第1試合はIWGP USヘビー級王座ナンバーワン・コンテンダートーナメントの決勝戦。4.16フィラデルフィア大会で行なわれた1回戦でフレッド・ロッサーを破ったランス・アーチャーと、5.21ロングビーチ大会で行なわれた1回戦で棚橋弘至を破ったウィル・オスプレイが、大阪城ホールで雌雄を決する。現IWGP USヘビー級王者のケニー・オメガへの挑戦権を手にするのはどっちだ?
先に入場のランスは白いマスクを被っての登場。セコンドのヤングライオンたちを蹴散らすと、後から入場してきたオスプレイがコーナーに上がってコールを受けた瞬間に襲撃。場外に連れ出すと鉄柵に叩きつける。
さらにテーブルの上へのチョークスラムを狙うランス。だが、オスプレイはテーブルの上に上手く着地。鉄柵からピッピーチェリオを炸裂させると、コーナーに上がってコークスクリューのムーンサルトアタックだ。
そして、ランスをリングに戻してピッピーチェリオを狙うオスプレイ。だが、これをキャッチしたランスは再びチョークスラムを狙う。ならばとオスプレイは1回転して着地すると、続くランスのラリアットを避けてオスカッターだ。
そして、早くもヒドゥンブレードを狙うオスプレイ。しかし、ランスはこれをカウンターのラリアットで迎撃。コーナーに叩きつけると滅多打ちだ。さらにコーナー間を走ってバックエルボーを連続で打ち込んでいくランス。強烈なエルボーを叩き込んで、オスプレイを追い込んでいく。
オスプレイもエルボーで反撃し、さらにステップキックを連打。そしてハンドスプリング式のオーバーヘッドキックだ。ならばとフライングボディシザースでオスプレイの反撃を断ち切るランス。お返しのステップキックから強烈なフロントキックでオスプレイをふっ飛ばしてしまう。さらに場外に転落したオスプレイにエプロンからトペ・コンヒーロだ。
オスプレイをリングに戻したランスはコーナーに上げて、必殺のブラックアプトの体勢に。これを必死に阻止するオスプレイはランスにエルボーを打ち込んで距離を取ると、後頭部にピッピーチェリオだ。
そしてストームブレイカーを狙うオスプレイ。ランスに阻止されると、ロープに飛んだランスをスパニッシュフライで叩きつけ、今度は自らコーナートップに上がる。だが、ランスはこれを追いかけて駆け上がり式のニーアタック。続けてブラックアウトで叩きつける。
しかし、オスプレイはこれをカウント2でキックアウト。ならばとランスはコーナーに上がって、狙うはムーンサルトだ。しかし、オスプレイはこれを追いかけてコーナーにランスの頭を固定してチーキーナンドスキックだ。
そして、コーナーから持ち上げてストームブレイカーを狙うオスプレイ。だが、これを脱出したランスはチョークスラムで反撃。オスプレイがキックアウトするとショートレンジのラリアットを放つ。
しかし、これを避けたオスプレイはトラースキックでヒザに一撃。これでヒザをついたランスの顔面にさらにサイレントウィスパーのように死角からキックを炸裂させる。そして、ヒドゥンブレードで一撃だ。
それでも立ち上がって向かってくるランスの正面に、ジャンプしながらヒドゥンブレードをぶち込んだオスプレイ。腰を落としたランスの顔面に正面からヒドゥンブレードを炸裂させると、トドメも後頭部にヒドゥンブレードで一撃。これでランスから3カウントを奪い、オスプレイがIWGP USヘビー級王座への挑戦権をもぎ取った。