試合後、アキラをTJPとオーカーンが介抱する。デスペラードは勝ち名乗りを上げると、マイクを握る。場内は「デスペ」コール。
■デスペラードのマイクアピール
「ああ~、え~と? 最初、オマエの名前出したのは2年前かな? そのときはまだ俺はチャンピオンさまだったからよ、そのときいろいろ好きなこと言ったぜ、なあ?
アキラとやらせろとか、クリス・ブルックスとやらせろとか、YO-HEYちゃんだったり、最近だとNOAHの矢野選手だっておもしれえな。最高にやりてえよ。
でもな、そこから2年も経っちったんだよ。それでいま、『SUPER Jr.』の公式戦だ。そんな昔の話覚えてんのは、俺とオマエくらいなんだよ(場内拍手)。
少なくとも、名前を出した以上、俺はオマエのことを覚えてたし、ずっと気にかけてた。やってみてどうだよ、根性あんじゃんよ(場内拍手&歓声)。
だけど! 俺はこの技で何人からギブアップ取ってきたと思ってんだよ、ああ? 俺がその技で勝った相手にも責任があるんだ、この技は。テメーがギブアップできねえ、ギブアップしねえ。ふざけんなよ、そんな技じゃねえんだよ(場内拍手&歓声)。
技いっぱいあるなあ! オマエなあ、足も早えよ。おもしれえよ。でも、強くて頭よかった。そして、ついでに言やあ、中身はオマエのほうだが、ツラはこの状態なら俺のほうがカッコいい(場内拍手&笑)。この状態ならな。テメーなんかに負けるかよ。またいつでもやるぞ、かかってこい(場内拍手&歓声)。
と、ご大層なこと並べてるが、偉そうなこと言ってるが、『SUPER Jr.』1回も優勝したことな~い(場内笑)。今年はしなきゃいけない(場内拍手)。いい加減、俺が見てる側だったら、俺に飽きちゃうぜ。いろいろ変えるぞ。
立場が変わった、ユニットが変わった、それだけかも知んないけど。でも、やってることも、じつは昔から変わんない。強くなりたい、それだけです」
そしてデスペラードはリングを下り、花道を引き上げた。