第5試合はフレッド・ロッサーvsジュース・ロビンソンのシングルマッチ。前STRONG無差別級王者であり、『NJPW STRONG』のトップ戦線で活躍中のロッサーに対し、現在はAEWに主戦場を変えたジュースは久々の新日本マット登場だ。ジュースは現在でもBULLET CLUBを名乗り、先日は新日本追放後にAEW入団を発表したジェイ・ホワイトとの共闘も示唆したばかり。波乱含みのシングルマッチとなりそうだ。
試合前、リングサイドにジュースの妻であるトニー・ストームの名前の入った張り紙がされたイスが映し出される。そしてロッサーが先に入場しようとすると背後からジュースが襲撃。入場口のあるステージでロッサーを滅多打ちにしてしまう。さらにジュースは着ているTシャツを使ってチョーク攻撃だ。
続けてボディスラムで叩きつけたジュース。そして、ドリル・ア・ホール・パイルドライバーで串刺しだ。まだまだ手を緩めないジュースは、コスチュームのベルトを外してムチのように使って滅多打ち。そしてステージから下ろすとリングの下の床でブレーンバスターだ。
ここでようやくロッサーをリングに上げたジュース。なんとジュースの暴挙を咎めたレフェリーをなんとぶん殴ってしまう。そして今度はトニー・ストームの名前の入った張り紙のしてあるイスを持ち出すと、リングに上がってロッサーを滅多打ちだ。
さらにコスチュームのポケットから小銭を取り出して握りしめたジュースは、立ち上がったロッサーに背後からナックルで顔面に一撃。そしてマイクを持ってこさせたジュース。倒れているロッサーに「俺の妻の名前を二度と出すな! 俺の妻の名前を二度と出すな!」とがなり立て、カメラに向かって中指を突き立てると、そのまま引き上げていった。試合はノーコンテストと宣告され、哀れロッサーはやられるだけやられて、セコンドに抱えられて引き上げていったのだった。