第5試合は6.4大阪城で、オージー・オープン（カイル・フレッチャー&マーク・デイビス）が返上したIWGPタッグの新王座決定戦に臨む毘沙門（後藤洋央紀&YOSHI-HASHI）とEVIL&高橋裕二郎に、それぞれ矢野通、SHOが加わり前哨戦。

　EVILは入場時、リングサイドのオーカーン&ヘナーレをにらみつける。

　H.O.Tはゴングを待たずに奇襲攻撃。リング上、EVILとSHOは後藤にストンピングを乱打。だが、ダブル攻撃を後藤が切り抜けると、今度は毘沙門が反撃。
　毘沙門はEVILにざんまい。さらに後藤がSHOをブレーンバスターでEVILの上に叩きつける。続いてCHAOSが裕二郎に太鼓の乱れ打ちをお見舞い。
　しかし、ロープに走った後藤を、ディック東郷が場外から足を引っ張って妨害。続いてEVILが後藤を捕らえ、本部席に叩きつける。EVILはオーカーン&ヘナーレに「バカなんだから帰れ！」と挑発。
　続いてEVILは後藤をリングに戻し、踏みつけてカバー。これはカウント2。次はSHOが登場し、後藤にサミング。
　SHOが後藤を場外に投げると、東郷が捕らえ、すかさずEVILがイスで殴りつける。
　戦場がリングに戻ると、裕二郎が後藤にコーナーを背負わせて顔面に足を押し当てる。さらにフライングメイヤーからギロチンドロップを食らわせカバー。これはカウント2。
　後藤はチョップで反撃するも、裕二郎は膝蹴りから串刺し攻撃を狙う。後藤は切り抜けると、裕二郎に追走式ラリアットを炸裂。
　スイッチした矢野は、コーナーパッドを外す。そして裕二郎にコーナーをパスし、スキをついて後頭部を叩く。
　さらに金具むき出しのコーナーに裕二郎の突進を自爆させる。
　だが、裕二郎も手にかみつく反則攻撃からハンマースルー。矢野はロープにもたれかかって「ア～ア～ア～」と雄叫び。
　しかし、裕二郎は攻防の中でレフェリーを巻き込むと、矢野を投げつける。矢野はレフェリーに衝突寸前で踏みとどまるが、ならばと裕二郎は金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
　スイッチしたSHOは突進するが、矢野はマンハッタン・ドロップをお見舞い。スイッチしたYOSHI-HASHIはSHOに打撃の猛攻。低空ドロップキックからネックブリーカードロップを食らわす。
　続いてYOSHI-HASHIはパワーボムの体勢に入るも、SHOは指折りで脱出し、金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
　ここからH.O.Tはトレイン攻撃へ。さらにSHOがスピアーを炸裂しカバー。だが、これはカウント2。
　すると東郷がレフェリーの注意を引きつけ、EVILがイスを手にする。しかし、矢野が東郷を妨害すると、レフェリーがEVILに気づいて注意。
　だが、SHOがトーチャーツールでYOSHI-HASHIに殴りかかる。だが、YOSHI-HASHIがかわすと、後藤がラリアット。
　すかさずEVILが後藤に襲いかかるも、後藤は蹴りつけ、突進してきた裕二郎との同士打ちを誘うと、二人まとめてブルドッキングヘッドロック。
　そして毘沙門はSHOに消灯を狙う。だが、SHOはレフェリーをつかんで回避。すると東郷が後藤にスポイラーズチョーカー攻撃。しかし、後藤が切り抜け、YOSHI-HASHIが東郷にトラースキック。
　すかさずSHOが襲いかかるも、YOSHI-HASHIは回避しバタフライロックで捕獲。
　すると、ここでEVIL&裕二郎がオーカーン&ヘナーレをリングに引きずり込み、さらにYOSHI-HASHIをカット。
　そして、3チームがリング上で大乱闘を繰り広げると、レフェリーはゴングを要請。試合はノーコンテストに。

　
後藤「よっしゃー！ オイ、リング上でよっちゃんが言った通り！ オイ、オレら毘沙門、受けて立ってやるぜ！ それがアイツらのやり方なんだろ？ 試合ぶち壊すのがアイツらのやり方なんだろ？ ぶち壊されちゃたまんねーんだよ！ ヘッ、クソッ！」
　

　
YOSHI-HASHI「アイツが言った、“帝国の絆”。絆があるヤツら（オージー・オープン）がよそに行くか？ こんなすぐ。行かねーだろ。仲間の事、本当に思ってるなら、海外の団体にすぐ行くわけねーだろ。オマエらのことなんかな、何とも思ってねーに決まってるだろ！ オイ、その旗持って“オレたちが絆ある”。オイ、旗とか形とかいらないんだよ。本当の絆はな、心で繋がってんだよ。あのタッグベルトはな、口先だけじゃ獲れないんだ。オマエが何を言おうと、口先だけじゃ絶対獲れるベルトじゃねーんだ。最後にな、獲るのはなオレたちの本当の絆だ。オマエらにな、タッグの、オレたちが培ってきたタッグのレベルの違い、見してやるよ。覚悟しとけ」
　

　
後藤「オーカーン、オマエの思う通りには行かせねーぞ！ オレたちがしっかりベルト獲って、Round the world！ 世界を回ってやる！」
　
※矢野はノーコメント
　
　

　
EVIL「オイ、アイツら、オイッ！ 勝手によ、人の試合入ってきて試合壊してんじゃねーぞ、このヤロー！ 横槍入れんなって、このヤロー！ どうせいいか、オイ！ オレらが第99代のIWGPタッグチャンピオンなんだよこのヤロー！ どうせよ、オレらがいねーと、あのタッグは始まんねーんだよ、わかったか。よく覚えとけ」
　

　
SHO「（クソがっ！と言いながらバックステージに現れ）オイ、クソムカつかつくよ、クソCHAOSどもによ、これから止めを刺そうかなと思ってる時によ、クソエンパイア共が、邪魔すんじゃねーよ、このヤロー！ オイ！ どうでもいいよ。どっちにしろ全てはHOUSE OF TORTUREの物になるんだよ、クソが！ それからよ、今日、スーパージュニアのチャンピオン決まるんだろ？ 真の王者、このオレなんだよ！ オイ、スーパージュニア、チャンピオン、スーパージュニア覇者として名乗りてーんだったら、このオレ、倒してからにしろや。オイ、いつでも胸貸してやるわ。オイ、高橋ヒロム、オメーもだぞ、オイ！ ベルト持ってるけどよ、これのオレに勝ってからチャンピオン名乗れや！」
　
※裕二郎はノーコメント
　
　

　
オーカーン「元はと言えばだ、帝国のタッグのベルトにアイツらが挑戦させていただく立場だろ。それを帝国抜きに語ってんじゃねーぞ！ 筋がちげーだろ？ こっちはな、筋を通して戦ってやるって言ってんだ。テメーらに拒否権なんかねーんだよ。拒否権の代わりにパンケーキ、食わしてやるよ。それで我慢してろ。よっちゃん、ごっちゃん、お坊ちゃん！」
　

　
ヘナーレ「タッグチームのベルトは必ずUNITED EMPIREに留まるようにする！（※オーカーンに向かって）ツジについて話したのか？あのクソ野郎。皆、俺たちのことを忘れている」
　

　
ヘナーレ「オーサカジョーホール！ビシャモン、EVILにユージロー、俺たちの挑戦を受け入れろ！弱虫でいるのも、卑怯者でいるのもやめて、俺たちの挑戦を受け入れろ！そしてベルトをホームに持ち帰るんだ。だろう？」
オーカーン「地上初の同門タイトルマッチに向けて、（ヘナーレに）いいか？」
ヘナーレ「そうだ！」