メイン(第10試合)はAブロック公式戦、高橋ヒロムvsマイク・ベイリー。昨年、前人未到の『SUPER Jr.』3連覇を成し遂げたヒロムにとって、今回はその記録更新と自身初となるIWGPジュニアヘビー級王者としての優勝が懸ったシリーズに。その大事な初戦で、テコンドー仕込みの蹴りと空中技が武器のIMPACT!からのニューカマー、ベイリーを迎撃する。両者は2017年に一度、イギリスで対戦し、そのときはヒロムが勝利を収めている。
ヒロムはIWGPジュニアヘビー、そして「BOSJ30攻略本」を手に入場。ベイリーのページには、「久しぶり!6年ぶりだね」と記載されている。
開始のゴング、場内は「ヒロム」コールが発生。すかさずベイリーは笑顔でヒロムに拍手を送る。すると、場内は「ベイリー」コールも巻き起こる。ここでベイリーはヒロムに握手を求める。これにヒロムも応え、さらにハグをかわす。
すかさずヒロムはスキをついて肩に担ぎ上げるも、ベイリーは切り抜け、ショルダータックルでなぎ倒す。
さらにベイリーはリープフロッグ、さらにネックアップからカウンターのキックでヒロムからダウンを奪う。場内は大きな「ベイリー」コールが発生。
さらにベイリーはマシンガンミドルキックからハイキック。ヒロムが場外に落ちると、ベイリーは空中技を狙う。ヒロムが回避すると、ベイリーは逆水平チョップ。両者は場外でエルボー合戦に突入。
ヒロムが競り勝つも、ベイリーはジャンプしてテコンドーキックを炸裂。
ベイリーはヒロムをリングに戻し、コーナー最上段からダイブ。ヒロムはかわすと串刺しのヒロムちゃんボンバー。さらに低空ドロップキックで場外に吹っ飛ばすと、エプロンからショットガンドロップキックをヒット。
続いてヒロムはベイリーを場外フェンスに打ちつけると、南側の階段を上り、通路でブレーンバスターを敢行。そしてダッシュしてショットガンドロップキックを炸裂。
ヒロムはベイリーをリングに投げ入れ、「『SUPER Jr.』が帰ってきたぞ!」と雄叫びを上げてからカバー。これはカウント2。
そしてベイリーは逆水平チョップで反撃。だが、ヒロムは逆に逆水平チョップからブレーンバスターの体勢に。ベイリーは回避するが、ヒロムは意地のファルコンアローを炸裂。
さらに肩に担ぐが、ベイリーは脱出し、ハンドスプリングからバク転。そしてジャンピングキックをヒロムに炸裂。
続いてベイリーはソバット、カカト落とし、ハイキックと畳み掛ける。さらにその場飛びシューティングスタープレスを決めるが、これはカウント2。
するとバズソーキックを繰り出すも、ヒロムは回避。そしてロープワークの攻防に移ると、ベイリーはハンドスプリングエルボー。しかし、ヒロムはキャッチしてジャーマンを炸裂。
ヒロムは肩に担ぐも、ベイリーは脱出。だが、技の読み合いからヒロムはポップアップ式シットダウン・パワーボム。さらにターンバックル・デスバレーボムを決め、ダイナマイト・プランジャーの体勢に。
しかし、ベイリーはウラカン・ラナで切り返す。ヒロムが返すと、ベイリーはサッカーボールキックからその場飛びのムーンサルトダブルニー。
そしてベイリーはバズソーキックを叩き込んでカバーするが、ヒロムはカウント2ではね返す。ならばとベイリーは竜巻旋風脚を繰り出すも、ヒロムは切り抜ける。そして突進してきたベイリーを、コーナーにフロントスープレックスで投げつける。
ヒロムは「ベイリー!」と気合いを入れて突進。だが、ベイリーもダッシュし、両者はぶつかり合うと、そこからエルボーの応酬に。
さらにベイリーはミドルキック。さらにフェイントからのトラースキック。ヒロムも意地のヒロムちゃんボンバーを決めるが、ベイリーは立ち上がる。
するとヒロムはベイリーを担ぎ上げてエプロンに運び、トップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを狙う。しかし、こらえたベイリーはリングに戻ると、エプロンのヒロムをフロントキックで場外に吹っ飛ばす。そしてベイリーは三角飛びムーンサルトアタックを炸裂。
ヒロムはカウント18でエプロンへ。するとベイリーはフロントキックを繰り出すが、ヒロムはキャッチ。しかし、ベイリーは水面蹴りから、エプロンでムーンサルトダブルニー。だが、ヒロムにかわされ、ダメージを食ってしまう。
そして、ヒロムは今度こそトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを炸裂。ヒロムはベイリーをリングに戻し、ダイナマイト・プランジャーを食らわせてカバー。だが、ベイリーはカウント2で必死にはね返す。
ならばとヒロムはヒロムちゃんボンバーへ。ベイリーはかわすも、ヒロムは意地でヒロムちゃんボンバーを炸裂し、TIME BOMBの体勢に。だが、ベイリーは丸め込みで切り返す。
ヒロムも丸め込みで返すが、ベイリーはキックアウト。すかさずヒロムが突進すると、ベイリーはカウンターでグリーンティー・プランジを炸裂。しかし、ヒロムはカウント2で何とかはね返す。
ならばとベイリーは気合いを入れ、ヒロムちゃんボンバーをキックで食い止めると、サイドキックを炸裂。そしてキックの応酬に競り勝つと、竜巻旋風脚をお見舞い。そしてとどめのアルティマウエポンを炸裂すると、ヒロムはカバーを返すことができず。ベイリーが価値ある勝利をゲットした。