第2試合終了直後、ライムライトを倒したフィンレーをフィッシュが急襲。これにフィンレーも応戦し、2人はもつれ合ったままバックステージへ消えた。
一方、キングストンとローラーもやり合い、ローラーが持ち込んだパイプイスをキングストンが奪う。すると、いつの間にかBULLET CLUBのジェイ・ホワイトが現れて背後から忍び寄るが、キングストンに気づかれて場外へ逃げ出す。
そして、ジェイは「まず初めにエディ、落ち着いてくれ。イスはそうやって使うものじゃないだろ!」とマイクで語りかけるが、キングストンはかまわずにイスを投げつける。すると、ジェイは「エディ、イスはこうやって使うんだ。こうやって座るためのものだ」と言ってそのイスに腰かけ、あらためてキングストンに向かって声をかける。
ジェイ「深呼吸してくれ。何をそんなに怒ってるんだ!? 俺はお前に挨拶をするために出てきたんだ。ラスベガスで会えなかったからな。俺のことが怖くて来れなかったが、それを病気のせいにしたんだろ!? 本当はどうかわからないけどな。俺はそう疑ってるぜ。そして、お前のホームタウンであるニューヨークで試合をした。もしかしたら俺の言ったことで気を悪くしたかもしれないが、今日は『NJPW STRONG』の創造者であり、父であるこの俺が、直々にお前を歓迎しに出てきただけだ」
ここでキングストンがマイクを要求すると、ジェイは「お前もマイクが欲しいのか!?」と言い、本部席のスタッフに指示してマイクを運ばせる。それを見たキングストンは「お前が渡せ! リングに上がって来いよ!」「かかって来いよ、ジェイ!」などと言って激しくエキサイト。しかし、ジェイは場外でマイクアピールを続ける。
ジェイ「エディ、もう1度お前がいま誰と話しているのかを思い出して欲しい。俺にツバが飛んでいるから、もう少しリスペクトを持って話してくれないか? (※エプロンへのぼり)日本プロレス界の権威ある歴史に詳しいお前だったら、もっと俺に敬意を払うことができるはずだ。お前が尊敬しているレジェンドたちのことを俺は見下している。俺はそいつらより強いし、すでに倒している。お前のお気に入りの選手の名前をいくつか挙げてやろう。オカダ、飯伏、“エース”棚橋…エディ、お前がこいつらと同列に扱われたいのなら、俺がお前に“SWITCHBLADE”と共に呼吸をするチャンスを与えてやろう! いまはまだ俺の時代であり、『NJPW STRONG』を含むプロレス界全体が“SWITCHBLADE ERA”の真っ只中なんだ!」
これを聞いたキングストンもマイクで応戦し、2人のあいだに緊迫した空気が流れる。
キングストン「(※ジェイに拍手をして)じゃあ、それを証明してみろ。リングに上がれ。(※ロープを開けて)チャンピオン様のためにロープを開けてやろう。入れよ、クソヤロー」
ジェイ「(※リングへ入らず)お前ごときに証明する必要があると思っているのか!? 俺はグランドスラム・チャンピオンであり、プロレス界に変革をもたらす男であり、マディソン・スクエア・ガーデンとユナイテッドセンターを1人で完売させた男だぞ!」
ここでついにジェイがリングへ入り、キングストンと急接近。
ジェイ「俺と闘いたいのか!?」
キングストン「やってやるぜ! ジェイ・ホワイト、お前とやってやるぜ! (※自分を見ないジェイに)俺の言っていることが聞こえないのか、クソヤロー!」
ジェイ「今日はやめておこう(※と言ってその場から立ち去る)」
ここでジェイはロープを開けるが、キングストンは無視。そして、「このあとも試合が続くのに、少し長くなってしまったな。今日闘いたくないのなら、2月18日の『BATTLE IN THE VALLEY』とかいう大会はどうだ!?」と言いながら前進し、今度はロープを挟んで2人がやり合う。
ジェイ「『BATTLE IN THE VALLEY』だな」
キングストン「(※横を向いて視線を合わさないジェイの耳元へ口を近づけ)そうだ。2月のその大会はどうだ?」
ジェイ「18日か?」
キングストン「2月18日だ」
ジェイ「サンノゼか?」
キングストン「お前の言うとおりだ」
ジェイ「サンノゼで2月18日に開催される『BATTLE IN THE VALLEY』だな」
キングストン「お前を生きたまま食ってやる」
ジェイ「(※キングストンと向き合い)お前がどれだけ大きな間違いを犯したのかを教えてやるよ!」
これでようやく2人が離れ、ジェイはキングストンを挑発しながら退場。それを見届けたキングストンは、「2月18日だ!」と言い残してリングを降りた。
NEMESIS
- 日時
- 2023年1月15日(日) 開場 10:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・The Vermont Hollywood(カルフォルニア州ロサンゼルス)