フィールズ Presents G1 CLIMAX 2008 〜HEROES OF SUPREMACY〜

日時: 2008年8月9日(土) 15:30開場　16:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 8300

第4試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Aブロック公式戦

大谷晋二郎
中西学

境界線

（1勝=2点）
（1敗=0点）

12分21秒　スパイラルボム→エビ固め

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

ゴングと同時に両者は勢い良く飛び出し、リング中央で衝突。中西はネックハンギングツリーから前方に落とし、チョップ連打。
　大谷はレッグラリアットをヒットさせ、串刺しの低空ドロップキック。さらにエプロンを走ってのニールキック。
　場外で大谷の張り手を受けた中西は、チョップで倍返ししてアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。そして、そのままリングのまわりを1周して、大谷を鉄柱に叩きつける。
　リングインした中西は、大谷の張り手にチョップで反撃し、なおも食らいついてくる大谷にクロスチョップ。そしてボディスラム、ギロチンドロップ、キャメルクラッチ。
　さらに中西は串刺しチョップ、エルボー、ヘッドバット。ここで突進してきた中西を、大谷は袈裟切りチョップで迎撃し、顔面ウォッシュ。そして十八番を奪う串刺しチョップから、串刺しフロントハイキック。すると、中西も突進してきた大谷をキャッチして水車落とし。串刺しチョップ連打、串刺しラリアット2連発、ブレーンバスタースラム、ランニングニードロップと畳み掛ける。
　続いて中西はジャンピングパワーボムから大谷をフォール。カウント2で肩を上げた大谷は、ローリングソバット、ジャンピングDDT。すると、中西もドロップキックで大谷をリング下に落とし、野人プランチャを発射。
　中西は串刺しの野人ハンマーから雪崩式ブレーンバスター。フォールを返した大谷に、チョップ、ジャーマンスープレックスホイップ。大の字となった大谷だったが、素早く立ち上がってコーナー上の中西を捕獲し、雪崩式のDDTを敢行。そして、後頭部へのスワンダイブ式ミサイルキック、ジャーマンスープレックスホイップ、スパイラルボムとラッシュし、中西から3カウントを奪取。ZERO1-MAX代表の大谷が勝ち点2を獲得した。

COMMENT

大谷「オイ、入ったよな。オイ、入ったよな、スリー。スリーカウント入ったよな。言っとくぞ、俺は他の参加メンバーとはワケが違うんだ。分かってんだよ、分かってんだよ全てが。俺がG1出るっていう事は、必然的に色々なもんを背負って上がってんだ。言っとくぞ。とことんワガママ言わせてもらうぞ。中西、ナンボのもんじゃ。人のリングで好き勝手暴れやがって。オイ、ふざけんじゃねぇぞ。気づいてみれば大谷晋二郎、G1初出場。いいか、しっかり伝えろ。神様からの伝言だ。しっかり伝えろ、貴様ら。いいか。プロレスの神様が言っとたわ。プロレスの教科書291ページだ。しっかり記しとけ。『最初が肝心。最初は勢いがつけば、最初に勢いがつけば、優勝はアナタのものよ』と教科書に書いとった。この勢いを持続させたら、俺の手にあの優勝カップが来る。間違いない。初対決とか、紙面でしか見たこと無いレスラーとか、そんな事、知ったこっちゃないんだ。黙って俺の前にひれ伏せばいいんだ。いやー、キツいけど楽しいね。他所のホームグラウンドを汚すのは楽しいね。他所で勝ち名乗り上げるのは気持ちいいね。これ以上に悔しい思いさせてやっからな。いいか、言っとくぞ。俺は1人で乗り込んできてんだ。怖いものは何もねぇんだ。この前に立ちはだかるヤツは黙ってひれ伏せばいいんだ。俺が G1 CLIMAXを制覇する。今日はただの1勝にしか過ぎない。1つ言わせて。正直恐ろしいね、中西学。あたるたびにパワー倍増してんじゃねぇか。（『同期対決ですが？』）敵でしかねぇんだ、俺にとっちゃ。たった1人で乗り込んでんだ。昔の仲のいい同期? 昔の競い合った仲間? クソ食らえなんだ、コラ。全て俺が持って帰ってやる。何が新日本プロレスだ。怖いもんは何もねぇぞ。何でもやってやる。誰とでもやってやる。これだけの心の叫びするヤツがいんのかよ、参加メンバーに。俺の前に立ちはだかる1人1人片っ端からひれ伏せさしてやる。やりたいようにやるからよ。やりたいようにワガママな大谷晋二郎は強いよ。もう１つだけ。生きてるって感じするね、中西学と闘うと。生きてるって感じするね。何度でも闘いたいわ。なんだあの男。俺の体はどこまで耐えられるんだっていう自分との闘いにもなるし」

中西「クソッ!!」