第4試合終了後、オージー・オープンのカイル・フレッチャーがIWGPタッグとSTRONGタッグのベルトを手に、スーツ姿で登場。そしてリングに上がってマイクをつかむ。
■フレッチャーのマイクアピール
「アメリカ、ましてやロングビーチの新日本の試合なら、新日本初の2冠王者、そしての世界最高のタッグチームの片割れが必要だよね。今日は1人なんだ。そして試合をしに来たのでもない。(※会場のブーイングに)
そうだね。ではなぜここに来たのか。いや、オレンジ・キャシディのことじゃない。AEW世界王座は面白そうだけれど。ここに来たのは、そんなに楽しい理由じゃないんだ。オージー・オープンは今年たくさん試合を行なってきた。文字どおり、世界を駆け巡るハードスケジュールをこなしてきた。史上最強ということを証明していた。
その多忙なスケジュールの中、デイビスと俺はちょっとした山を越え、傷を作ったりもして進んできた。だが、『レスリングどんたく』のあと、デイビスを大きな爆弾が襲った。そして、検査の結果、彼はレスリングできない状態だ。
まだわからないが、とにかく6月4日のDOMINIONで、IWGPタッグ王座の防衛戦はできない。この世界にとって重要な意味を持つベルトをどうするか、たくさん話し合った結果、次の防衛戦ができない状況で保持するのはよくないということになった。
だから今日は、2人がIWGPタッグ王座を手放すことを発表しにきた。このベルトを持つこと、保持することは俺にとって大きな意味を持つ。4年の間、このベルトを俺のロック画面にしていた。それぐらい、大きなタイトルだ。だからこれを手にできて、夢がかなったんだ。そしてこの世界で最も価値のあるベルトの最長保持も目指していた。だから心の底から申し訳ないと思っている。
(※客席からオージー・オープンチャント)次のDOMINIONのタイトルマッチは、HOUSE OF TORTURE対ビシャモンのダブルタイトルマッチとなる。誰が勝ち、このベルトを手に入れることになっても、オージー・オープンがすぐに新日本に戻ってきて、取り返す。そうなった俺たちを止められる者はいない!
そしてベルトを取り戻した後は、伝説の再開だ。オージー・オープンがこれからも世界を回す」
そしてフレッチャーはベルトをレフェリーに渡し、一礼するとリングをあとにした。