メイン(第10試合)はBブロック公式戦、エル・デスペラード(5勝2敗)vs フランシスコ・アキラ。デスペラードはアキラが全日本プロレスで活躍していた頃から、興味のある相手として、その名を上げていた。それを踏まえ、両者にとっては待望の一騎打ちが実現。トップ争いに生き残るためにも、どちらも気合充分だ。
ニューコスチュームに身を包んだアキラの入場時、放送席のグレート-O-カーンがロープを開けてリングに招き入れる。デスペラードがリングインすると、アキラは詰め寄って闘志を見せる。
開始のゴング、ロックアップで組み合うと、デスペラードがロープに押し込む。ここはデスペラードがクリーンブレイク。
続くロックアップはアキラがロープに押し込み、離れ際にデスペラードの胸を強く張る。
するとデスペラードはフライングメイヤーからのヘッドロックでグラウンドに持ち込む。さらにヘッドロックで締め上げ、続いてロープワークの攻防に移るとショルダータックルでアキラをなぎ倒す。
だが、アキラもジャンピングニーでデスペラードを吹っ飛ばすと、場外に連れ出して鉄柱に打ちつける。さらに膝をデスペラードの首に押し当てるラフファイト。
続いてアキラは打撃を浴びせていく。放送席のオーカーンが「アキラ、いけ!」とエールを送ると、デスペラードは放送席を蹴りつける。
すると、アキラはオーカーンのイスを手にし、デスペラードを座らせて逆水平チョップ。さらに助走をつけてショットガンドロップキックをお見舞いし、クラウンズアップポーズで雄叫び。
アキラはデスペラードをリングに戻して執拗にカバー。デスペラードが返すと、アキラはデスペラードの顔面に足を押し当てて挑発。
さらにエルボーを浴びせるも、デスペラードは仁王立ち。しかし、アキラはチョップでひるませてロープへ。
するとデスペラードはアキラをエルボーで場外に吹っ飛ばし、トペ・コンヒーロを炸裂。続いてデスペラードはアキラを観客席に放り投げる。
そしてデスペラードはリング下からイスを二脚持ち出すと、まずはアキラを場外マットにボディスラムで叩きつける。
続いてデスペラードはアキラの左膝の上にイスを置き、もう一脚のイスで打ちつける。そしてデスペラードはリングへ。
アキラはリングに戻ると、必死にエルボーを繰り出す。だが、デスペラードは膝を蹴りつけて動きを止め、ロープを用いて左足を痛めつける。
続いてデスペラードはフライングメイヤーから、アキラの膝を踏みつけてダメージを与え、ストレッチマフラーの体勢に。慌ててアキラはロープエスケープ。
するとデスペラードは左膝にギロチンドロップを落とし、インディアンデスロックで捕獲。アキラがチョップを繰り出すと、デスペラードは大げさに倒れ、アキラは逆に足にダメージを負ってしまう。
さらにデスペラードは寝転びポーズで足を痛めつけるが、アキラは何とかロープエスケープ。するとデスペラードは離れ際につまずく素振りで、アキラの膝にニードロップを落とす。
劣勢のアキラは、突進してきたデスペラードをタランチュラで捕獲しようとする。だが、デスペラードは逆にアキラの膝をロープを用いて締め上げる。
続いてデスペラードはニークラッシャーへ。アキラが切り抜けると、デスペラードはジャーマンの体勢に。だが、アキラはカサドーラからフットスタンプをお見舞い。
そしてアキラは串刺しラリアット、串刺しエルボーを浴びせ、「イクゾー!」の雄叫びからティヘラ。デスペラードが場外に落ちると、アキラは空中技へ。
だが、デスペラードは身をかがめ、場外に着地したアキラを客席に突き飛ばす。さらにデスペラードはアキラを引きずりまわし、ステージに向けて投げ飛ばす。
アキラは足でステージを蹴りつけて衝突を回避するが、膝にダメージを負ってしまう。デスペラードは再度、アキラを叩きつけようとするも、逆にアキラは叩きつけて、助走を取り突進。
デスペラードはアキラをカウンターで持ち上げるが、アキラはステージ上に着地し、トラースキックを決めると、そこからラ・ケブラーダをお見舞い。場内は「ア・キ・ラ!」コールが発生。
そしてアキラはリングに戻り、デスペラードに追撃のトペ・スイシーダ。アキラはデスペラードをリングに戻してカバー。
デスペラードがカウント2ではね返すと、アキラはファイヤープレックスの体勢に。だが、デスペラードは膝を蹴りつけて脱出。
デスペラードはエルボーを浴びせ突進するが、かわしたアキラはロープの反動を利用してジャーマン。そしてニーストライクからカバーするが、これはカウント2。
ならばとアキラはスピードファイヤーの体勢に。だが、デスペラードは切り抜けてロコ・モノ。かわしたアキラは高速ジャーマン。
そしてアキラは突進するも、デスペラードはカウンターのスパインバスター。カバーをアキラがカウント2ではね返すと、すかさずデスペラードはストレッチマフラーで捕獲。アキラはロープに手をかけるが、デスペラードはさらに締め上げてダメージを与える。
ここでTJPがリングサイドに駆けつけ、アキラに檄を飛ばす。しかし、優勢のデスペラードはギターラ・デ・アンヘルの体勢に入る。
アキラがこらえると、デスペラードは膝を蹴りつけてからニークラッシャーの体勢に。だが、アキラは顔面に膝を叩き込んで回避し、追撃の延髄斬りをお見舞い。
続いてアキラは雄叫びからスピードファイヤーへ。しかし、デスペラードは切り抜けてギターラ・デ・アンヘルを炸裂。アキラはカウント2で必死にはね返す。
するとデスペラードは雄叫びを上げ、ピンチェ・ロコの体勢に。だが、アキラは回避し、今度こそスピードファイヤーを炸裂。
カバーをデスペラードがカウント2ではね返すと、すかさずアキラは、TJPの眼前でピノイストレッチでデスペラードを捕獲。デスペラードは何とかロープに手をかけてエスケープ。
ならばとアキラはジャーマンを狙う。デスペラードがロープに腕を伸ばすと、アキラは腕を捕獲。だが、デスペラードは足を蹴りつけて脱出。
しかし、アキラはエルボーでひるませ、意地のファイヤープレックスを炸裂。しかし、カウントは惜しくも2。
するとアキラは「ア・キ・ラ」コールを煽り、ファイヤーボールを発射。だが、かわしたデスペラードは一気にヌメロ・ドスで捕らえ、そのまま締め上げる。
アキラが必死に耐えると、デスペラードはその状態で持ち上げてさらに締め上げる。それでもアキラがギブアップしないと見るや、デスペラードは自ら解除し、アキラの膝をマットに打ちつける。
続いてデスペラードはグラウンドでのドラゴンスクリューからストレッチマフラー。そして再度ヌメロ・ドスを狙うも、アキラは必死にこらえる。
するとデスペラードは技を解き、エプロンに立ったTJPを見つめる。TJPはタオルを投げるが、それをデスペラードはキャッチ。
そのタオルを、寝た状態のアキラは奪い取り、場外に放り投げる。アキラは意地で立ち上がってエルボー。だが、デスペラードは仁王立ち。
デスペラードは強烈なエルボーでアキラを吹っ飛ばすが、アキラもエルボーを返していく。だが、ひざまいてしまう。
するとデスペラードはエルボーからアキラの足を蹴りつけるが、アキラはトラースキックから横入り式エビ固め。
デスペラードがカウント2ではね返すと、アキラはトラースキック。するとデスペラードはロコ・モノを炸裂。そしてデスペラードはヌメロ・ドスを決め、ついにTJPはギブアップ。デスペラードが粘るアキラを仕留め、6勝目をつかんだ。