セミファイナル(第8試合)はオカダとJONAHによる「スペシャルシングルマッチ」。
両雄は10.1ロンドンでは最終前哨戦(オカダ&石井智宏vsJONAH&バッド・デュード・ティト)を行なう予定だったが、JONAHがハリケーンによる飛行機トラブルのため欠場。しかし、共に両国に向け、その闘志は燃え盛るばかり。来年の1.4東京ドームでIWGP世界ヘビー挑戦が決定しているオカダとしては、『G1』で唯一黒星を喫したJONAHに雪辱を果たし、前に進みたいところ。
一方、オカダから連勝を収め、1.4ドームの世界ヘビー級王座戦に3WAYマッチで割り込むと宣言しているJONAHも、気合は十分。今回も前戦に勝るとも劣らない戦いが繰り広げられるのは必至だ。
JONAHはセコンドとしてヘイストとティトを伴って入場。オカダは闘志に満ちた表情で花道を進む。
開始のゴング、両者はゆっくりリング中央まで踏み出すとロックアップ。だが、JONAHが力任せに押し倒す。
するとオカダはフェイントのキックからヘッドロック。続いてオカダはショルダータックルを連発するが、JONAHは仁王立ち。だが、オカダは突進してきたJONAHをカニバサミで転倒させ、エルボードロップをお見舞い。
続いてオカダはボディスラムを狙うも、JONAHはこらえる。するとオカダはJONAHをうまく場外に追いやり、プランチャをお見舞い。
しかし、場外戦になると、JONAHが鉄柵へのハンマースルーで反撃。さらにエプロンから強烈なショルダータックルをオカダに炸裂。
続いてJONAHは場外でオカダをハイジャックバックブリーカーで担ぎ上げ、そのまま鉄柱に背中を打ち付ける。オカダはカウント17でリングに生還。
するとJONAHはオカダを踏みつける。そして肋にニードロップを食らわせ、ストマッククロー。さらに背中にパンチをお見舞い。
オカダはエルボーで反撃するも、JONAHはヘッドバット一発で吹っ飛ばす。続いてJONAHは強烈な逆水平チョップ。さらにハンマースルーでコーナーに叩きつけ、転倒したオカダをカバー。これはカウント2。
劣勢のオカダは必死にエルボーを返していく。だが、JONAHはエルボーで動きを止め、バックブリーカーから力任せに肩に担ぎ上げ、ストマックバスターをお見舞い。
そしてJONAHは重い逆水平チョップ一発でダウンを奪う。勢いに乗るJONAHは、ダウン状態のオカダに背後からベアハッグ。オカダはバックエルボーで切り抜けようとするが、JONAHはハンマーパンチ。
続くJONAHの串刺し攻撃を切り抜けたオカダは、エルボーからDDTで突き刺す。そしてオカダはエルボー3連発から、膝に低空ドロップキック。そして顔面にショットガンドロップキックを食らわす。
ここからオカダはJONAHの左足にエルボードロップを連発。さらに飛び込んでエルボーを食らわせ、JONAHを場外に落とす。
オカダはJONAHの左膝を、鉄柵を用いて痛めつける。さらに、膝にショットガンドロップキックをお見舞い。JONAHがリングに戻ると、オカダはボディスラムの体勢に。
JONAHがこらえると、オカダは膝にキックを見舞ってからロープへ。するとJONAHはカウンターのスピアー。そして串刺しボディアタックを連発し、オカダが尻餅をつくと、串刺しのヒップアタックを炸裂。
続いてJONAHはブレーンバスターで持ち上げ、旋回しながら垂直気味に落としてカバー。オカダは必死にカウント2でキックアウト。
ならばとJONAHはコーナーに上り、セカンドロープからダイブ。だが、オカダはドロップキックで迎撃。オカダはJONAHを引きずり起こし、またもボディスラムを狙う。
逆にJONAHが持ち上げるも、オカダは背後に着地して膝裏にタックル。JONAHが体勢を崩すと、オカダはマネークリップで捕獲。JONAHは必死にロープに逃れる。
するとオカダはコーナー最上段へ。JONAHが立ち上がると、オカダはその上を飛び越えてリングに着地。そしてJONAHの突進をかわすと、一気に巨体をボディスラムで投げつける。続いてダイビングエルボードロップを投下し、レインメーカーポーズ。
だが、レインメーカーをかわしたJONAHは、強烈なジャーマンを炸裂。さらに重いラリアットからカバーするも、オカダは何とかカウント2で跳ね返す。
JONAHはオカダを引きずり起こしてブラックフォレストボムの体勢に。オカダは切り抜けてショートレンジラリアットを連発。そして仁王立ちのJONAHを、ローリングラリアットでなぎ倒す。
続いてレインメーカーを狙うも、JONAHは回避し無双を炸裂。そしてブラックフォレストボムでオカダを叩きつけ、とどめのトーピードを狙うも、膝のダメージでコーナーに上るのに時間がかかってしまう。
それでもJONAHはトーピードを繰り出すが、オカダは寸前でよける。そしてオカダはマネークリップを決めるが、JONAHはコーナーまで後退してサンドイッチ。そしてジャンピングボディアタックを炸裂。
続いてJONAHはラリアットを繰り出すが、かわしたオカダはバックに周りジャーマンを炸裂。続いてレインメーカーへ。かわしたJONAHはトラースキック。しかし、負けじとオカダはショットガンドロップキック。
さらにオカダは打撃を重ねるが、JONAHはエルボー一発で崩し、ロープへ。するとオカダはカウンターのドロップキックを炸裂。そして開脚式のツームストンパイルドライバーで突き刺すと、最後はレインメーカーで粘るJONAHを撃沈。オカダが難敵から雪辱勝利を収めた。
試合後、勝ち名乗りを受けたオカダは、JONAHに近づく。JONAHが立ち上がると、場内は大きな拍手。続いてオカダが握手の手を差し伸べると、JONAHもその手を握り返し、リングを下りる。そして両者は互いに人差し指を立てて、再戦を約束。
続いて天井を見つめたオカダは、アントニオ猪木さんを彷彿とさせるポーズを披露してから、花道を下がった。