メイン(第8試合)の『BOSJ』優勝決定戦は、マスター・ワトvsティタン。
ワトはBブロックを2位で通過し、準決勝ではマイク・ベイリーを撃破。対するティタンはAブロックを2位で勝ち抜くと、エル・デスペラードとの準決勝に激勝。
そして迎えた最終決戦。どちらが勝利しても、念願の『BOSJ』初優勝。通算30回目の記念大会を制し、新日本ジュニアに新時代をもたらすのは果たして?
ティタンはメキシコの国旗を手に入場し、リングサイドを一周してからリングイン。ヒロムたちL・I・Jのメンバーがそのセコンドにつく。ワトには天山がセコンドとして帯同。放送席ではデスペラードがこの試合を見つめる。
ゴング前から場内は両者へのコールが降り注ぐ。ティタンはL・I・Jのメンバーとグータッチをかわす。
開始のゴング、両者はにらみあい、ゆっくりと動きだす。ロックアップからワトはバックに回る。ティタンが対抗すると、ワトはフライングメイヤーからグラウンドに持ち込む。
ワトは腕ひしぎ逆十字を狙うが、ティタンは押さえ込みで返す。続いてティタンはフライングメイヤー。しかし、ワトはヘッドシザーズで捕獲。するとティタンはブリッジワークで切り抜けて足を取りにいくが、ワトは回避。ここで両者は一旦離れる。
続いてワトは腕を取って、そこ目掛けてエルボー。そして両者はアームホイップの応酬、さらにドロップキックの相打ちを繰り広げ、にらみあう。
今度は手四つと見せかけ、ティタンがソバット。さらにワトの串刺し攻撃を切り抜け、ヘッドスプリングの連発で距離を取ると、ワトにフィンガーロックを決める。
そしてティタンはトップロープに飛び乗ってアームホイップを仕掛けるも、ワトは着地。続くロープワークの攻防は、ワトがティヘラでティタンを場外に追いやる。
ここでワトはノータッチ式トペ・コンヒーロを狙いロープへ。ティタンが身をかかめるとワトはロープで立ち止まり、機転を利かせてプランチャを食らわす。
ワトはティタンの後頭部にエルボーを落とし、リングに戻す。続いてワトはスリーパーで捕らえるも、ティタンはロープエスケープ。
するとワトはストンピングを連発。そしてカバーするが、ティタンはロープをつかむ。
ワトはティタンにキックを連発。続いてロープに走るが、ティタンは膝に低空ドロップキック。そこから足狙いのジャベを決めるも、ワトはロープに逃れる。
するとティタンは再び足を捕らえて締め上げる。これもワトはロープに逃れるが苦悶の表情。
続いてティタンはワトの膝を蹴りつけ、ハンマースルーを狙う。ワトはこらえるも、ティタンはソバット。
ワトはドロップキックで反撃を狙うが、この動きを読んだティタンは膝に低空ドロップキックをヒット。
さらにティタンは串刺し攻撃を狙うが、ワトはキックで切り抜けフェイスクラッシャー。するとティタンはこれをヘッドスプリングで切り抜け、低空ドロップキックでワトを場外に追放。
ここでティタンはトペ・スイシーダを狙うが、ワトはキックで迎撃。そしてワトはリングに戻ってノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。ここでL・I・Jの面々がティタンに檄を飛ばす。
ワトは気合いを入れ、ティタンをリングに戻すと、スワンダイブ式エルボーアッパーをヒット。しかし、カバーはティタンがカウント2ではね返す。
するとワトはベンダバールで捕獲。しかし、ティタンは足をロープにかけてエスケープ。
ならばとワトはレシエンテメンテを狙うも、ティタンはロープをつかむ。ティタンはエプロンに出ると、ロープ際のワトにジャンピングキック。
さらにボディシザーズからワトをうまく場外に追いやり、トップロープからのラ・ケブラーダを炸裂。
さらにティタンは先にリングに戻ると、追撃のトペ・コンヒーロをお見舞い。
ティタンはワトをカウント17でリングに投げ入れてカバー。ワトがカウント2で返すと、ティタンは気合いを入れ、ワトを引きずり起こそうとする。しかし、ワトはダメージで立ち上がれない。
ティタンは力づくでワトを肩に担ぎ上げるも、ワトは切り抜けてハイキック。するとティタンは打撃のコンビネーション。
しかし、ワトはソバットからラリアット。だが、ティタンはマトリックスディフェンスからゼロ戦キック
。そしてラリアットを繰り出すが、かわしたワトはその場飛びのネックブリーカー。
すると、ティタンはすぐにネックアップで跳ね起き、オーバーヘッドキックを炸裂。ここで両者はエルボー合戦に突入。
ティタンは打撃のコンビネーションからロープへ。しかしワトはバックエルボー。だが、ティタンはトルネードDDTへ。
切り抜けたワトは十字架固めの体勢からレシエンテメンテを炸裂。しかし、カバーはカウント2。すかさずワトはベンダバールで捕らえる。ティタンは必死に足をロープにかけてエスケープ。
ならばとワトは通天閣ジャーマンの体勢に。だが、ティタンは回避し、ワトをロープに突き飛ばすと今度こそトルネードDDTを炸裂。
さらにティタンは串刺しラリアットを浴びせ、ワトの背中にスワンダイブのフットスタンプを発射。そしてカバーするが、ワトは何とかカウント2ではね返す。
すかさずティタンは足をジャベで捕獲。そしてジャベ・インモルタルにつなごうとするが、ワトは必死にロープエスケープ。
ならばとティタンはワトを引きずり起こし、カナディアンバックブリーカーで旋回。しかし、ワトは切り抜けてオコーナーブリッジの体勢から、通天閣ジャーマンを炸裂。しかし、ティタンも何とかカウント2でキックアウト。
するとワトはレシエンテメンテの体勢に入るが、切り抜けたティタンはティタニカを決める。だが、ワトはカウント2で必死に逃れる。
しかし、ティタンはキックの波状攻撃でダウンを奪い、コーナー最上段からダイビングフットスタンプを突き刺す。だが、これもカバーはワトがカウント2で執念のキックアウト。
ティタンは気合いを入れ、ジャベ・インモルタルを狙う。ワトが丸め込みで切り返すと、ティタンはカウント2でキックアウト。
そしてティタンはトラースキックを突き刺すが、ワトはひるまず旋風脚を炸裂。続いてワトは気合の雄叫びから、通天閣ジャーマンを食らわす。そして、そのままクラッチを離さず、レシエンテメンテⅡを炸裂し、ついに3カウントを奪取。ワトが悲願の初優勝を成し遂げた。