第5試合では“STRONG STYLE”の鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮組と、NOAHの重鎮である丸藤正道&杉浦貴に団体のホープ・宮脇純太を加えたトリオが激突。
鈴木は丸藤と杉浦とは因縁浅からぬ関係を持つ。
その中でも記憶に新しいのが、2015年から2年にわたる鈴木軍のNOAH侵攻。デスペラードを含め、その当事者4人が同じリングに立つことに。また、共に17年デビューという共通点を持つ成田と宮脇は、団体の未来を担う存在。古い因縁と団体の未来が交錯する6人タッグとなる。
NOAHは丸藤のテーマ曲で入場。STRONG STYLEは成田のテーマ曲で花道を進む。ゴング前、宮脇は鈴木に突っかかる。丸藤とデスペラードは挑発合戦。成田は杉浦とにらみあう。
先発は鈴木と丸藤。鈴木はキックからチョップ。丸藤も逆水平チョップを返していく。続くロープワークを巡る攻防では、鈴木がスキをついて一本足頭突き。だが、丸藤もトラースキックで反撃。そして技の読み合いから、鈴木は丸藤を捕らえ自軍コーナーに運び、成田と交代。
丸藤はすばやく離れ、杉浦とスイッチする。成田は杉浦にエルボーを乱打。さらにフロントキックを決めるも、杉浦もエルボーで応戦。
だが、成田はショルダータックルで杉浦をなぎ倒す。続いて串刺しエルボーからハーフハッチスープレックスを決めるが、これはカウント2。
ならばと成田はスリーパーで捕獲。そこからコブラツイストに連携するが、杉浦はヒップトスで切り返す。
さらに杉浦はカウンターのキチンシンクを決め、丸藤と交代。丸藤は成田に切り裂くような逆水平チョップ。そして挑発するように顔面にステップキックをお見舞い。
成田も逆水平チョップを返すが、丸藤は起き上がり小法師逆水平チョップをお見舞いする。
次は杉浦が成田をコーナーに詰めて重いエルボーを連発。そして串刺しフロントキック、串刺しニーを立て続けにお見舞い。
さらに杉浦は突進するも、成田はカウンターのフロントスープレックス。スイッチした鈴木は杉浦にエルボーを連発。
続いて鈴木は串刺しフロントキック、サッカーボールキックとたたみかける。そして鈴木は相手コーナーの丸藤にフロントキックを食らわすと、杉浦に追撃のサッカーボールキック。
しかし、杉浦は蹴り足を受け止め、エルボーで反撃。鈴木もエルボーを返し、壮絶な打撃戦に突入。フロントキック、顔面への張り手の応酬を繰り広げ、ダブルダウンに。
スイッチした宮脇は、相手コーナーのデスペラードにエルボー。そして鈴木にエルボーを乱打。だが、鈴木はエルボーを何発も打ち込んでいく。
それでも宮脇は負けじとエルボーを連発。しかし、鈴木は強烈な串刺しフロントキック。スイッチしたデスペラードは、宮脇に強烈な逆水平チョップからラリアットを狙う。
しかし、宮脇はかわすとティヘラをお見舞い。すかさず成田が襲いかかるが、宮脇はドロップキックで場外に吹っ飛ばす。そして、場外のデスペラードと成田目掛けて、三角飛びのトルニージョを炸裂。
宮脇はデスペラードをリングに戻すと、スワンダイブのミサイルキック。カバーをデスペラードがカウント2ではね返すと、宮脇はトルネードDDTを狙う。
デスペラードはこらえるも、宮脇は意地のトルネードDDTで突き刺す。しかし、カバーは鈴木がカット。
ならばと宮脇は気合いを入れ、デスペラードに肩車の体勢で飛びつく。だが、デスペラードは前方に落とし、コーナーに突き飛ばす。すかさず鈴木軍はトレイン攻撃。
そして宮脇に対し、成田がブリザードスープレックス、鈴木がサッカーボールキック、デスペラードがスパインバスターをお見舞い。しかし、カバーは丸藤がカット。
宮脇は必死にデスペラードにエルボーを食らわすが、最後はデスペラードがピンチェ・ロコでねじ伏せ、鈴木軍が勝利を収めた。
試合後、成田と丸藤は場外でにらみ合いを展開。鈴木は丸藤と杉浦を挑発する。鈴木軍は勝ち名乗りを受けると、堂々と花道を下がった。