第5試合はボラドール・ジュニア&エル・デスペラード&レイ・コメタ組が、ルードのエチセロ&テンプラリオ&SHO組と激突。デスペラードが師匠と仰ぐボラドールと共闘するのが注目ポイントだ。また、ボラドールとテンプラリオにとっては、2.27後楽園のシングルマッチの前哨戦に。

　先発はコメタとエチセロ。まずはエチセロがコメタをロープに押し込む。コメタは距離を取り、続いてロックアップ。そしてリストの取り合いから、互いにアームホイップを交換。
　そしてエチセロがコメタをレッグロックで捕獲。しかし、コメタはコークスクリューヘッドシザーズの連発で応戦。
　だが、エチセロは脱出すると、コメタをロメロスペシャルで吊り上げる。続いてチョップでコメタをなぎ倒し、膝蹴りを連発。しかし、コメタは飛びついて華麗なティヘラ。
　次はボラドールとテンプラリオのマッチアップ。ボラドールはアームホイップ、ティヘラをお見舞い。そして互いにカバーの応酬から、一旦離れる。ここでボラドールはマスクを取る。
　続いてデスペラードとSHOのマッチアップ。SHOはキックからヘッドロック。だが、デスペラードはショルダータックルでなぎ倒す。さらにアームホイップから腕を捕獲。
　SHOは顔面かきむしりからハンマースルー。するとテンプラリオが加勢し、SHOがフロントキック。そして場外戦に持ち込む。
　リング上ではエチセロがコメタを高々とポップアップしフェイスクラッシャー。さらに低空ドロップキック。場外ではSHOがデスペラードを蹂躙。
　リング上、エチセロ組はコメタに連携のドロップキック。続いてエチセロ組はボラドールに襲いかかり、連携のジャーマンを炸裂。
　デスペラードが救出に入ろうとするが、エチセロ組はストンピングで鎮圧。そして打撃で蹂躙する。さらに連携の低空ドロップキックをお見舞い。
　優勢のエチセロ組はデスペラードに次々とレッグスプリット。そしてSHOが低空ドロップキックをヒット。
　デスペラードは孤軍奮闘するも、エチセロ組はストンピングで鎮圧。さらにロープに飛ばすも、コメタがエプロンからデスペラードをつかんで救出。さらに突進してきたエチセロに、コメタはキックをお見舞い。
　そしてデスペラードが同士打ちを誘うと、コメタがエチセロたちにロープ越しのボディプレス。さらにボラドールが、スワンダイブのボディプレスをお見舞い。
　続いてコメタが場外のエチセロにトルニージョを炸裂。リング上、ボラドールとデスペラードがテンプラリオに連携のドロップキック。
　するとSHOがボラドールをラリアットでなぎ倒し、デスペラードにはフィンガーロック。さらにサミングからハンマースルー。
　だが、デスペラードはスパインバスターで反撃し、ヌメロ・ドスを狙う。カットに入ったテンプラリオは、デスペラードにトラースキック。
　次はボラドールとテンプラリオのマッチアップ。ボラドールはバク宙を切ってからティヘラ。そして場外のテンプラリオにノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。
　リング上、コメタがエチセロにダイビングクロスボディ。しかし、エチセロは串刺しニーで反撃。そしてカサドーラから、脚力でコメタをコントロールし、エンブルホと呼ばれるジャベで捕獲。たまらずコメタはギブアップ、エチセロ組が勝利を収めた。

　
エチセロ「紳士淑女の君たち！ メキシコ、アメリカ、日本、世界中のみんな！ 俺たちはこの最大の舞台にふさわしい器だと証明するためにここに来た。俺たちは史上最大のライバルを探している！ 新日本プロレスよ、テンプラリオとエチセロはここの最強の首を盗りに来た。そうだ、求めるのは最強だ！」
　

　
テンプラリオ「俺は次世代！ 俺たちはルードの代表だ！ 俺たちはメキシコの最上団体CMLLの代表だ！ 俺たちが日本のみんなにテンプラリオ、エチセロこそがメキシコ最強だとわからせてやる！」
　

　
エチセロ「誰でも相手になってやるぞ！ 1対1でもタッグでもかまわない。俺たちが世界一のルチャ・リブレを見せてやろう」
　
※SHOはノーコメント
　

　
デスペラード「（※スペイン語でレイ・コメタに）大丈夫か？ ありがとうな」
　

　
レイ・コメタ 「オーケイ……オーケイ……オーケイ。今日は俺たちの日にはならなかった」
　

　
コメタ「でも日本で『FANTASTICA MANIA』が復活してうれしい。愛を込めて……（※両手でハートを作る）」
　

　
デスペラード「（※スペイン語で）歓迎するよ。来てくれてありがとう」
　

　
ボラドール「ありがとう。コメタが言った通り、幸先悪いスタートになってしまったが、まだ始まったばかりだ。ここから良い結果につなげていく。『FANTASTICA MANIA 2023』でメキシコ最強の力をしっかりお見せするよ」
　

　
レイ・コメタ「ありがとう」