試合後、正気に戻ったオーカーンは、自身の敗北を認識すると、悔しさをあらわにUNITED EMPIREの仲間たちと退場。
一方、勝ち名乗りを受けた鷹木は、マイクを握る。
■鷹木のマイクアピール
「なんとか! 勝つことができたぞ(場内拍手)。昨日はNOAHとの対抗戦。宿敵・中嶋勝彦から、11年越しのリベンジを果たした(場内拍手)。そして今日は! KOPW、異種格闘技マッチで、オーカーンから勝った(場内拍手&歓声)。
鷹木信悟、もう怖いものは何もないぞ!(場内拍手&歓声)。次は2.11大阪! IWGP世界ヘビー級タイトルマッチだ!(場内拍手&歓声)。そのIWGP世界ヘビー級王者に! そうだそうだ、ちょっと話したいことがあってよ。まだ会場にいんだろ? いまから呼び出そうか。オカダ・カズチカ! 出てこい!(場内拍手&歓声)」
「オカダ」コールが巻き起こり、オカダがベルトを肩に登場。鷹木はマイクを続ける。
■鷹木のマイクアピール
「悪いな、オカダ! 1.4、1.5と邪魔して、今日は呼び出しちまってよ(場内拍手)。ちょっと大事な話があってよ。昨日、今日と乗り越えた。次は2.11大阪! タイトルマッチだ(場内拍手&歓声)。
オマエが提唱したこのKOPW。去年まではちっぽけなトロフィーだったが、見事ベルトに昇華したぞ(場内拍手)。こうしてビッグマッチのメインをはることができた。まさかまだ、興味がないなんて言わねえよな、オカダよ。
大阪でオマエが、そのIWGPを懸けるんだったら! 俺が持つ、このKOPWも懸けたっていいんじゃねえか?(場内拍手&歓声)。
なんだったら、オマエが提唱してくれたんだ。初のIWGP戦で、KOPWのルールで戦ったっていいんだぜ、おい? さあ、いますぐ返答を聞かせてもらおうか」
これに対し、オカダがマイクを握る。
■オカダのマイクアピール
「まあ、僕もIWGPヘビー級のチャンピオンだったときに、60分3本勝負。そういう特殊なルールもやりましたよ。ただ、その試合を経て、このIWGPの歴史を汚したと。やっぱり、このIWGPのベルトは、男と男の、ルールもなく、しっかりとしたプロレスで戦う。これがIWGP世界ヘビーのベルトだと、俺は思います!(場内拍手)。
KOPWのベルトも、すばらしいですよ。ただ、俺、二つのベルトを同時に愛すことは難しいかな。俺が愛してるのはこの、IWGP世界ヘビー級のベルトだけなんで。いま、二つを愛すと、叩かれちゃうかもしれませんから(場内笑)。世間が許しませんから、俺はしっかりと、このIWGP世界ヘビーのベルトと共に、戦っていきたいなと思います。まさか、何かルールがないと、俺に勝てないと思ってないですよね? そんなつまらない鷹木信悟、俺はイヤですよ。しっかりと、このIWGP世界ヘビーの、新日本プロレスの戦いを、二人で見せてやりましょうよ!(場内拍手)」
すると再びオカダがマイクを握る。
■鷹木のマイクアピール
「まあ、オカダならば! そういうだろうなと思ったよ、ハッハッハッ。だがな、オイ! 試合が終わってみれば、2本ベルトを持ってるのは俺だ!(場内拍手)。いいだろう、そのIWGPだけを懸けて、大阪! 究極の潰し合いをやろうぜ!(場内拍手&歓声)」
すると、オカダは世界ヘビーのベルトを掲げてから、リングをあとに。鷹木はもう一度マイクで語り始める。
■鷹木のマイクアピール
「あらためまして、あらためまして! 来た、来た、来たー! 待たせたな、内藤、ヒロム、SANADA! せっかくだから、中に入ってくれよ(場内拍手)。
ランバージャックということで、セコンドに仲間が来てくれたよ、ありがとう!(場内拍手)。カムヒアー、カムヒアー。
昨日はNOAHとの対抗戦、いや、金剛との対抗戦。なんとか3勝2敗で勝利したが、現在俺はKOPWのタイトル、ヒロムちゃんはIWGPジュニアのタイトル。だが、俺たちL・I・Jは、まだまだ! こんなもんじゃないぞ、オイ!(場内拍手&歓声)。
オイ、名古屋! 今日は声出し解禁だよな? なんか元気ないんじゃないか、オイ!(場内拍手&歓声)、オ~イ、名古屋~!!(場内拍手&歓声)。オ~イ、名古屋~!!(場内拍手&歓声)。ヨ~シ、次に名古屋に帰ってきたときも、俺たちがメインでキッチリ、締めてやるよ!(場内拍手&歓声)。
ということで、これからもユニットとしても、新日本プロレス、いや、プロレス界のテッペン目指して、龍のごとく! 駆け上がっていくぞ~!!(場内拍手&歓声)」
そしてL・I・Jはグータッチをかわし、鷹木を中心に記念撮影。そして鷹木は場内の歓声に応えながら花道を引き上げた。