メイン(第10試合)はAブロック公式戦、高橋ヒロム(4勝2敗)vsTJP(4勝2敗)。ブロックのトップ争いに生き残っている両雄。ここでの勝利が、このあとの戦いに大きな影響を及ぼしてくる。TJPのテクニックを、ヒロムはどう攻略するのか?
ヒロムはIWGPジュニアヘビーのベルト、そして「BOSJ30攻略本」を手に花道を進む。TJPのページには「やっと会えるね」と記載されている。その攻略本を、放送席のグレート-O-カーンが寄越すように要求。しかし、ヒロムは無視し、ミラノコレクションA.T.氏に預ける。
開始のゴングが鳴ると、場内は両者へのコールが交錯。そしてロックアップで組み合うと、ヒロムがロープに押し込む。
TJPは体勢を入れ替えて、ヒロムの打撃をかわすと距離を取る。続いて手四つの体勢から、TJPは腕を巧みに捕獲。
ヒロムも対抗し、腕を捕らえる。するとTJPはコークスクリューヘッドシザーズをお見舞い。ヒロムはヘッドシザーズで返すが、TJPは三点倒立から脱出。
続いて両者は足をロックした状態で、二人揃って三点倒立の体勢となり、顔面への張り手の応酬。体勢が崩れると、打撃のかわしあいを経て、両者は一旦離れる。
TJPはエプロンに出て、ヒロムを誘う。だが、ヒロムは応じず。逆にヒロムはリングに座り込み、TJPに手招き。しかし、TJPはエプロンに座り込む。
すると、ヒロムはリングで寝転ぶ。TJPも同じポーズ。ここでしびれを切らしたのか、ヒロムが突進。だが、TJPはロープ越しのオクトパスホールドで捕獲。
ヒロムが場外に落ちると、TJPはリングに投げ入れ、顔面を踏みつける。さらにヒロムの背中に膝を食らわせ、変形のアームバー。
続いてTJPは逆水平チョップから串刺し攻撃を狙う。だが、ヒロムはショットガンドロップキックで反撃。
しかし、スキをついてTJPは首固め。ヒロムが返すと、TJPは蹴りつけ、ブレーンバスターの体勢に。だが、腕に力が入らない。
するとTJPはロコモーション式のハーフハッチスープレックス3連発からカバー。しかし、カウントは2。
ヒロムはチョップで反撃。だが、TJPは膝蹴りからロープへ。するとヒロムは追走しハサミワザ。
さらに串刺しラリアットを浴びせ、低空ドロップキックをヒット。TJPが場外にエスケープすると、ヒロムはエプロンからショットガンドロップキックを発射。
ヒロムは気合いの雄叫びを上げ、TJPをリングに戻すと、ファルコンアローを炸裂。しかし、カバーはカウント2。
ならばとヒロムは肩に担ぎ上げるも、TJPは切り抜けてヘッドバット。さらにトラースキックからローリングソバットをヒット。
ヒロムはハンマースルーを仕掛けるが、TJPはセカンドロープに飛び乗って振りむきざまにフライングエルボー。さらに串刺しエルボーを見舞うと、顔面ウォッシュを敢行。
ここで一気にTJPはマンバスプラッシュを発射するが、切り抜けたヒロムは肩に担ぎ上げ、ターンバックル・デスバレーボムを炸裂。
続いてヒロムはショットガンドロップキックを決めるが、TJPも負けじとショットガンドロップキックで反撃。さらにニーストライクからカバーするも、ヒロムはカウント2で必死にはね返す。
そしてヒロムは技の読み合いから、Dで捕獲。これはTJPがロープエスケープ。するとヒロムは肩に担ぐが、TJPは回避。
続くヒロムのヒロムちゃんボンバーをかわすと、TJPはトルネードDDTを狙う。ヒロムは切り抜け、技の読み合いからサムソンクラッチ。だが、TJPは押しつぶす。
ヒロムも回避し、今度こそ意地のヒロムちゃんボンバーを炸裂。ここでダブルダウン状態に。
ヒロムはTJPをエプロンで捕らえるが、TJPはリングに逃れる。するとヒロムはロープを挟んだ状態でエルボーの連発から、場外に向けてブレーンバスターを狙う。
TJPは切り抜けてトラースキックをヒット。そしてコーナー最上段から、トップロープに固定されたヒロムの背中にマンバスプラッシュを炸裂。
続いてTJPはヒロムの後頭部にファイヤーボールを突き刺しカバーするも、ヒロムはカウント2で必死にはね返す。
ならばとTJPはマンバスプラッシュを発射するが、ヒロムはDで捕獲。だが、TJPは回避し、ピノイストレッチで捕らえる。ヒロムは死に物狂いでロープに逃れる。
するとTJPはヒロムを肩に担ごうとするが、力が入らない。そして今度はヒロムがTJPを引きずり起こそうとするが、TJPはすばやい動きでDDT。
そしてTJPはニーストライクを繰り出すも、かわしたヒロムはキックの波状攻撃。TJPにトラースキックを決めてヒロムちゃんボンバーを狙うも、かわしたTJPは突進。
するとヒロムはカウンターで担ぎ上げ、ダイナマイト・プランジャーを炸裂。しかし、カバーはカウント2。
ならばとヒロムは雄叫びを上げ、ヒロムちゃんボンバーへ。かわしたTJPは腕ひしぎ逆十字に持ち込む。だが、ヒロムは持ち上げてシットダウン式パワーボム。そして今度こそヒロムちゃんボンバーを決めると、一気にTIME BOMBを炸裂。TJPは返すことができず、ヒロムが5勝目をゲットした。