■「異種格闘技マッチ」ルール
道着を着れば道着を使って締め技もできる。
※道着を着るかは各選手の自由とする。
勝敗を決めるのはKO、TKO、タップアウトの3つのみ。
ランバージャックデスマッチルールで選手が場外に落ちた際は、リング内に押し戻されるものとする。
※2月11日(土・祝)大阪大会でのIWGP世界ヘビー挑戦権もかけることとする。
メイン(第7試合)は『KOPW 2023』争奪戦、保持者・鷹木信悟が挑戦者のグレート-O-カーンを迎撃。両者は1.5大田での『KOPW 2023』争奪戦4WAYマッチで激突(ほかの二人は矢野とSHO)。終盤、オーカーンは矢野を攻めたて勝利を目前とするも、鷹木が妨害。そして、鷹木は横取りするように矢野を沈め、KOPWのベルトを奪取した。
すると、試合後にオーカーンは「そのベルト、テメーには似合わねえ、よこせ」と詰め寄り、鷹木も臨戦態勢を見せた。
KOPWといえば選手がルールを持ち寄り、ファン投票で決定するのが恒例。鷹木は今回「鷹木式30カウントピンフォールマッチ」、オーカーンは「異種格闘技マッチ」を提案。その結果、オーカーンのルールが採用されることに。
KOPWの称号を手にし、2.11大阪のIWGP世界ヘビーに歩を進めるのは果たして……?
オーカーンは道着で登場。そしてアキラ、オスプレイ、ヘナーレとの“UNITED EMPIREトレイン”で花道を進む。続いて鷹木が道着を身にまとい、KOPWのベルトを肩に入場する。
ゴング前、オーカーンは「セコンドいないのか、オイ! ランバージャックだぞ!」と挑発する。
開戦のゴングが鳴ると、互いに牽制しあいながら、相手の襟をつかもうとする。オーカーンは巴投げのようにグラウンドに持ち込み、腕ひしぎ逆十字を狙う。
鷹木がこらえると、オーカーンは三角締めの体勢に。鷹木は切り抜けるも、オーカーンはもう一度腕ひしぎ逆十字へ。だが、鷹木はこらえて立ち上がる。
アリキック状態となり、オーカーンが立ち上がらないと見ると、鷹木は派手に受身を取って、そのままグラウンドの攻防に臨む。
オーカーンは足を取りにいくが、鷹木はロープエスケープ。スタンドに戻ると、オーカーンは襟をつかんで足払い。鷹木はこらえてロープに追い込むと、オーカーンを転がしてからショルダータックル。そしてセントーンを浴びせてカバーするが、これはルールにないため認められず。
ここでオーカーンが場外にエスケープすると、UNITED EMPIREが気遣う。
オーカーンがリングに戻ると、両者は組み合い、オーカーンはロープに追い込む。ここでL・I・Jの面々がリングサイドに登場。鷹木は「遅いよ!」と突っ込む。
続いてオーカーンが巴投げで鷹木を場外に投げ飛ばすと、すかさずUNITED EMPIREがリングに押し戻す。するとオーカーンは胴締めを決めるが、鷹木はロープエスケープ。
さらにオーカーンは払い腰から腕を決めにいくも、鷹木は脱出。しかし、オーカーンはしつこく腕ひしぎ逆十字の体勢に。鷹木はすかさずロープに手をかける。
続いて鷹木は体落としを狙うも、オーカーンは切り抜け、複合関節技へ。そして股裂きに移行するが、鷹木はロープエスケープ。
ここでオーカーンは亀の体勢の鷹木を、場外に蹴落とす。するとL・I・Jは体力回復の時間稼ぎのように、ゆっくりと鷹木をリングに戻す。
オーカーンはスキをついて足関節へ。鷹木はアキレス腱固めで対抗しようとするが、オーカーンは腕ひしぎ逆十字で意識をそらしてから、逆にアキレス腱固めへ。これも鷹木がロープに逃れる。
今度は鷹木がオーカーンの足を刈ってレッグロックを仕掛けるも、オーカーンは脱出。すると鷹木はエルボーを浴びせ、膝蹴りを連発。
怒ったオーカーンも膝蹴りで対抗。鷹木はダウンし、レフェリーがカウントを数え始める。鷹木はカウント8で立ち上がる。
鷹木は気合いを入れると、オーカーンと組み合い、一本背負いをお見舞い。さらにパンピングボンバーを浴びせると、ここで道着を脱ぎ捨てる。
そして鷹木は追走式キチンシンクからDDT。さらにスライディングラリアットを浴びせ、肩固めへ。オーカーンは足をロープにかけてエスケープ。
ここでオーカーンが場外に逃れると、L・I・Jがすばやい動きでリングに戻す。そして鷹木はエルボーからヘッドロック。だが、オーカーンは裏投げで切り返す。
さらにオーカーンは鷹木を押し倒すと、突進して大外刈りを炸裂。そして肩固めで締め上げるが、鷹木はなんとか足をロープにかける。
だが、オーカーンはお構いなしで鷹木をリング中央に戻して締め上げる。これはレフェリーが注意。
続いてオーカーンは道着を用いて鷹木を締め上げる。鷹木が回避すると、オーカーンはストンピング。そして、帯を用いてチョーク攻撃を敢行。ヒロムがエプロンに上がり抗議すると、アキラがエルボーで吹っ飛ばす。するとオーカーンがアキラに何やら話しかける。
さらにオーカーンは帯で鷹木の首を締め上げ、ロープ越しに絞首刑にする。すかさずアキラがヒロムに襲いかかり、レフェリーの注意を引きつける。
ダメージの大きい鷹木は場外へ。心配したL・I・Jの面々が駆け寄ると、オスプレイが内藤を鉄柵に打ち付ける。そしてヘナーレが捕らえた鷹木に対し、オスプレイが鉄柵を利用したオスカッターを炸裂。
続いてヘナーレが鷹木をリングに戻すと、オーカーンが裏投げのように叩きつける。ここでダウンカウントがスタートし、鷹木はカウント9で立ち上がる。
すかさずオーカーンは一本背負いを連発。だが、3発目は鷹木がスリーパーで切り返す。しかし、オーカーンは脱出して、逆に飛びつきスリーパーで捕獲。
すると、鷹木は裏熨斗紙で切り返す。そして鷹木はコーナー最上段からダイビングニー。ここで鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と気合いを入れ、左右のエルボーからヘッドバット。
そしてパンピングボンバーを狙うも、かわしたオーカーンはスリーパーで捕獲。だが、鷹木は強引に肩に担ぎ上げて一気にラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂。
ここでダブルダウンとなり、鷹木はカウント5で立ち上がる。オーカーンがカウント9で立ち上がろうとすると、鷹木はスライディングエルボー。そしてバックエルボーを乱打し、相手の道着をつかんで片羽締めで捕らえる。そこからさらに胴を締め上げると、ついにオーカーンは失神。すかさずレフェリーはゴングを要請、鷹木がTKO勝利でKOPW王座を防衛した。