レッドシューズ海野レフェリー20周年特別興行〜喜びも悲しみも3カウント〜
- 日時
- 2008年8月26日(火) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2000
-
第1試合 20分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
全試合開始前には、海野レフェリーのこれまでのヒストリーをまとめたVTRがビジョンで流された。そして、リング上に海野レフェリーが登場し、来場したファンに挨拶。この日の全対戦カードを自ら読み上げた。
また、海野レフェリーが「スペシャルゲストに来て頂きまして、自分との関係は酒飲み友達です」と言うと、なんと全日本プロレスの西村修が登場! お祝いの言葉を述べた西村は「地球上には60億の人間が……」と長くなりそうな演説を始めようとするが、海野レフェリーに「19時(試合)開始なんで早め 早めで」と止められて断念。お祝いの花束とワインを海野レフェリーに手渡し、実況席に解説者としてついた。
オープニングマッチは、井上&田口とミラノ&稔によるタッグマッチ。裁くのは、今宵の全試合でレフェリーを務める海野レフェリー。
田口は、かつてレッスルランドで使用した白と緑のパンタロン姿で登場。頭には、“あの会長”が被っていたアフロのカツラが……しかし、稔とのマッチアップでカツラを奪われてしまう。
そのお返しとばかりに田口は、トペフェイントから腰をくねらせて稔を挑発するも、ミラノに背後から攻撃されてしまう。これをきっかけに田口は失速するが、ドロップキックでミラノに反撃し、井上とタッチ。
ミラノは、井上を雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばし、トラースキックでフィニッシュを狙う。ところが、井上はランニングニーリフトで応戦。さらにブリッ ジするミラノにエルボードロップを落としてカバーに行くが、カウント3ならず。納得のいかない井上は、海野レフェリーに抗議する。すると、ミラノはその隙 を突いて反撃し、井上を押さえ込むも、田口のミサイルキックでカットされる。
終盤になると、田口と稔の場面になり、田口の投げっぱなしジャーマ ンを着地した稔は、ハイキックからミノルスペシャルへ。井上がカットするが、その後、田口はリング上で孤立してしまう。だが、ミラノのトラースキックを稔 に誤爆させることに成功。井上がミラノにスピアーを食らわせ分断している間に、田口は稔にどどんを炸裂させ、一気に3カウントを奪った。
試合後、田口が「海野さん、20周年、おめでとうございます。お祝いしましょう、踊りましょう! 海野さんのダンスが見たい人?(会場から大歓声)」と呼びかける。すると、海野レフェリーは、田口、井上と一緒にお祝いの“タグダンス”。会場を大いに沸かせた。
COMMENT
田口「海野さんにはいつもお世話になってますんで。20周年おめでとうございます。僕にひいき的なレフェリングで、これからもよろしくお願いします」
井 上「海野さん、レフェリー20周年おめでとうございます。その大事な大会の第1試合を任されて、何しろいつもと違う緊張がありました。今日、田口選手と組 んで、勝って終われてほっとしています。海野さん、これからも1試合1試合、積み重ねていくと思いますけど、30周年、40周年と。たぶん海野さんの事だ からずーっと続けていると思うんですけども、その次の大事な興行にも出れるように、僕も1試合1試合頑張ります。今日はありがとうございました」
田口「またお祭りがあったら、“レッスルランドの田口”が帰ってきます!」
ミラノ「海野レフェリー。20周年おめでとうございます。井上亘、明日誕生日おめでとうございます。俺にも誰か(誕生日おめでとうございますって)言ってくれよ」
稔「今日、いつも俺らの試合を裁いてくれている海野さんの興行なんでね。ばちっとイタリアブラザーズで勝ちたかったんだけどね。まっ、しょうがないです。俺は男の中の男なんでね、いいわけはしない。ブラザーのせいだよ」