第5試合は『SJTL』公式戦、田口隆祐&クラーク・コナーズの“ワイルドヒップス”(1勝2敗)と、エース・オースティン&クリス・ベイ組(3勝0敗)が対峙。開幕3連勝と絶好調のオースティン&ベイの前に、ワイルドヒップスが尻殺法で立ちはだかる。
ワイルドヒップスは互いのTシャツを腰に巻いて入場。オースティン&ベイはリングインするとToo Sweetサインをかわす。するとワイルドヒップスは、オースティン&ベイに対しビールを薦める。しかし、そのビールを尻にこすりつけてから渡そうとすると、オースティン&ベイが拒否。それを尻目にワイルドヒップスがビールを飲み始めると、オースティン&ベイが襲い掛かり試合開戦。
オースティン&ベイは鉢合わせ攻撃を狙うも、ワイルドヒップスはビールを持った状態でうまく切りぬけ、さらにビールを飲む。
そして連携のヒップアタックをオースティン&ベイに連発し、ビールをグイグイと飲んで気合いを入れる。
続いてコナーズがエプロンのオースティンに突進するが、オースティンはカウンターの膝を浴びせて場外に落とす。そして、コナーズの攻撃を倒立でかわしてからキックを食らわす。
すかさずベイがコナーズにノータッチ・トペ・コン・ヒーロを炸裂。ベイがコナーズをリングに戻すと、オースティンはカードスクラッチをお見舞いする。
続いてオースティン&ベイは連携の河津落としから、その場飛びムーンサルトプレス&ギロチンドロップ。そしてベイがコナーズの背中にエルボーを炸裂。
さらにベイは串刺しボディアタックからパンチでなぎ倒すと、踏みつけてマッスルポージング。勢いに乗るベイはコナーズにネックロック。
コナーズはうまくベイをショルダースルーでエプロンに追いやる。だが、ベイは前方回転してリングに戻るとロープへ。するとコナーズがジープ・フリップを炸裂。
次は田口とオースティンのマッチアップ。田口はヒップアタックを決め、さらにランニングのヒップバットを連発。続いて技の読み合いから、オースティンがロープに飛ぶと、田口は追走してヒップアタック。しかし、オースティンはアトミックドロップで迎撃。
そしてオースティンはToo Sweetサインでカンチョー攻撃。だが、田口はその指を大殿筋の力で挟み込んでしまう。すかさずコナーズがオースティンにスピアーを炸裂。
ここでワイルドヒップスはオースティンにオヤァイポーズからサンドイッチ式ケツイェ。しかし、田口のカバーはベイがカット。すると、コナーズがベイにエルボー。そして田口のヒップアタックをアシストするも、ベイは田口にカウンターのドロップキック。さらにオースティンがコナーズをスピンキックで場外に落とし、Soar To Gloryを炸裂。
すばやくリングに戻ったオースティンは、ロープに飛び乗り田口にジャンピングキックを食らわせる。そしてオースティン&ベイは1, 2, sweetを炸裂。すかさずオースティンがTHE FOLDを決めると、ベイがカバーし3カウントを奪取した。オースティン&ベイはこれで無傷の4連勝に。
ベイ「4勝0敗だ」
オースティン「4勝負けなし。BULLET CLUB 4 LIFE!」
ベイ「タ“グッチ”? 俺はプラダやルイ・ヴィトンの方が好みだ。俺たちは2人ともクラークに勝ったことがある」
オースティン「俺たちはアイツをシングルでもタッグでも倒した」
ベイ「今日はアイツとタグチを終わらせた。次の相手は?」
オースティン「次はYOH&リオ・ラッシュ組だ」
ベイ「YOHについて何か知ってるか?」
オースティン「俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』でヤツに勝っている。だから、YOHのことは分かってる。だが、リオ・ラッシュとは闘ったことがない」
ベイ「1度も?」
オースティン「1度もだ」
ベイ「俺はリオ・ラッシュのことを知ってるぞ。(歌うように)リオ、聞いてるか? リオ、聞いてるか? (普通の口調で)リオはミュージシャンだ、俺みたいにな。そしてアイツと俺はアメリカの同じ地域の出身だ。俺たちは互いのことを知っている。俺はリオを尊敬してるよ。だがな、これは尊敬してるかどうかの問題じゃない、勝つか否かだ! BULLET CLUBがトップに立つ! YOHとリオ・ラッシュを倒せば、俺たちは5勝0敗! リオ、俺はお前を尊敬しているが、明日はお前を叩き潰す! 俺たちは同郷だが、俺がお前よりも強いことを証明したい。お前は俺より先に道を切り開いたが、その道は今や俺のものだ! 俺のアルバム『TOP FLOOR』ではお前をフィーチャーしたが、お前はもうTOP FLOOR(最上階)に行くことができない。そこへ行くのはBULLET CLUBだ! エース・オースティンとクリス・ベイがTOP FLOORへ行く」
オースティン「お前は最下階に行ってろ」
ベイ「トップにいるのは俺たちだ。そして俺たちはアルファベットの最初だ……」
オースティン「最初だ」
ベイ「言ってやれ」
オースティン&ベイ「A、B、C…」
ベイ「イコール?」
オースティン「それは、 1、2、SWEET(と言って、TOO SWEET)。よっしゃ!」
ベイ「俺たちは4勝0敗、お前らを倒して間もなく5勝0敗だ」
田口「アイム・ソーリー」
コナーズ「(トートバッグを頭から被り)大丈夫です。でも、俺は恥ずかしい。タグチさん、あなたと俺、一緒だと、タノシイ。スキデス。でも負けは、タノシクナイ。だから俺は恥ずかしいんです。ソーリー。あなたは凄い。いろんなパートナーと組んで勝ってきた。だから全て俺のせいです。ソーリー」
田口「(英語で)ノー。私がミスした」
コナーズ「でもここから2人で勝っていかないと。明日から、一緒にディナーに行って、酒も一緒に飲んだりして、考え方を改めないと。そしたら次こそ勝てるかも」
田口「(英語で)もっとビールが必要かな」
コナーズ「イエス(と言って、手に持ったサッポロビールを見せる)」
田口「ビアー・エナジー」
コナーズ「ビッグ・ビアー・エナジー」
田口「(コメントスペースのバックパネルのサッポロのスポンサーロゴを指しながら)サッポロ・ブラック・ラベル……」
コナーズ「(ビールのCM風に) “Sapporo, it makes you better.”(サッポロがあれば上手くいく)」
田口「(英語で)一緒に言おう……」
田口&コナーズ「“Sapporo, it makes you……”(言いかけて噛む)」
コナーズ「“イチバン”にしよう」
田口&コナーズ「“サッポロ、イチバン”」
田口「サッポロ一番だと違うあれになっちゃうかもしれないけど、(英語で)サッポロが“us(俺たち)”を助けてくれる……。“ass(ケツ)”、ね?」
コナーズ「“Sapporo helps us and Sapporo helps ass!(サッポロは俺たちと俺たちのケツを助けてくれる!)”」
田口「大丈夫。今日の負けは大丈夫。(英語で)明日は勝てる」
コナーズ「勝とう。タバコを吸いたい」