アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~

日時
2023年1月4日(水)   14:45開場 17:00開始
会場
東京・東京ドーム
放送
バナーバナー
観衆
26,085人

第0-2試合
『KOPW 2023』進出権争奪ニュージャパンランボー

※SHO、オーカーン、矢野、鷹木が『KOPW 2023』決定戦4WAYマッチ進出権を獲得
レフェリー|佐藤健太

MATCH REPORT

※SHO、オーカーン、矢野、鷹木がが『KOPW 2023』決定戦4WAYマッチ進出権を獲得
(以下、退場順)1:EVIL、2:石井、3:DOUKI、4:金丸、5:ロッキー、6:田口、7:ヒクレオ、8:コブ、9:シェイン、10:マイキー、11:ヘナーレ、12:タイチ、13:裕二郎、14:KENTA、15:ファンタズモ

 第0-2試合では『KOPW 2023』進出権争奪ニュージャパンランボーを実施。この試合はシングルマッチからスタートし、1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤル。敗れた選手から退場していき、最後の4選手になった時点で決着とする。なおトップロープを越えて場外に転落した選手も退場に。出場選手と順番はテーマ曲によって発表となり、最後に残った4選手が2023年1月5日東京・大田区大会で行われる『KOPW 2023』決定戦4WAYマッチ進出権を獲得する。

 トップバッターはSHO。続いてヒクレオが登場し、最初のマッチアップはこの両者。SHOは突進するも、ヒクレオは肩に担ぎ上げる。SHOは脱出し、すかさず場外へエスケープ。ヒクレオはトップロープをまたいで場外へ。
 そしてヒクレオはSHOをリングに戻すと、ここで3番目としてEVILがディック東郷と共に花道を走ってリングイン。EVILはSHOと共にヒクレオにトレイン攻撃。だが、ヒクレオは切り抜け、SHOに豪快なラリアット。さらにEVILにチョークスラムを狙うが、EVILは回避。そしてEVILの体勢に入るも、ヒクレオは切り抜けてフルネルソンバスターを炸裂。
 4番目は石井智宏。石井はSHOを捕え、ヒクレオと共に連携の打撃。しかし、石井はスキをついて、ヒクレオに対しSHOと共にダブルのブレーンバスターを食らわす。
 5番目はグレート-O-カーンが入場。リング上では石井がヒクレオと逆水平チョップの応酬。オーカーンはリングサイドで様子をうかがう。H.O.Tも場外で時間稼ぎを見せる。
 ヒクレオは石井に馬乗りになりチョーク攻撃。すると、オーカーンが背後からヒクレオを襲撃。さらにオーカーンは石井の顔面を踏みつけていく。
 6番目はDOUKI。DOUKIはオーカーンにティヘラ、トペ・レベルサを見舞い場外に落とす。リング上では石井がEVILをエプロンに追いやる。EVILは石井をエプロンに連れ出し、ここで東郷が石井の足を引っ張ってアシスト。だが、石井は耐える。
 ここで7番目としてロッキー・ロメロが登場。ロッキーはSHOとEVILの同士討ちを誘い、EVILを排除。さらにロッキーはSHOにブレーンバスターをお見舞い。そしてロッキーはSHOにフォーエバーラリアットを敢行。
 8番目はKENTAが競歩で入場。KENTAがリングに入ると、石井が襲いかかる。だが、KENTAは顔面かきむしりからエルボー。石井はひるまず、エルボーで応戦。
 しかし、KENTAは石井をエプロンに追いやり、ロープを用いて顔面に拷問攻撃。オーカーンはロッキーをオーバー・ザ・トップロープで排除しようとするが、これは未遂に。
 9番目は金丸義信が登場。金丸はKENTAに襲いかかり、エルボーの応酬。さらに打撃を浴びせていく。しかし、KENTAもラフファイトで応戦。
 10番目はアーロン・ヘナーレ。リングに入ると、石井と真っ向からエルボー合戦を繰り広げる。そしてヘナーレはバーザーカーボムを決めるが、オーカーンがカットに入る。
 11番目は田口隆祐が登場。ここでヘナーレは石井をエプロンに追いやり、オーカーンと共にダブルキックで場外に落として失格に追い込む。
 田口はスキをついてヘナーレとオーカーンにヒップアタックを炸裂。そしてTシャツを用いてオーカーンにチョーク攻撃。さらに田口&ロッキーが金丸にダブルのヒップアタック。しかし、田口のカバーはロッキーがカットする。
 12番目はジェフ・コブが入場。リング上では金丸がヒクレオに低空ドロップキック。ロッキーは田口をオーバー・ザ・トップロープで追いやろうとし、それを場外からSHOがアシスト。しかし、田口はなんとかこらえる。
 リング上では金丸とDOUKIがヒクレオに連携の低空ドロップキック。そしてダブルのブレーンバスターを狙うも、ヒクレオは逆に二人を放り投げる。続いてヒクレオはDOUKI、金丸の順でオーバー・ザ・トップロープで場外に排除する。
 13番目はシェイン・ヘイスト。ヘイストはロッキーにキックの連発からリバースパワースラム。さらにパワーボムを狙うも、ロッキーはフランケンシュタイナーで切り返す。そしてロッキーはキックで反撃。
 14番目はマイキー・ニコルスが入場。ロッキーはヘイストの手をつかんでロープウォークを敢行するが、ニコルスが妨害。すかさずヘイストがドロップキックでロッキーを場外に排除。
 リング上では田口がヘイストにケツイェ。だが、ヘイストはカンチョーでディフェンス。そしてTMDKがタンク・バスターで田口から3カウントを奪取。
 15番目は高橋裕二郎。リング上ではKENTAとニコルスがやり合う。裕二郎はヒクレオにケイン攻撃を狙う。だが、ヒクレオはフロントキックで応戦。すると、コブがヒクレオに襲いかかる。
 ヒクレオはチョークスラムを狙うも、オーカーンがアイアンクローで妨害。そしてコブがトラースキック。続いてオーカーンがヒクレオにラリアットを叩き込み、オーバー・ザ・トップロープで排除する。
 16番目は矢野通。リング上ではTMDKがコブをオーバー・ザ・トップロープで場外に追放。さらにヘナーレにスーパータンク・バスターを狙うも、ヘナーレは切り抜けて同士討ちを誘う。ヘイストが場外に落ちて失格に。
 リング上、オーカーン&ヘナーレはニコルスを大空スバル式羊殺しで捕え、そのまま場外に追放し失格に追いやる。さらにオーカーン&ヘナーレはKENTAに襲いかかるが、SHOが妨害。
 17番目はエル・ファンタズモが登場。ファンタズモはヘナーレの背中に引っかき攻撃。そしてSHOと裕二郎とToo Sweetサインをかわす。
 ファンタズモはヘナーレをエプロンに追いやり、両者はエルボーの応酬。そしてファンタズモは乳首攻撃でヘナーレを場外に追放。ヘナーレは悔しい失格に。
 18番目はタイチ。タイチがリングに上がるも、ほかの選手は場外でやり合い、タイチ一人に。そのタイチに矢野が襲いかかるも、タイチは上手投げ。さらにタイチはオーカーンにも上手投げを決めて見せる。
 そしてラスト(19番目)は、昨年『KOPW 2022』を守り抜いた鷹木信悟が入場。鷹木はタイチとパンピングボンバー、アックスボンバーの相打ちを繰り広げる。さらに追走式ラリアットを決めるが、タイチも上手投げで反撃。
 すると、BULLET CLUBが4人でタイチに襲いかかり、オーバー・ザ・トップロープで場外に追いやってしまう。続いてKENTAが鷹木に馬乗りパンチ。さらに裕二郎とダブル攻撃を狙うも、鷹木は切り抜け、二人まとめてラリアット。そして裕二郎、KENTAを場外にオーバー・ザ・トップロープで追いやる。
 するとファンタズモが鷹木の背中に引っかき攻撃。そして打撃の応酬を繰り広げるも、ファンタズモがいきなり「パパ~!」とハグを求める。
 鷹木が応えると、ファンタズモはスキをついて攻撃を繰り出すが、鷹木は切り抜けてエプロンに追いやる。そしてショルダータックルで吹っ飛ばすも、ファンタズモは鉄柵に飛びついて失格を回避。そして、KENTAと裕二郎がファンタズモをエプロンに運ぶ。
 ファンタズモが鷹木を捕えると、そこにSHOが突進。しかし、鷹木は同士討ちを誘う。ファンタズモがこらえると、鷹木が襲いかかるも、ファンタズモはうまくエプロンに誘い込む。
 するとSHOがショルダータックルで突進するが、鷹木がうまくファンタズモと同士討ちさせ、ファンタズモはあえなく場外に落下。
 この結果、SHO、矢野、オーカーン、鷹木が勝ち残り、1.5大田区の4WAYマッチに進出することに。

COMMENT

鷹木「去年の1・4、一番最後に入場した俺が、今年はダークマッチだよ。へッ、面白いね。KOPWに関しては、昨年末に撤退を宣言したが、気が変わったよ。いろいろあってな。まぁ、新日本からもちろん打診はあったよ。前年度の覇者としてランボー出てくれと。俺からしたら、ふざけんなと思ったよ。散々、(KOPWの)タイトルマッチをあれだけやって、年が明けたらリセット? ドームの本戦にも組まれない。ふざけんな、この野郎。だが少しだけ、光が差したな。散々言ってきて、ついにKOPW、ベルトができたじゃねぇか。

まぁそれでも俺は撤退を宣言したから関係ないと思って、地元・山梨に帰って悶々と年末年始を過ごしてきたが、ある出来事があってな、スイッチが入ってんだ。ある出来事って、たった3日前だよ。元旦(正確には元日)、他団体だが、プロレスリングNOAHが(日本)武道館ですごい興行やったみたいんだな。まぁ俺は、見に行ったわけでもねぇし、配信をリアルタイムで見たわけじゃねぇけど、ものすごい反響があったってことが俺に伝わってきてるよ。知り合いのマスコミに聞いても、いいもん見たと。同業者として、そりゃ悔しいに決まってんだろ。

そんなこと考えてたらな、俺の不満とか悩みなんか、ちっぽけなもんだよ。ちょうど山梨にいたから、毎日のように俺は富士山を見ていた。(年明け)最初のトレーニングは山登りしてな、山の頂上から富士山を見た。そしたらな、一つ結論が出たんだよ。やっぱり鷹木信悟は、テッペンを目指さなきゃ意味がねぇだろ。俺のやることは一つだ。小さなチャンスを、大きなチャンスに変えてみせる。そしてチャンスはつかむもんじゃねぇ。チャンスは、奪うものだ。あのKOPWのベルト、O-カーンのクソ野郎がベタベタ触ったからな。あれを言い出したのはこの俺だ。最初にあれを腰に巻くのも、俺しかいねぇだろ」

オーカーン「(※ブリティッシュヘビー級のベルトを腰に、KOPWのベルトを腹に巻いて引き揚げてきて、用意されていたイスを蹴飛ばしから)あけまして、ご愁傷さま。残念じゃが、2023年も余の王朝時代じゃ。昨年、新日本プロレスのレスラーで一番、奴隷のように働いてやったがな、それは余が人気者だからだ。今年も始まって、もうすでに3つの広報の仕事をこなしてきたよ。ヘナーレを呼んでラジオを配信して、絵馬にめでたいことに、寿のように描かれ、そして紅茶をプロデュースしてやった。

じゃがな、人気だけじゃねぇんだよ。実力があるからこそ、それらがついてくる。イギリス最強のベルト(ブリティッシュヘビー級)、そしてKOPWのベルトも余の腰に、すでに巻かれた。鷹木はなんかゴチャゴチャ言ってたよな。もう2度とKOPWやんねぇとか、そんなよ、マニフェストも守れねぇヤツによ、何が守れんだ? 去年の立ち位置、IWGP世界ヘビーの立ち位置すら守れねぇよ。矢野もこれ(KOPW王座)をずっと守ってきたみてぇだが、そんなもの守れねぇよ。余がすべてを支配する。明日も、いやこれからずっと、未来永劫、楽しみだなぁ……」

SHO「見たやろ、見たやろ? 余裕よ。去年のな、50周年だとか、今日の追悼大会だとか、知ったこっちゃないんよ。全部な、この俺のためにあるんや。見たらわかるやろ。残った連中も、雑魚しかいないよ。オイ明日、余裕や。(新設されたベルトは)俺のもんにしたる。今年は全部、俺たちHOUSE of TORTUREのもんや。見とけ」

※矢野はノーコメント

ヘナーレ「(※まだ余力が残っているのを示すように何度も軽くジャンプ、そしてシャドーボクシングのデモンストレーションを見せる)何ひとつダメージは受けてないぞ! 見ての通り、まったくのノーダメージだ。だけど負けだなんて、どういうことだ! ダメージがないならば失格にならないはずだ! 一つダメージがあるとすればチクビだな。唯一攻撃を受けた個所といえば、乳首だけだ。やってられないぜ。ELP(ファンタズモ)にまたやられたよ。あいつ、いつも俺に対して邪魔ばかりしてくる。オレを倒せないからといって、今日も最終的には俺の乳首をつかんできやがった。『NEW JAPAN ROAD』の時のヒクレオを覚えてるか? あいつ自分ひとりでトップロープを越えて下りていったが、今日は俺は何もしてないのに、なんでこんな状態で負けなければいけないんだ?

 しかしながら、今まだ俺の最高は見せていない。2023年は俺にとってターニングポイントになる。俺は自分のルーツに立ち返り、ニュージャパンでもAEWでも、REVプロ(英レボリューション・プロレスリング)でも、そして『NJPW TAMASHII』を含めても、自分以外には誰もできないプロレスをするんだ。バーニング・スピリットがどうこうでなく、俺のこの心にあるファイティング・スピリットを見せてやる。UNITED EMPIREが認めた男だぞ。2023年は目標に向かって突っ走る。ザックvsナリタの勝者でもいいし、明日の4WAY(KOPW戦)の勝者でもいい、もしくはタマ・トンガとマシンガンの勝者でもいい、FTRかYOSHI-HASHI&ゴトーのタッグチャンピオンでもいい、そこに俺が絡んでいく。今年は俺の年にする。焼けほとばしるステーキを味わいたいんだ。ULTIMATE WEAPONが今、解き放たれた!」

タイチ「はぁ、あ~あ。最後の方に出てきてこれか……。一応、元(KOPW)保持者だったから、最後から2番目(の入場)だったの? 大チャンスかと思ったけどな。ま、一区切りついたよ、これで。KOPWとはもう、縁がないみたいだな。こんだけしつこくしがみついても、結局、こうなるってことは……。一区切りついた、これで。KOPW、世話になった。楽しかった。

さて、これで俺の中では2022終わりだ。明日から2023。どうしようかな? どうしよう……。まぁ、クッキリではないですけど、おぼろげながらに見えてきた景色があるから。まぁ、明日が終わってからじゃないですか。まぁ明日が始まってからからだな。じゃあなKOPW、世話になった。じゃあな……」

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