し、飛びつき腕ひしぎ逆十字固め へ。しかし、中西、ライガーのカットでギブアップは奪えず。
中邑と替わって入った棚橋は、永田にフライングフォーアーム、フラッシングエルボー、サンセットフリップ。だが、永田は棚橋のダイビングサンセットフリップを回避し、ニールキックで応戦。ライガーに勝負を託す。
ライガーは、中西の串刺しラリアット、永田の串刺しフロントハイキックから、掌底、垂直落下式ブレーンバスター2連発で棚橋をカバー。カウント2でキック アウトした棚橋は、ライガーにカウンターのスリングブレイド。そして、ハイフライフローでダイブするが、ライガーは両膝で迎撃する。
ライガーは、スクールボーイで棚橋からピンフォールを狙うも、カウントは2。すると、ライガーは掌底を放つが、棚橋はこれを回避。スリングブレイドを決め、90度旋回式のハイフライフローでライガーから3カウントを奪取した。
試合後、本隊・RISEの選手がリング上に集結。マイクを手にした棚橋は、「新日本プロレスとして今日が年内最終の興行となりました。選手一同、東京ドー ムへ向かっていきます。そして、俺は武藤敬司へ向かっていきます! 新日本プロレスのファンの皆様、1年間本当に応援ありがとうございました。体に気をつけて年を越して、また来年お会いしましょう!」と挨拶。
そして、棚橋が「最後に一言、会場の皆さん……メリークリスマス!」と意表を突いた締めの言葉を発すると、天井から人口の雪がゆっくりと降り注ぐ。リング上の選手達は、四方に礼をしてリングを降りる。
客席を回ってファンと触れ合った棚橋は、最後に「愛してま〜す!」と絶叫し、バックステージへ下がっていった。
COMMENT
中 邑「まぁ、ドームだからって、特別なものなんてと言いたいところですけど、やっぱり三沢光晴が出てくる以上は、自分の中でテンションも上がるし、負けられ ない闘いですからね。しっかり、(プロレスリング・)ノアから勝って。後藤が言うように勢いもそう、強さを見せるためにもそう、何よりも自分自身、誰より も強くなるために勝ちたいと思っています。喧嘩を買ってもらった以上、自分も向こうの期待を裏切らないように、とことんまで闘ってやろうと思っています」
※最後に1人バックステージへ到着した棚橋がコメント
棚 橋「あぁ、2008年さぁ、思い出したく無い事ばっかりだけどさ。今日の響きはいいなぁ、“新日本プロレス2008年度ハッピーエンド”。ありがとうござ いました。これも全て、俺のセクシーさが原因だな。あとは、1月4日だ。集中していく。俺は、武藤敬司に勝つまで年は越さねぇ。ベルトを取り戻すまで、俺 は2008年のままだ。待ってろよ2009年、“好景気が1番似合う男”棚橋弘至が、こっちから迎えに来てやるぜ。(バックステージカメラにウィンクをし て)ありがとうございました」
永田「言う事ねぇなぁ(と言ってそのまま控え室へ)」
ライガー「1年間ありがとうございました」
※中西はノーコメント