レッドシューズ海野レフェリー20周年特別興行〜喜びも悲しみも3カウント〜
- 日時
- 2008年8月26日(火) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2000
全試合終了後、海野レフェリーの20周年を祝したセレモニーが行なわれ、海野レフェリーへ縁のある人々から花束などが贈られた。
そして、会場のビジョンにある人物からのお祝いVTRが流された。その人物とは、海野レフェリーが全日本プロレス時代にお世話になった仲田龍氏(現:プロレスリングNOAH)。
※VTRのメッセージを一部抜粋
仲 田「新日本プロレスファンの皆さん、こんばんは。皆さんの敵、NOAHの仲田と申します(会場爆笑)。海野レフェリー、20周年おめでとうございます。全 日本にリング屋としてキミが入ってきて『誰のファンなの?』と聞いたら、『藤波辰爾』と。嘘でもいいから『ジャンボ鶴田』と言ってほしかったな(笑)。毎 日毎日、僕は試練を出したけど、キミは頑張って辞めなかった。全日本プロレス、SWS、WARと、レフェリーとして色々なところで活躍していますね。い やー、本当に20年も頑張ってレフェリーを続けたと……」
※ここでNOAHの三沢光晴が、VTRの中に突然登場。「ハイ、終わり、終わり」と、ニコニコしながら仲田氏の座っているイスを押してフェードアウトしようとする。
仲田「新日本プロレスに入れてよかったね〜!(と言ってフレームアウトし、VTRは終了)」
かつてお世話になった人物からのメッセージに、驚きを隠せない海野レフェリー。笑顔を見せ、マイクを手にすると「本日はご観戦、誠にありがとうございま す。最後はかっこいい言葉でまとめたいと思ったんですけど、精神的にも肉体的にも限界なので(苦笑)」とファンに挨拶。そして、感謝の意味を込め、この大 会に参加した全選手のサインが入ったサインボールをファンにプレゼント。永田、棚橋、タイガー、田口と共に、ダンボールに入った100個のボールを観客席 へ投げ入れた。
「海野」コールが飛ぶ中、永田や棚橋、中西といった本隊の選手たちが海野レフェリーを胴上げ。最後にお約束どおり、海野 レフェリーがマットへ落とされると、尾崎リングアナウンサーが「レフェリー、レッドシューズ海野」とコール。大量の真っ赤な紙テープがリング内へ投げ入れ られた。
その後、平澤に肩車されながら客席を回った海野レフェリー。まるで引退式のような雰囲気に気づいたのか、すぐにリングへ戻って 「すいません、引退するわけではないので(会場爆笑)。また明日から新日本プロレス、ならびにレッドシューズ海野をよろしくお願いします!」とアピール。
新たなスタートを誓った海野レフェリーは、大歓声の中、退場していった。
コメント
海野「第一声、疲れた……。(興行時間は)2時間10分? 20分? そうか。いやぁ、感謝です。一言、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。最初はレフェリーがこんな事をやっていいのかという不安と、周り の目と色々な事を考えていましたけど、やってホントに良かったと思います。20周年という事で、また自分のレフェリー人生の後半戦のスタート。あと(プロ レスリング)NOAHからのビデオレターは最後まで会社が教えてくれなかったので。ホントは今日、NOAHも出てもらえる予定だったのに、大会が重なって しまって、なかなかそういう訳には。三沢(光晴)社長も最後に出て頂いて、NOAHに感謝します。(仲田)龍さん、ありがとうございました。あと、こうい う興行を出来たのも、菅林社長をはじめ、スタッフ、関係者、選手、天龍さんをはじめ皆さん、本当にありがとうございます。無事成功する事ができました。 あっ、さっきもリング上で言ったんですけど、引退試合では無いので、また明日から新日本プロレス、レッドシューズ海野をよろしくお願いします。今日はビー ル200本飲みます。以上です、ありがとうございました」