第5試合はAブロック公式戦、リオ・ラッシュ（4勝0敗）vs DOUKI（1勝3敗）。どちらもトリッキー&スピーディーな動きが武器なだけに、白熱の攻防となるのは必至。黒星先行のDOUKIだが、ここで開幕4連勝と好調のラッシュにストップをかけ、意地を見せたいところだ。

　開始のゴングと同時にDOUKIはラリアット。だが、切り抜けたラッシュは延髄斬りで場外に追いやり、トペ・スイシーダを炸裂。
　そしてラッシュがDOUKIをリングに戻すと、DOUKIはすばやい動きでお返しのトペ・スイシーダをお見舞い。
　DOUKIはラッシュをリングに上げる、コーナー最上段からラ・ランツァへ。だが、ラッシュは切り抜けて軽快なスピンキック。
　続いてラッシュはバックドロップの体勢に入るが、DOUKIは回避。さらに顔面かきむしりから、串刺し攻撃を狙う。
　ラッシュは逆に串刺しラリアットを浴びせ、さらにラリアットを狙う。だが、かわしたDOUKIはラリアットを食らわせ、続いてサハラウィ・スープレックスを炸裂。これはカウント2。
　ならばとDOUKIはデイブレイクを狙うが、ラッシュは空中で受け止め、キーウィークラッシャーのように叩きつける。
　そしてラッシュは手拍子を煽り、ラッシュアワーを狙う。だが、DOUKIは足を捕らえて阻止。しかし、スープレックス・デ・ラ・ルナを切り抜けたラッシュは、カウンターのスパニッシュ・フライ。
　続いてラッシュはファイナルアワーを繰り出すが、DOUKIはイタリアンストレッチNo.32で捕獲。ラッシュは丸め込みで返すも、これはカウント2。
　するとラッシュは打撃のコンビネーションからロープへ。かわしたDOUKIは投げっぱなしのドラゴンスープレックスをお見舞い。
　DOUKIは雄叫びを上げ、再度スープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に。だが、ラッシュは回避。するとDOUKIは延髄斬りを食らわせ、しつこくスープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。
　しかし、ラッシュはバックを取られた状態でロープをつかむ。そしてラッシュはスキをついて丸め込むが、DOUKIはイタリアンストレッチNo.32で切り返す。その状態でカバーすると、ラッシュはカウント2ではね返す。しかし、DOUKIがそのまま締め上げると、ラッシュは逃れることができずギブアップ。DOUKIがラッシュを食い止めることに成功した。　　

　
DOUKI「オイ、どうだ？ 見たか？ 俺のやってきたスタイル、間違いじゃなかっただろ？ 連勝中のリオ・ラッシュを止めて、これで満足だと思うか？ 俺が目指してるのはよ、たった1勝じゃねえんだよ。決勝に進んで優勝する。それだけが俺の願いだよ。さて、次の対戦相手、誰か分かるか？」
　

　
──マイク・ベイリー。
DOUKI「（※答えた記者に向かって）なんでニヤニヤしてんだよ、この野郎！ （※英語で）マイク・ベイリー！ オマエは日本語も英語も、そしてフランス語、スペイン語、たくさんの言語を理解してるんだよな？ じゃあ、オマエに一言くれてやろう。クソうるせえんだよ！」
　
　

　
リオ「なんでも全部できるってわけじゃないよな。この負けをあまり抱えるつもりはない。このトーナメントでは、1敗したからといって、優勝できないわけじゃないからな。苦い薬だったが、人生は全てが完璧に進むことはない。人間という者は完璧を目指すが、これが俺に見合った結果なのかもしれない。DOUKIを軽視していたが、彼は世界から賞賛を受けるに値する人だ。俺を倒した。ズルをすることもなく。ギブアップするほどのキツい技を極めた。あれ以上は無理だった。少しなら耐えられると思ったが。肩がかなり痛い。トーナメント前半で少し頑張りすぎて、そのしわ寄せが来ているのかもしれない」
　

　
リオ「DOUKIは運が良かった。DOUKIに祝いの言葉を贈ろう。立て直して、アイシングをして、前を見て、『BEST OF THE SUPERJr.』で優勝する。（※テーピングに書かれた家族の名前を見つめて）すまない」