第5試合終了後、通算33回目の開催となる“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX33』の出場選手が発表された。今年は史上最多となる32名がエントリーすることに。
気になる初エントリーは総勢10名。その中でもとくに注目を集めそうなのが、プロレスリング・ノアから出場を果たす清宮海斗だ。他団体所属の日本人選手が『G1』にエントリーするのは、2016年の丸藤正道と中嶋勝彦(共にノア)以来、じつに7年ぶりに。方舟マットの若きエースである清宮は今年、オカダ・カズチカと遺恨抗争を繰り広げ話題を呼んだ。今回はノアの看板を背負っての出陣となるが、その戦いぶりが気になるところだ。
海野翔太、成田蓮、辻陽太と新日本の次代を担う面々も揃って『G1』初出場を果たす。昨年秋の凱旋帰国以降、ベルト戦線にも参入し存在感を示している海野と成田。そこからさらに一歩突き抜けるべく、『G1』の頂を狙う。凱旋帰国初戦(6.4大阪城ホール)でいきなりSANADAの持つIWGP世界ヘビー挑戦を果たす辻も、その勢いを駆って大暴れを見せるのは必至。初出場・初優勝を狙う新世代戦士たちが、台風の目として星取りを大いにかき乱すことだろう。
AEWからはエディ・キングストンが初出場。往年の日本人レスラーを彷彿とさせる攻撃で場内を沸かすキングストンは、新日本のアメリカ大会にたびたび参戦しトップ選手たちと激闘を展開。7月4~5日に後楽園ホールで2日にわたり開催される『レック Presents NJPW STRONG INDEPENDENCE DAY』にて、待望の国内の新日本マット初登場を果たす荒くれファイターが、『G1』にも殴り込みをかける。
2017年の新日本初登場から6年目を迎えた巨漢ヒクレオは、満を持して初出場。今年の2.11大阪ではジェイ・ホワイトを新日本から追放し、そして5.3福岡ではKENTAからSTRONG無差別級王座を奪取と、一気に覚醒した感のあるヒクレオ。その巨体を利した攻めは『G1』でも、対戦相手にとって大きな脅威となることだろう。
LA DOJO出身のゲイブリエル・キッドとアレックス・コグリンも、念願の『G1』初出場。昨年末の『WORLD TAG LEAGUE』にタッグで初出場した両者が、今回はシングルで大舞台に臨むことに。今年に入り、ゲイブリエルは4.16ワシントンでオレンジ・キャシディのAEWインターナショナル王座、そしてコグリンは6月1日にROHの配信番組で柴田勝頼のROHピュア王座に挑戦。道場生からベルト戦線まで這い上がってきた二人が、ハングリーパワー全開で番狂わせを狙う。
新日本マットで勢力を増すTMDKからは、ユニットのオリジナルメンバーにして世界屈指のタッグ屋であるマイキー・ニコルスとシェイン・ヘイストが、それぞれ初出場。タッグ戦線で培った技術を今度はシングルの大舞台で叩きつけるべく、闘志を燃やしているに違いない。目指すは決勝でのパートナー対決か?
これら初出場メンバーのほか、史上初の『G1』3連覇を目指すオカダ・カズチカや、BULLET CLUBのニューリーダーとして『G1』初制覇を目論むデビッド・フィンレー。さらにBULLET CLUBから追放されるも反撃の狼煙をあげたエル・ファンタズモや、長期欠場から約1年2カ月ぶりに来日するタンガ・ロア。
そして首位争いに最後まで食い込んできそうなSANADA、内藤哲也、鷹木信悟、ウィル・オスプレイ、ザック・セイバーJr.、ジェフ・コブなどなど、注目の選手が目白押し。豪華メンバーが集結した『G1』が、今年も夏をさらに熱く焦がすのは間違いない。
なお、ブロック分け、公式戦は後日発表となる。
■『G1 CLIMAX 33』エントリー選手(全32名)
・12年連続12回目の出場
オカダ・カズチカ
・14年連続14回目の出場
内藤哲也
・8年連続8回目の出場
SANADA
・2年連続4回目の出場
ウィル・オスプレイ
・22年連続22回目の出場
棚橋弘至
・2年連続2回目の出場
デビッド・フィンレー。
・初出場
海野翔太
・5年連続5回目の出場
鷹木信悟
・11年連続11回目の出場
石井智宏
・3年連続6回目の出場
タマ・トンガ
・2年ぶり2回目の出場
タンガ・ロア
・初出場
ヒクレオ
・16年連続16回目の出場
後藤洋央紀
・4年連続7回目の出場
YOSHI-HASHI
・17年連続18回目の出場
矢野通
・5年連続5回目の出場
KENTA
・7年連続7回目の出場
ザック・セイバージュニア
・5年連続5回目の出場
タイチ
・初出場
エディ・キングストン(AEW)
・2年連続2回目の出場
エル・ファンタズモ
・初出場
成田蓮
・8年連続8回目の出場
EVIL
・3年連続3回目の出場
チェーズ・オーエンズ。
・5年連続5回目の出場
ジェフ・コブ
・3年連続3回目の出場
グレート-O-カーン
・2年連続2回目の出場
アーロン・ヘナーレ
・初出場
ゲイブリエル・キッド
・初出場
アレックス・コグリン
・初出場
シェイン・ヘイスト
・初出場
マイキー・ニコルス
・初出場
辻陽太
・初出場
清宮海斗(プロレスリング・ノア)