NEW JAPAN NEXT 〜Catch the VictoryⅢ〜

日時: 2008年12月22日(月) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1800

第2試合 30分1本勝負
Bullet Sanction

田中将斗
平澤光秀

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

平澤が、ZERO1の田中とシングルで激突した第2試合。来年の1・4ドーム大会で田中と対戦する永田が、平澤のセコンドについた。

　ゴング前、永田に叩かれて気合いを入れられた平澤。ゴングが鳴らされると同時にスピアーで田中に突っ込み、マウントパンチ、コーナーでのストンピング、ショルダータックルで先制する。
　その後、田中を場外へ追いやった平澤だったが、ここで逆襲に遭ってしまう。田中は、平澤を鉄柵へ衝突させ、イス攻撃。さらに、平澤の脚を鉄柱に固定すると、そこ目掛けてイスを振りかざす。
　田中は、リングへ戻した平澤に足4の字固め。「ギブアップせい！」などと声を上げながら、平澤の脚を絞り上げる。この脚攻めに苦しい表情を浮かべる平澤だったが、田中のスーパーフライを不発させ、ヒラボトム、ジャーマンスープレックスホイップ、ナガタロックIIで一気に反撃に出る。
　平澤の猛攻に押され気味の田中だったが、カウンターのラリアットで対抗。垂直落下式ブレーンバスター、ラリアットで立て続けにフォールするが、平澤はいずれもカウント2で肩を上げる。
　平澤は、エルボー合戦で田中に食らいつく。しかし、田中にローリング弾丸エルボーで打ち負かされ、最後は弾丸エルボーで沈んでしまった。

　試合後、永田と田中がリング上で睨み合い。田中が先にリングを降りると、永田は平澤に肩を貸して退場していった。

COMMENT

田中「やっぱ、まさかあそこで永田がセコンドに来るとは思ってへんかったし、相手は平澤やけども、どことなく意識する部分もあって。手こずった部分もあるけど。アイツ、ホンマにデカいし、末恐ろしいもんを持ってると思うよ。でも、まだまだ。永田が見ている以上、(1/4ドームで)永田戦が決まっている以上、ここで負けてる訳にもいかんし。平澤にええとこ見せるつもりも全く無い。まっ、末恐ろしいけども、まだまだ。新日本の若手と言われる括りの奴らとやっても、やっぱりおもろいね。勢いもあるし。おもろいっていうのは正直感じるよ。敵ながらあっぱれというか。そういう部分では俺も見習わないといけない部分もあると思うし。上から何言われてるかわからん。そういうのをリングで出すっていうのは大事やけども。あそこに永田がいる以上、平澤には悪かったなと。1月4日に俺が永田のベルト(世界ヘビー)に挑戦するっていうのは決まってる訳やからね。ここで小競り合いする必要も無いやろ。ただ、アイツにはベルトを返してもらいますよと、それだけは伝えときました。ここで言っとく。田中将斗に2連敗は無い!」

永田「(うずくまる平澤の肩を叩き)おい、意地見せてくれたよ。良かった、よくやった。十分だよ、これだよこれ」
平澤「いや、まだ認めてもらってないんで、十分じゃないですよ」
永田「分かったよ。だったら、もういっぺん気合い入れて行け！ (と叫びながら平澤の顔面に強烈な張り手を見舞い、先に控え室へ)」
平澤「アァー！こんなんじゃ終わんない、こんなんじゃ。田中将斗じゃないよ、俺の前にいるのは。永田裕志だよ永田裕志。あの人を超えるためにも、絶対にあの人と一緒にやらせてもらわないとダメだ。絶対に認めさせてやる、永田裕志に!」