第5試合はAブロック公式戦、田口隆祐(0勝8敗)vsKUSHIDA(2勝6敗)。共に本隊で切磋琢磨してきた両者にとって5年ぶりの対決。前回は2018年の『BOSJ』公式戦で対峙し、そのときは田口がKUSHIDAを1分34秒で秒殺。共に今回の『BOSJ』は勝ち星に恵まれない苦しいシリーズとなったが、有終の美を飾るのは?
KUSHIDAはIWGPジュニアタッグのベルトを携え入場。
ゴング前、KUSHIDAは握手を要求し、田口も応える。まず、KUSHIDAがロックアップでロープに追い込むが、田口は体勢を入れ替えてクリーンブレイク。
続いてKUSHIDAは足を捕らえてグラウンドに持ち込む。KUSHIDAは左腕を取りにいくも、田口は足を捕らえる。KUSHIDAも切り抜け、両者は一旦離れる。
続いてKUSHIDAは田口のリストを捕らえ、うまくグラウンドに持ち込む。だが、田口はレッグロックで反撃。KUSHIDAも切り抜け、互いに相手のヘッドシザーズを回避し、一旦離れる。
続いてロープワークの攻防となり、ショルダータックルの応酬に。さらに同時にドロップダウン、ドロップキックと、合わせ鏡のように同じ動きを繰り出す。
続いてKUSHIDAはカニ挟みから田口の腕を捕獲。その上にエルボーを落とし、続いて逆水平チョップ。
しかし、田口は突進してきたKUSHIDAをエプロンに追いやると、三角飛びのドロップキックで場外に落とす。
続いて田口は空中技を狙うも、KUSHIDAは距離を取って回避。そしてKUSHIDAがリングサイドを小走りすると、田口も追いかける。
そしてKUSHIDAはリングに上げると、リングに入る寸前の田口の腕を蹴りつけようとする。すかさず田口は足を捕らえるが、KUSHIDAも回避。
田口がエプロンに上がると、KUSHIDAはアームロックで捕獲。さらにその腕を今度こそ蹴りつける。
続いてKUSHIDAはアームブリーカーから、田口の両腕を足で固めて痛めつけてから、デルフィンクラッチを決める。これはカウント2。
ならばとKUSHIDAはフライングメイヤーから顔面を踏みつけ、さらに側転から低空ドロップキックをお見舞い。
カバーを田口がカウント2で跳ね返すと、KUSHIDAはクロスアームのスリーパー。田口は切り抜けようとするが、KUSHIDAはコントロール。
すると田口は腰をクネクネさせながら、うまく脱出。そしてKUSHIDAの串刺し攻撃をキックで切り抜け、回転地獄ケツを炸裂。
続いて田口はランニングのヒップバットで場外にKUSHIDAを落とすと、三角飛びプランチャをお見舞い。田口はKUSHIDAをリングに戻し、スワンダイブのミサイルヒップ。
だが、KUSHIDAは飛びかかってきたところを腕ひしぎ逆十字で捕獲。田口は切り抜けるが、KUSHIDAは横入り式エビ固め。さらにラ・マヒストラルを仕掛けるが、田口は切り返す。だが、カバーはKUSHIDAがカウント2でキックアウト。
続いてラリアットの相打ちを3度繰り返し、両者はダブルダウン。ここからエルボー合戦に突入。そしてKUSHIDAはハンドスプリングエルボーを浴びせ、ホバーボードロックを狙う。
だが、田口はこらえ、ロープに近づき手を伸ばす。すると、KUSHIDAはその腕を捕らえる。続いてハンマーロックスープレックスを狙うも、田口は回避。
ならばとKUSHIDAは腕を蹴りつけ、さらにオーバーヘッドキック。しかし、田口も意地の延髄斬りを決める。
するとKUSHIDAはマサヒロ・タナカを繰り出すが、田口は切り抜け、スミ・ミツオをヒット。続いて田口はどどんを炸裂し、カバーするが、KUSHIDAはカウント2でキックアウト。その攻防の中で田口は半ケツ状態になってしまう。
すかさず田口はオーマイアンドガーアンクルで捕獲。KUSHIDAは必死にロープに逃れようとするが、田口はリング中央に戻して締め上げ、執念のギブアップ勝ちをスコア。有終の美を飾った。
試合後、 KUSHIDAは氷のうを田口の尻に当ててからリングをあとに。田口は半ケツ状態で勝ち名乗りをあげた。