第4試合はAブロック公式戦、DOUKI（1勝1敗）vs石森太二（2勝0敗）。ジュニアのトップ戦線浮上を目論むDOUKIが、初の石森超えを目指す。

　開始のゴングと同時に石森は襲いかかると、DOUKIも応戦し、ロープワークの攻防に突入。DOUKIはアームホイップからドロップキックで石森を場外に落とし、エプロンを用いた倒立式DDTを狙う。
　だが、石森は受け止めると、DOUKIの肩を鉄柱に打ちつける。ここで石森はコーナーパッドを外す。
　DOUKIがリングに戻ると、石森は左腕攻めを開始。アームバーで痛めつけるが、これはDOUKIがロープエスケープ。
　DOUKIは延髄斬りを狙うも、石森はかわしてロープへ。するとDOUKIはトペで対抗。さらにDOUKIは突進してきた石森を、開脚でかわして場外に追いやると、トペ・スイシーダをお見舞いする。
　DOUKIは石森をリングに戻し、ラ・ランツァを食らわせてカバー。石森がカウント2ではね返すと、DOUKIはサハラウィ・スープレックスを炸裂。しかし、これもカウントは2。
　ならばとDOUKIは土遁の術を狙うも、石森は回避。そしてDOUKIのラリアットをかわすと、金具むき出しのコーナーにDOUKIの肩を打ちつける。
　続いて石森はハンマーロックの体勢から、ショルダーバスターを炸裂。さらに突進するが、DOUKIは切り抜けてイタリアンストレッチNo.32で捕獲。これは石森がロープエスケープ。
　ならばとDOUKIはデイブレイクを狙う。だが、石森はキャッチし、サイファーウタキへ。これを切り抜けたDOUKIは、スープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に。
　これは石森が回避するが、DOUKIはアトランティーダのような体勢から石森を叩きつけてからカバー。石森がカウント2ではね返すと、すかさずDOUKIはイタリアンストレッチNo.32へ。石森は足をロープにかけて何とかエスケープ。
　するとDOUKIは今度こそデイブレイクを炸裂。しかし、カバーは石森がカウント3寸前ではね返す。DOUKIは気合いの雄叫びを上げ、またもスープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。
　だが、石森はアームブリーカーで切り返す。ここから両者はラリアットの相打ちを繰り広げる。最後はDOUKIが意地のラリアットで石森をなぎ倒す。
　そしてDOUKIは摩利支天を狙うも、石森は切り抜けてラ・ミスティカの体勢に。だが、DOUKIは回避し、ホルヘ・リベラ・スペシャルへ。
　しかし、石森は脱出し、Bone Lockで捕獲。DOUKIがロープに近づくと、石森はリング中央に戻して締め上げる。DOUKIはたまらずギブアップ、石森が開幕3連勝を飾った。

石森「（※アゴを押さえながら）危なかった！でも、ここで負けてたら話にならない。確かにDOUKIはすげぇけど、甘くないから。あぁ。どういう生き方をしてきたかというのを言葉で残すよりも、リング上で、戦いで見せればいい。ただ、一つだけ言っといてやる。地獄から這い上がってきたのはオマエだけじゃねぇんだよ。

さて、次はいよいよリオ・ラッシュだな。この日を楽しみにしてたよ。しかもメインイベントだろ？なぁ。キッチリ締めてやるからよ。オマエら、楽しみにしとけ。と、いうことで、今日はここまでだ」

DOUKI「ああ～クソッ！（※前屈みで荒い息を吐き）追い詰めたと思ってもよぉ、このわずかな差が、このわずかな差が、さすが石森太二だと思ったよ。クソーッ！これで1勝2敗か？

いつもだったらよ、俺は最初調子よくて、後が尻すぼみするとこだからよぉ、まぁいいよ。まだまだリーグ戦は始まったばっかりだ。（※立ち去りながら）気持ちはよぉ、全然違ぇよ」