セミファイナル(第6試合)の『NJC』2回戦は、EVILと1回戦シードのジェフ・コブによる一騎打ち。EVILは3.8福島の『NJC』1回戦では成田蓮を、急所攻撃からのEVILで仕留めた。EVILとコブは2021年の『G1 CLIMAX 31』公式戦で対戦し、そのときはコブがEVILの無法ファイトをはねのけ、ツアー・オブ・ジ・アイランドで勝利。約1年半振りの再戦の結末は果たして?
EVILにはディック東郷が帯同。コブはオーカーン、フレッチャー、ヘナーレと共に花道を進む。コブはコール時、EVILのポーズをまねて挑発。
開始のゴング、EVILはセコンドのUNITED EMPIREを警戒する。ここで東郷が場外からコブの足を捕らえ、すかさずEVILが襲いかかる。
EVILはヘッドロックで捕らえ、続いてショルダータックルを連発。だが、コブは仁王立ち。するとEVILは顔面かきむしりからロープに走るが、コブはショルダータックルでなぎ倒す。
EVILが場外にエスケープすると、すかさずUNITED EMPIREの面々がランバージャックデスマッチのようにリングに投げ入れる。コブはEVILをハンマースルーでコーナーに投げつける。その衝撃でEVILは転倒。
コブはEVILを引きずり起こし、もう一度コーナーに打ちつける。さらにブレーンバスターで持ち上げ、そのまま前方に落としてカバー。
EVILが返すと、コブは背中を踏みつける。ここで東郷がエプロンに上がると、コブはリングに引きずり込み、EVILの上に重ねる。そしてコブは二人の上で波乗りポーズを見せる。
EVILはコブに握手を求め、スキをついてキック。コブはその蹴り足を受け止めるも、EVILはサミングから場外に連れ出す。
EVILがコブを鉄柵に叩きつけると、本部席が崩壊し、阿部リングアナが巻き添いを食らう。さらにEVILはコブの首にイスをかけ、EVILホームランを炸裂。
コブはカウント14でリングに生還。すると、EVILはTシャツでチョーク攻撃。さらにコブの左足を蹴りつけ、エルボーを落としてカバー。だが、コブは豪快に跳ね返し、身体が浮かんだEVILは驚きの表情。
コブはエルボーで反撃し、EVILの足をレフェリーに預けると、顔面にトラースキック。EVILのお株を奪うような攻撃を見せる。
そしてコブはラリアット、バックエルボー、ドロップキックとたたみかける。さらにEVILを抱え上げ、コーナーに叩きつけてからオクラホマスタンピード。これはEVILがカウント2ではね返す。
ならばとコブはEVILを引きずり起こし、串刺し攻撃へ。だが、EVILは切り抜け、フィッシャーマンズバスターの体勢に。コブがこらえると、EVILは強引にコブを金具むき出しのコーナーに叩きつけ、フィッシャーマンズバスターを炸裂。
カバーをコブがカウント2ではね返すと、EVILはダークネスフォールズを食らわす。しかし、コブはこれもカウント2でキックアウト。
EVILは首切りポーズから、EVILの体勢に。だが、コブは回避。そしてEVILを金具むき出しのコーナーに叩きつけ、アスレチックプレックスを炸裂。
続いてコブはEVILに串刺しエルボーを食らわせ、コーナー最上段に腹ばいで設置すると、雪崩式サイドスープレックスを炸裂。カバーはEVILが必死にカウント2でキックアウト。
するとコブはEVILに突進。しかし、EVILはレフェリーを盾にコブの動きを止め、レフェリーを利用してマジックキラーを狙う。だが、コブが足をバタつかせ、レフェリーは巻き添いを食ってしまう。
すかさず東郷がリングインし、EVILはマジックキラーを狙う。だが、コブは切り抜けると、逆に東郷を利用してEVILにマジックキラーを炸裂。
カバーをEVILがカウント2で跳ね返すと、すかさずコブはその場飛びムーンサルトプレスをお見舞い。これもEVILは何とかカウント2ではね返す。
ならばとコブはEVILにレインメーカー式のツアー・オブ・ジ・アイランドを狙う。しかし、EVILは切り抜け、EVILの体勢に。
コブは回避し、バックを取るが、EVILはレフェリーをつかむ。するとレフェリーがEVILの顔面に張り手を見舞い、一気にコブがジャーマンを炸裂。
そしてコブは雄叫びを上げ、とどめのツアー・オブ・ジ・アイランドの体勢に。だが、東郷がEVILの足をつかんで阻止。コブが突進すると、EVILはフロントキックで迎撃。そしてEVILがレフェリーの注意を引きつけると、東郷がスポイラーズチョーカーでコブの首を締め上げる。しかし、ヘナーレが駆け寄り、東郷は逃げる。
ここでEVILはしつこくEVILを狙うも、コブは回避し、またもバックを取る。だが、EVILは再びレフェリーをつかんで逃れ、コブにバックエルボー。
コブはラリアットを繰り出すが、EVILがかわすと、レフェリーに突っ込んでしまう。だが、コブは衝突寸前で踏みとどまる。しかし、EVILはコブを突き飛ばし、レフェリーに激突させる。
そしてEVILはコブに顔面かきむしり。続いて東郷がまたもスポイラーズチョーカー攻撃へ。するとヘナーレとフレッチャーが東郷を捕獲し、強制退場させる。だが、裕二郎とSHOが妨害。この騒ぎにレフェリー陣が駆けつける。
これを観た放送席のオーカーンは、救出に向かおうとするも、EVILがオーカーンの手首を手錠で鉄柵にくくりつけてしまう。
そしてH.O.Tはリングに勢ぞろいし、コブを取り囲む。コブは孤軍奮闘するが、東郷が飛びつきスリーパー。その状態でもコブはH.O.Tを殴りつける。
だが、EVILがトラースキックでコブの動きを止めると、H.O.Tは4人がかりでコブにストンピングを乱打。そして裕二郎とSHOがダブル攻撃を狙うが、コブは二人まとめてバックドロップで放り投げようとする。
しかし、東郷がローブローを浴びせ、ここからSHOがトーチャーツール、裕二郎がケインでコブを殴りつける。最後はEVILがコブにEVILを炸裂し、3カウントを強奪。EVILがなりふり構わず勝利を収めた。
試合後、手錠でつながれたオーカーンは怒りをあらわにする。EVILはコブを踏みつけながら、H.O.Tの面々と勝ち誇った。
EVILはリングを下りると、オーカーンを挑発してから退場した。