NEW JAPAN TRILL

日時: 2008年7月5日(土) 17:30開場　18:00開始
会場: 静岡・ツインメッセ静岡　南館
観衆: 1200

第4試合 30分1本勝負

井上亘
ジミー・レイヴ

金本浩二
中邑真輔

境界線

10分24秒　オラシオンフレイム→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

ヘビー級転向宣言後2戦目の井上は、白を基調としたニューコスチュームで登場。序盤、中邑とのマッチアップではグラウンド、腕の取り合いと、果敢に挑んでいく。中邑のエルボーには、エルボーでやり返す。
　金本対レイヴとなり、金本が出会い頭にソバット。だが、レイヴも大外刈りで反撃し、場外で鉄柱攻撃。さらにコーナー最上段からハンマーブローでダイブし、馬乗りナックル。そして、リバースDDTと金本を攻め立てる。
　スイッチした中邑は合体ショルダータックル、ボディスラム、逆片エビ固め。逃れようとする金本をSTFで捕獲する。そして、ロープエスケープした金本をブレーンバスター、キチンシンク。だが、金本は続くニードロップを避け、助走をつけてのミドルキック。
　井上対中邑となり、井上はミサイルキック、スピアーで先制し、一気にトライアングルランサーへ。これはレイヴがカットすると、中邑はスリーパーホールドからリバースパワースラム。
　タッチを受けたレイヴは井上にチョップ連打、串刺しジャンピングエルボーアタック、そしてスイングDDT。さらに高速回転のコルバタからそのまま脇固めへ移行。これは金本がカットし、入ってきた中邑へ顔面ウォッシュ。孤立したレイヴに、井上がキチンシンク、金本が顔面ウォッシュ。さらに井上が串刺しスピアー。
　金本がリング下の中邑にプランチャを放って分断すると、井上はレイヴにスタガリンブロー。これを空中で回避されると、井上はロープワークからフライングニールキック。最後はオラシオンフレイムでレイヴを仕留めた。

COMMENT

金本「俺は今日より明日でしょ、明日。ジミー・レイヴをすごく意識してやったけど、物足りんわ。コイツ（井上）のこの体見てってくれ。反則やで。これと組んだら、全然物足りんわ、ジミー・レイヴ、中邑。俺はとにかく、今日より明日。明日より明後日。明後日より明々後日。日に日に気分を高めていかないと。リップサービスじゃないけど、井上が返上した（IWGP Jr.）ベルトは必ず俺が獲る。負けないッスよ、ジミー・レイヴごとき。日高（郁人）、澤（宗紀）、負けないッスよ（7/7後楽園のZERO1-MAXとの対抗戦）。チャンピオンはこの俺。井上が返上したベルトは、俺が持つ資格がある」
井上「こうやって金本さんとタッグを組めて、いい一歩が踏み出せました。機会があるなら、階級を超えて金本さんと組んで行きたいです」
金本「組んで行くん？」
井上「お互いのタイミングと気持ちが合えば」
金本「今まで、G1タッグ（G1 TAG LEAGUE）に出場要請されてもイマイチという気持ちがあったけど、今回初めて自分からG1タッグに出たいと（思った）。以前、棚橋（弘至）に『G1 タッグで組んでくれ』と言われて、『考える時間をくれ』と言ったけど、今回は俺からお願いしても出たいくらいやな。それまで井上が『組みたい』って言ってたらやけど。それまでは温めたいかな。このタッグ」
井上「個々がレベルアップして、お互いの気持ちと周りの声が『やっぱり、金本、井上組を見たい』って言われると思うんですよね。昨日今日出来たタッグじゃないし、ファンの人の思い入れもあると思うし、それに答えられるチームだと思う。僕はいずれ組みたい。でも、その前にヘビー級として一歩一歩実績を積んでいかないと、組んだ時に意味も価値もないと思うんでね。頑張ります」
金本「金本、井上組じゃないな。井上、金本組やな。自信を持って、これからヘビー級で頑張ってく、井上、金本組って。お願いします」
井上「（G1 CLIMAX 2008のブロック分けについて）何かしら、関係がある選手で、やりがいありますよね。何かしら、気持ちがこう一点に集中する感じで、いい感じです。井上亘という人間をぶつけます」

レイヴ「明日（7/6後楽園）は俺がトーナメントで（金本に）勝って、IWGP Jr.タイトルをこの腰に巻く！」
※中邑はノーコメント