セミ(第9試合)はAブロック公式戦、高橋ヒロム(5勝2敗)vs石森太二(5勝2敗)。これまで何度も死闘を繰り広げてきた両雄。直近のシングルマッチは昨年の6.21後楽園のIWGPジュニアヘビー級王座戦で、そのときは王者石森が同年の『BOSJ』覇者ヒロムを撃破している。果たして今回の結末は?
ヒロムはIWGPジュニアヘビーのベルト、そして「BOSJ30攻略本」を手に花道を進む。石森のページには「マッスルチワワ」と記載されている。その攻略本を、放送席のミラノコレクションA.T.氏に預ける。
開始のゴング、まずはロックアップで組合い、石森がコーナーまで押し込む。ヒロムは体勢を入れ替え、離れ際に逆水平チョップ。
だが、石森はかわし、串刺し攻撃を狙う。ヒロムが場外に逃れると、石森は追いかける。
そしてヒロムはリングに上がり、トップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを狙う。しかし、石森はバク宙で切り抜け、エプロンへ。
するとヒロムは石森の足を引っ張って場外に落とし、エプロンからショットガンドロップキックをヒット。
そしてヒロムは石森を南側の階段に連れ出し、通路でブレーンバスターを狙う。だが、石森が逆に投げ返す。
続いて石森は助走をつけて掟破りのショットガンドロップキックをヒット。ヒロムは豪快に吹っ飛ぶ。そして石森はリングへ。ヒロムはカウント19でリングにギリギリ生還。
すると、石森はヒロムの左腕にエルボーを落とし、さらに金具むき出しのコーナーに肩を打ちつける。
石森はさらなる腕殺しを敢行し、コブラクラッチで捕獲。続いて変形のアームロックに持ち込むが、ヒロムは必死にロープエスケープ。
ヒロムはチョップで返すも、石森は腕を蹴りつけて動きを止める。だが、続くロープワークの攻防はヒロムがティヘラで制す。
続いてヒロムは金具むき出しのコーナーに石森を叩きつけ、串刺しヒロムちゃんボンバー。さらに低空ドロップキックからファルコンアローで叩きつけてカバーするも、カウントは2。
さらにヒロムは肩に担ぐが、石森は切り抜け、ヒロムを肩に担ぎ上げ、金具むき出しのコーナーに叩きつけようとする。
ヒロムは回避するが、石森は意地でコーナーに叩きつけると、さらにスライディングジャーマンスープレックスを炸裂。
続いて石森はコーナー最上段から450°スプラッシュを繰り出すが、ヒロムは回避。続いて打撃の攻防からヒロムはジャーマン。
しかし、石森は着地し、ここからラリアットの相打ちに。そして技の読み合いから、石森はラ・ミスティカを仕掛ける。
だが、ヒロムは空中で受け止め、肩に担ぐ。すると、石森はリバースフランケンシュタイナーで切り返す。そしてロープに走るが、ヒロムはポップアップしてシットダウン式パワーボムで叩きつける。ここでダブルダウン。
ここからヒロムはローリングエルボー。さらにラリアットからロープに走るが、石森は受け止める。ヒロムは切り抜けてヒロムちゃんボンバーを繰り出すも、石森もラリアットを繰り出し、またもダブルダウン。
すると、ここでレフェリーが石森の肩を確認し、試合終了のゴングを要請。ヒロムがレフェリーストップ勝ちを収めた。
試合後、リングドクターがリングに上がり、石森の容態を見る。レフェリーはヒロムの腕を突き上げようとするが、ヒロムは拒否。
そして、セコンドの肩を借りて引き上げる石森に、ヒロムは声をかけてから退場した。