メイン(第10試合)はAブロック公式戦、リオ・ラッシュ(2勝0敗)vs高橋ヒロム(1勝1敗)。3.21長岡でのIWGPジュニアヘビー級王座戦の激闘が記憶に新しい両雄。王者ヒロムに敗れるも、あと一歩のところまで追い込んだラッシュがリベンジを狙う。
ヒロムはIWGPジュニアヘビー、そして「BOSJ30攻略本」を手に入場。ラッシュのページには、「デンジャラスコモドドラゴン」と記載されている。
開始のゴングが鳴ると、互いにニヤリと笑みを浮かべる。そして額を突き合わせ、言葉をかわしてから、同時にロープに走る。両者は激突寸前で踏みとどまり、一旦距離を取る。
今度はヒロムがキックから串刺し攻撃を狙う。だが、ラッシュは切り抜けると、すばやい動きでヒロムを翻弄。さらにヒロムちゃんボンバーをマトリックスディフェンスでかわし、延髄斬りをヒット。ヒロムは場外にエスケープ。
そしてヒロムがリングに戻ると、再びロープワークの攻防に。ヒロムはショットガンドロップキックでラッシュを場外に落とすと、追いかけて肩に担ぎ上げる。
だが、ラッシュは切り抜け、エプロンにヒロムの腹部を打ちつける。しつこくヒロムは肩に担ぐも、ラッシュは回避し、ブレーンバスターをお見舞い。そしてヒロムの攻略本を両手で掲げて、場内にアピール。
続いてラッシュは観客のイスを借りると、場外に設置。そしてヒロムを座らせて逆水平チョップをお見舞い。さらにリングを一周してヒロムへの攻撃を狙うが、ヒロムはカウンターのフロントスープレックスを炸裂。その衝撃でイスは壊れてしまう。
ヒロムはラッシュをリングに戻してカバー。だが、レフェリーはイスの破損を理由にカウントせず。するとヒロムは「俺のせいじゃない」とアピールしてから、ラッシュに逆水平チョップ。
さらにヒロムは串刺しのヒロムちゃんボンバーから低空ドロップキックをヒット。カバーをラッシュがカウント2で跳ね返すと、ヒロムは首4の字で捕獲。これはラッシュがロープエスケープ。
ラッシュは打撃を繰り出すが、ヒロムはエルボー一発でダウンを奪う。続くロープワークの攻防は、ヒロムがロープを用いた首4の字を狙う。
だが、ラッシュは力で回避し、ヒロムを場外に落とす。さらにラッシュはエプロンからのキックでひるませ、トペ・スイシーダを炸裂。さらにラッシュは追撃のトペ・スイシーダをお見舞い。
勢いに乗るラッシュは、なんと三発目のトペ・スイシーダを敢行。大ダメージを負ったヒロムは、カウント19でリングにギリギリ生還。
ヒロムはエルボーの連発からラッシュを担ぐ。だが、ラッシュは切り抜けてエルボー。そしてヒロムちゃんボンバーをかわすと、ジャンピングニーを食らわせ、旋回式のF5のように叩きつける。
続いてラッシュはラッシュアワーを繰り出すが、ヒロムは切り抜ける。そして技の読み合いから、ターンバックル・デスバレーボムを炸裂。
続いてエプロンでの攻防となり、ヒロムがトラースキックを食らわす。そしてエプロンでデスバレーボムを敢行。衝撃でラッシュは場外に落ちてしまう。
ヒロムは雄叫びを上げ、ラッシュをリングに戻すとダイナマイト・プランジャーを炸裂。しかし、カバーはラッシュがカウント2でキックアウト。
するとヒロムはヒロムちゃんボンバーを狙うも、ラッシュはカウンターのトラースキック。そしてファイナルアワーを繰り出すが、ヒロムは回避。
ならばとラッシュが突進すると、ヒロムはカウンターのフロントスープレックス。だが、ラッシュはセカンドロープに飛び乗る。
そしてリバーススプラッシュを浴びせてから、ファイナルアワーを発射。だが、ヒロムは両膝で迎撃。そしてラッシュを担ぎ上げてTIME BOMBへ。
しかし、ラッシュは脱出。ヒロムはトラースキックを決めるも、ラッシュは負けじとオーバーヘッドキック。するとヒロムはローリングエルボーを繰り出すが、ラッシュもローリングエルボーで応戦。
続いてラリアットの相打ちから、ヒロムはヒロムちゃんボンバーへ。しかし、ラッシュはカウンターのスパニッシュ・フライを決め、追撃のスタナー。
そしてラッシュはファイナルアワーを繰り出すも、ヒロムはカウンターのカッター。だが、カバーはラッシュがカウント2でキックアウト。
ならばとヒロムは担ぎ上げるが、ラッシュはリバースフランケンシュタイナーで切り返す。そしてラッシュアワーを決めると、一気にファイナルアワーへ。ヒロムは逃げようとするが、背中で被弾してしまう。
ラッシュのカバーを、ヒロムはカウント2で意地のキックアウト。すると、ラッシュはしつこくファイナルアワーを狙う。
ヒロムは立ち上がり、コーナー上のラッシュを捕らえる。だが、ラッシュはヘッドバットの乱打でヒロムを落とし、ついにファイナルアワーを炸裂。ヒロムは返すことができず、ラッシュが激勝。3.21長岡の借りを返すと共に、開幕3連勝を飾った。