NEW JAPAN TRILL
- 日時
- 2008年7月8日(火) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1985
-
第5試合 時間無制限1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級王者決定トーナメント決勝戦※タイガーが第54代王者となるレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
タイガーがロープへ走ると、デヴィットは後ろを追いかける。すると、タイガーは、突っ込んできたデヴィットを619で回避。これで場外へ転落したデヴィット目掛けてトペスイシーダを狙うが、デヴィットはジャンピングキックで迎撃。
デヴィットがコーナー最上段に乗ると、タイガーは駆け上がるようにデヴィットの元へ。そして、雪崩式ダブルアームスープレックスでデヴィットを投げ飛ばす。
コーナー最上段に乗ったタイガーをジャンピングキックで場外へ転落させたデヴィットは、ノータッチトペコンヒーロ! そして、タイガーを鉄柵へハンマースルーし、突っ込んでいく。ところが、タイガーはモンキーフリップの要領でデヴィットを投げ飛ばす。そして、客席へ雪崩 れ込んだデヴィット目掛けてコーナー最上段からプランチャ!!
タイガーは、場外カウント18でリングに生還したデヴィットを雪崩式バックドロッ プで投げ、カバーへ。カウント2で肩を上げられると、ツームストンパイルドライバーを狙う。ところが、上手く体勢を入れ替えたデヴィットは、逆にツームス トンパイルドライバーを敢行。そして、ダイビングフットスタンプでタイガーに3カウントを迫る。
デヴィットのブレーンバスターを背後に着地したタイガーは、背中へのドロップキック、619からムーンサルトニープレスを放つ。しかし、デヴィットに回避され、両膝をマットに打ちつけてしまう。
丸め込み技合戦を経て、デヴィットは、雪崩式プリンスズスロウンを狙う。だが、阻止したタイガーが雪崩式フランケンシュタイナーを繰り出すと、デヴィットは回転エビ固めで切り返して3カウントを迫る。
タイガーは、ツームストンパイルドライバー、ソバット、ハイキックと畳み掛け、ムーンサルトニープレスでデヴィットをフォール。デヴィットはカウント2でクリアすると、スクリューハイキックをヒットさせる。
デヴィットはプリンスズスロウンの構えに入るも、タイガーは脱出。デヴィットをチキンウイングフェースロックで捕獲し、そこから滅多に披露しない大技“ミ レニアムスープレックス”を炸裂させ、タイガースープレックスホールドでフィニッシュ。タイガーが第54代IWGP Jr.王者に輝いた。
COMMENT
※ここで、中西、ライガー、田口らがビールの乾杯でタイガーを祝福
タイガー「こうやって祝ってもら えるのが、一番うれしいですね。本当に、今日の相手がデヴィットでよかった。彼は僕とずっと競っていく相手だなと確信できた。エールを送りま す。(IWGP)Jr.タッグのベルトを(7/21月寒で)獲って欲しい。そして、チャンピオン同士で(タイトルマッチを)やってもいいし。それぐらいの 素晴らしい相手だったなと思います。(今後について)順番でこのベルトを競うなんてことはしたくない。お客さんに『そろそろ新日本の選手とやってくれ。な んでやらねぇんだ』というぐらいのフラストレーションを溜めて、タイトルマッチをやりたい。どんどん外国人がチャレンジしてきて欲しい。このベルトは、そ うじゃないと輝かないですよ。あと、このベルトを獲ったからには、会社に言いたい。NWA(世界Jr.ヘビー級)のベルトにもう1度挑戦させてくれと。贅 沢なことを言えば『あれは俺のベルトだ』と言い切りたい。(他団体の選手について)逆に自分から(挑戦したいと)言ってくればいいんじゃないの? 何で俺が言わなきゃいけないのって話ですから。昨日の日高(郁人)だってそうでしょ? 挑戦させて欲しいなら言ってくれば。それぐらい僕は新日本プロレス、IWGP Jr.というものは敷居が高いと思っていますから。それは高岩(竜一)選手がよく知っているんじゃないですか? 『(IWGP Jr.ヘビー級王者決定トーナメントに)何で自分が入らないんだ?』と言ったけど、入れるレベルじゃないからですよ、悪いけど。欲しいんだったら言ってく ればいいじゃない」
デヴィット「カネモト(金本浩二)のケガで1試合なくなって、チャンスだったけど負けてしまった。タイガーは素晴らしいレスラーだった。でも、すぐにIWGP Jr.シングルのタイトルを獲りたいし、獲れると思ってるよ」