【試合ルール】
試合順は当日発表。大岩が3選手とシングルマッチ5分1本勝負で連戦を行なう。3連勝した場合、NJPW WORLD認定TV王座への挑戦権とCSテレ朝チャンネルより焼肉券20万円分が与えられる(1勝の場合は1万円分、2勝の場合は5万円分)。
「CSテレ朝チャンネル Presents ヤングライオン THREE CONSECUTIVE BATTLE」として、特殊ルールで行われる第0試合。
まずは“挑戦者”大岩が入場し、続いて1人目の相手となるオレッグが登場。
1本目の開始となり、大岩がヘッドロックを切り返して反対に頭を極める。だが、オレッグが体勢を入れ替え、再びヘッドロックで絞る。
すると大岩は脚を取るが、またもやオレッグがヘッドロックで捕獲。そこから大岩が逃げると、オレッグはショルダータックルを食らわせ、エルボー連打、エルボースタンプ、飛行機投げなどで攻め込む。
その後も大岩は防戦一方となり、オレッグがフロントスープレックスから腕を極める。しかし、大岩がロープへ逃げ、回転エビ固めで逆襲。そして、逆エビ固めを極めるも、オレッグが耐え抜いてタイムアップとなった。
その直後、2人目の中島がリングへ飛び込み、大岩にエルボー連打を見舞って試合がスタート。大岩もエルボー連打を返すが、中島がさらに荒っぽくエルボーを打ち込んでいく。
これで中島がペースを掴み、ストンピング連打、アームホイップ、ストンピング、ショルダースルーなどで追撃。そして、逆エビ固めで絞るも、大岩がロープへ逃れる。
続いて大岩が逆水平チョップを浴びせると、中島は追走式エルボーで逆襲。だが、大岩がカウンタードロップキックで巻き返し、串刺しドロップキック、フライングショルダータックルへ繋ぐ。
だが、中島がキック攻撃とボディスラムで大岩を黙らせ、再び逆エビ固めを狙う。すると大岩は下から張り手を見舞うが、中島が張り手3連発で報復。
続いて中島は今度こそ逆エビ固めを極め、急角度で絞り上げる。しかし、大岩が必死に耐え抜き、辛うじて引き分けに持ち込んだ。
ここで3人目のロイベが登場し、リングインするなり大岩へストンピング連打をお見舞い。すると大岩は首固めを繰り出すが、ロイベが跳ね返し、フロントハイキックで吹き飛ばす。
さらにロイベは、ストンピング連打、エルボードロップ、ハンマーブローで追撃。それで大岩はボディスラムを切り返し、ロイベを丸め込む。
続いて大岩は、エルボー連打、ローリングエルボー、ショートレンジドロップキックでロイベに追撃。しかし、ロイベがカウンターフロントハイキックでなぎ倒し、ボディスラム、ギロチンドロップを食らわせる。
それでも大岩がフォールを返すと、ロイベは逆エビ固めで捕獲。渾身の力で絞り上げると、大岩はついに力尽きた。
この結果により、大岩は0勝1敗2分でチャレンジを終了。何も得ることはできなかった。
大岩「(※バックステージに来ると床に座り込み)あぁクソッ! このカードが発表された時、俺はザックに挑戦できるチャンスだって、そう思った。けど、今日の試合見て、1回戦、オレッグ、引き分け。クソッ! 2回戦、中島佑斗、引き分け。一番悔しいのは最後に出てきたオスカーにギブアップしたことだ。
この試合はTV王座の挑戦権じゃなくて、俺にこの屈辱を与えてくれた。俺は明日から今日よりもっと強くなる。今日の試合があったことで、明日、俺は今日より強くなって、そして近い将来、俺がTV王座チャンピオンになってやります。今日はクソ悔しい結果に終わったけど、でもヤングライオンの中の闘いはまだ終わったわけじゃないから。
特に中島佑斗、今日は決着ついてないからな。ギブアップしてないぞ。次やる時は俺がギブアップ獲ってやる。ありがとうございました」
中島「大岩、オイ! オマエのことは一生大っ嫌いだ。一生気に食わねえ。これきっかけに、どうせなら一生バチバチに殴り合っていこうや」
ロイベ「新日本プロレスで初めての勝利だ。このシチュエーションで、勝つために何でもやった。今日は初の勝利だ。俺はやり続けるよ。もしヤツにチャンスがまたあるならば、俺が次のチャレンジャーになる。俺が唯一の勝者なんだ。ボルチン・オレッグと引き分け。ユート・ナカジマと引き分け。そして俺は勝った。
もしまたやるならば、俺を選べよ。ベターな試合をしてやる。ザック・セイバーJr.、ジェフ・コブ、誰であろうと俺は闘うよ。俺はヤングライオンで一番になりたいんだ。ベスト・ヤングライオンだ! サンキュー」
オレッグ「お疲れさまです。今日は一発目、大岩さんと当たって、また勝てなかったけど、本当に最初からいこうと思ったけど、上手くいけなかった。また、このシリーズ終わったら道場に帰って、また練習したいと思うんで、このシリーズはいっぱい試合があったから、ほとんど全部の試合見て研究して頑張りたいんで。大岩さんとも二人で毎回試合しているから、いつか決めないと、誰がプロレスとして強いか。でも、この前も言ったけど、デビューの時も大岩さんと試合して、シングルマッチの時も初めて大岩さんと試合して、ずっと二人で闘いになっているから。闘いはもちろんリングの上では相手だけど、二人で強くなりたいから。俺も強くなって、大岩さんも二人とも凄い強くなりたい。私も大岩さんのおかげで強くなる、大岩さんも私のおかげで強くなっていきたいと思います」
──もしこの試合形式がもう一度あるとしたら、3人に挑戦したいですか?
オレッグ「もちろん。3人を倒したいっす。最初から本当にそうだったら、5分、5分じゃないですか? 早めに一つずつ勝たないと、最初から思いっきりで最初の人を倒して2、3……私もこれやりたいです。一人で3人と闘うの凄いじゃないですか? 3人に勝ったら本当に凄いなと思う。それやってみたいし、自分の強さも分かるし、3人に勝ったら凄い。それがあったら思いっきり頑張りたいです」
──3人に続けて勝つ自信はありますか?
オレッグ「あります。ただ、もうちょっと。本当にちゃんと頑張れば何でもできると思う。自分から。練習をちゃんと真面目にやれば、さぼらなくて、研究して、試合見て、全部真面目にやれば何でもできると思う。頑張りたいです。3人とも倒したいです」