セミ(第9試合)はAブロック公式戦、KUSHIDA (1勝3敗)vs石森太二(3勝1敗)。KUSHIDAは昨年6月の新日本復帰時に、当時IWGPジュニアヘビー級王者の石森に宣戦布告。だが、KUSHIDAは手足口病の療養で戦線離脱し、両者の対決は流れてしまった。それからときを経て実現する因縁の一戦、KUSHIDAが落とし前をつけるのか? それとも宮城出身の石森が地元で返り討ちにするのか?
KUSHIDAはIWGPジュニアタッグのベルトを腰に入場。
開始のゴング、ロックアップからバックの取り合いを経て、両者は一旦離れる。
続いてKUSHIDAは巧みに足を捕らえ、さらにヘッドロック。続くロープワークの攻防はKUSHIDAがカニ挟みから、石森の左腕を捕らえて締め上げる。
そしてKUSHIDAは起き上がり小法師チョップをお見舞い。石森はサミングで回避し、串刺し攻撃へ。だが、KUSHIDAはキックで迎撃し、石森の腕にチョップを落とす。
続いてKUSHIDAは石森の両腕を足で捕獲。そこからデルフィンクラッチを決めるが、これはカウント2。
するとKUSHIDAはロープを用いて石森の腕を痛めつけてから、アームブリーカーをお見舞い。
だが、石森も技の読み合いから、エプロンのKUSHIDAの左腕を捕らえて、ロープに打ちつける。
ここで石森はコーナーパッドを外す。そしてロープで石森の左腕を痛めつけてから、さらに腕殺しをお見舞い。続いてコブラクラッチから、ハンマーロックの体勢で捕らえバッククラッカー。
たまらずKUSHIDAは場外へ。すると石森はKUSHIDAの腕を鉄柱に打ちつけようとするが、逆にKUSHIDAが石森の腕を引っ張って打ちつける。
KUSHIDAがリングに戻ると、石森はストンピングを浴びせる。そしてKUSHIDAの肩を金具むき出しのコーナーに打ちつけると、ショルダーバスターを炸裂。
続いて石森はラ・ミスティカを狙うも、KUSHIDAは切り抜けてアリキック。だが、石森は低空ドロップキックをKUSHIDAの肩にお見舞い。
しかし、KUSHIDAは突進してきた石森を、金具むき出しのコーナーにコンプリートショットで叩きつける。そしてKUSHIDAは串刺し掌底、さらにヒップトスから顔面に低空ドロップキック。
続いてKUSHIDAはアームロックを狙うも、石森は切り抜けてバックに回る。するとKUSHIDAは足を蹴りつけ、さらにコーナーを背負った石森にドラゴンスクリューを敢行。
続いてKUSHIDAはコーナー最上段から石森の足にダイビングニードロップを連発。そしてヒールホールドで捕らえる。場内は「石森」コールが巻き起こる。
石森がロープに逃れようとすると、KUSHIDAはリング中央に戻してヒールホールド。石森は必死にロープエスケープ。
するとKUSHIDAは石森の左腕にドロップキックを浴びせ、ホバーボードロックを狙う。だが、石森は空中で受け止め、サイファーウタキで切り返す。
そして石森はKUSHIDAを引きずり起こし、ブラディークロスを狙う。しかし、自身の足に力が入らないと見ると、Bone Lockへ。
だが、KUSHIDAは切り抜け、バックの取り合いから石森にローリングエルボー。だが、石森もエルボーを返し、ロープへ。するとKUSHIDAはキックで迎撃し、シェルショックを炸裂。
カバーを石森がカウント2ではね返すと、KUSHIDAは掟破りのBone Lockで捕獲。石森はエビ固めで切り返し、これをKUSHIDAが返すと、ラ・ミスティカ式Bone Lockへ。だが、KUSHIDAも切り抜け、ここからBone Lock狙いの応酬に。最後は石森が捕獲するも、KUSHIDAはロープエスケープ。
すると石森はKUSHIDAにリバース・ブラディーサンデーを炸裂。カバーはKUSHIDAが必死にカウント2ではね返す。
ならばと石森はブラディークロスを狙うも、KUSHIDAは回避し、飛びつきアームロック。これを石森は力づくでブラディークロスに切り返す。石森はダメージでカバーが遅れるも、KUSHIDAは返すことができず。石森が辛勝を収めた。