第2試合はAブロック公式戦、田口隆祐vs石森太二。
これまでもコミカル&シリアスなせめぎ合いを見せてきた“仙台対決”。今回、勝利の女神が微笑むのは?
ゴング前、田口は握手を求めるも、石森は拒否。
開始のゴングと同時に、田口はドロップキックを連発。さらに追撃のドロップキックで石森を場外に落とすと、三角飛びプランチャを炸裂。場内は大きな「田口」コールが巻き起こる。
そして田口は場外で石森の左足を捕らえ、場外マットに膝を打ちつける。さらに田口は石森の左足を蹴りつけ、追撃の低空ドロップキックをヒット。
田口は石森をリングに戻し、ミサイルキックをお見舞い。だが、カバーはカウント2。すかさず田口はオーマイアンドガーアンクルを仕掛けるが、石森はロープエスケープ。
勢いに乗る田口はニークラッシャーから膝に低空ドロップキック。そしてオーマイアンドガーアンクルを狙うが、石森は丸め込みで切り返す。
だが、田口は切り抜け、執拗にオーマイアンドガーアンクルを仕掛ける。しかし、石森も脱出し、すばやくBone Lockで捕獲。
すると、田口はスキをついて回避し、またもオーマイアンドガーアンクルへ。石森が逃れようとすると、田口はどどんを狙う。
これを石森は切り抜けてブラディクロスへ。田口は逃れるも、石森はラ・ミスティカ式Bone Lockへ。すると田口は無念のタップアウト。石森が逆転勝ちを収めた。
石森「油断も隙もねぇな! 何だアイツは!? 田口が一切笑いなしで試合してる時点で、真面目じゃねぇだろう! そうだろう、違ぇか? ホンット、アイツはよく分からねぇし読めねぇけど、とりあえず初戦クリア。次、明日か。明日はティタンだな。どう料理してやっかな。と、いうことで、今日はここまでだ」
田口「(※バックステージに来るなりヒザをついて)あぁ…うぁ…今年…今年はやるんだよ、今年は。冗談じゃないよ。真面目にいくんだ。今日は、今日は結果が伴わなかった。(※立ち上がって)だけど、残り勝てばいいんでしょ? 残り…東スポさん、何かあります?」
──残り勝てばまだ準決勝進出の可能性はあります。
田口「本当ですか? 東スポさん情報だと残り全部勝てば、まだ勝ち上がれる可能性があるということなので、はい。真面目に、近年まれに見る真面目さで。最近ファンになった方にはね、初体験となる『SUPER Jr.』でしょう。“こんな田口初めて”、“こんな凄い田口初めて”。今日は初夜でしたね。残念な初夜でしたけど、真面目にやろうと思って。真面目にやると決めましたんでね」
──残りも全部真面目に?
田口「はい、残り全部」
──真面目に?
田口「真面目に、はい。真面目にやりますよ。ふざけると思ってるでしょ?」
──ちょっとだけ。
田口「真面目ですよ。生まれ変わりました」
──生まれ変わった?
田口「生まれ変わりました。“シン・田口隆祐”……東スポさん、何か上手い締めはありますか?」
──いやぁ、幸先悪いですからね(笑)。シン・田口だったら普通は白星からスタートかと思ったんですけど。
田口「はい、そこは黒星から始まる優勝があってもいいじゃない。黒星スタートは優勝の定石みたいなものですから。まぁ連敗だけはなんとかしないように。はい、歯切れも悪いようで……以上です。まぁ小さいキンタマじゃなくて良かったですけど。何かありますか、東スポさん、小さいキンタマに関して? (※質問が飛んでこないと)特にない?」
──はい、特に(笑)。
田口「リオ・ラッシュと同じということで、特にないですね」