メインイベント終了後、オカダが勝ち名乗りを受ける中、ジェイはIWGP世界ヘビー級ベルトを抱え込む。
それを海野レフェリーが厳しく注意するが、ジェイなかなか手を離さない。だが、ついにあきらめ、ようやくオカダの腰にベルトが巻かれた。
これでオカダがレインメーカーポーズを決めると、ジェイがその体へしがみついて必死に立ち上がり、オカダに何か言葉をかける。そして、崩れるように後ずさりしてリングを降りると、外道の肩を借りながら退場した。
ここでオカダはあらためてレインメーカーポーズを披露し、リング上からジェイの後ろ姿を見つめる。すると、いきなり鷹木がリングへのぼり、マイクアピールを敢行。
鷹木「ちょっと、邪魔するぜー(※大歓声)。オカダ! IWGP世界ヘビー級王座、奪還おめでとう(※大拍手)。ま、そんなこと言うためだけに、わざわざ来たわけじゃねぇけどな。こっからが本題だ。オカダ、俺はちょうど1年前、ここでお前にそのベルトを獲られたこと、忘れたときがねぇんだよ!(※大拍手) 昨年はお前が提唱したKOPWにずいぶん振り回されてなぁ~(※大拍手)。だが、俺は俺なりに臥薪嘗胆(がしんしょうたん)することができた1年だった(※大拍手)。いまの試合を見てわかるように、オカダはすごくて強い。これは間違いないことだ(※大拍手)。だがよ、お客さんはよ、高いチケット買って見たいものは、非日常だよな!?(※大歓声&大拍手) 単刀直入に言ってやろう。再び俺がそのIWGP世界ヘビー級王座を奪って、新日本プロレスに非日常の世界を見せてやろうじゃねぇか(※大歓声&大拍手)。わかりやすい挑戦表明だ。オカダ、いい返事、待ってるぜ(※大歓声&大拍手)。あ、それからもうひとつ。次、俺がお前の前に来るときは、KOPWのベルトをしっかり手土産に持ってくるからな(※大歓声&大拍手)。俺の言いたいことは以上だ(※大歓声&大拍手)」
鷹木が言いたいことを言ってリングを降りると、オカダは「鷹木さん。邪魔するんだったら帰って下さい」とピシャリ。そして、ファンの「オカダ」コールを聞いたのち、あらためてマイクアピールを行なった。
オカダ「東京ドーーム!!(※大歓声&大拍手) 今日も、熱い熱い熱い声援、本当にありがとうございました!(※大歓声&大拍手) 声援の力がすごいパワーになりました。本当にありがとうございました(※大拍手)。そしてジェイ。マディソン・スクエアガーデンで闘って、東京ドームのメインイベントも闘って、次、また大きい素晴らしい舞台で、また闘おうぜ。ただな、まだ、お前とな、4勝2敗なんだよ。(お前の)勝ち越しで終わらせねぇからな。まだまだやるからな、この野郎!(※大拍手) そして、新日本プロレス50周年、1年間、本当にありがとうございました(※大拍手)。(※涙ぐみ)こんだけお客さんが入って試合ができて、本当によかったです。ありがとうございました(※大歓声&大拍手)。そして猪木さん! 僕たちの闘いは届きましたか!(※大拍手) まだ、50周年に来ただけなんで、猪木さんが作ったこの新日本プロレスを、闘魂を、どんどんどんどん受け継いで、100年、200年、新日本プロレスが続くように、まだまだ盛り上げていきますのでよろしくお願いします!(※大拍手) そして、これから始まります51周年が、こんなもんじゃないですよ、新日本プロレス。50周年を超えて、もっともっと素晴らしい新日本プロレスを皆さんにお届けします。そして、天国の猪木さんにもお届けします!(※大拍手) 皆さんが応援してくれるかぎり、新日本プロレスを愛してくれるかぎり、まだまだ新日本プロレスは続いていきます。そして、この俺がIWGP世界ヘビー級チャンピオンでいるかぎり、51周年の新日本プロレスに! カネの雨が降るぞーー!!(※大歓声&大拍手)」
これで場内に「RAINMAKER」が鳴り響き、オカダはレインメーカーポーズを決めてファンの歓声に応える。そして、阿部誠リングアナウンサーがその名前をあらたためてコールした。
その後、オカダはファンに手を振りながら長い特設花道を歩き、特設ステージへ到達。そして、あらためてマイクアピールを敢行し、ファンへ呼びかける。
オカダ「“猪木さん追悼興行”なのに、このまま終われないでしょう(※大歓声&大拍手)。せっかく声が出せるのに、このまま終われないでしょう!(※大歓声&大拍手) やりますか、皆さん!(※大歓声&大拍手) 猪木さんにとどけましょう!!(※大歓声&大拍手) 猪木さん! 新日本プロレスを創って下さり、本当にありがとうございましたー!! いくぞーーっ!! 1! 2! 3! ダーーッ!!」
オカダに合わせてファンが大合唱すると、場内に「炎のファイター」が鳴り響き、阿部リングアナがオカダの名前をコール。その直後、特設ステージ上で花火が打ち上げられ、オカダは感極まった表情で退場した。