第2試合ではUNITED EMPIREのグレート-O-カーン&ギデオン・グレイが、イギリスRPWのリッキー・ナイトJr.&マイケル・オク組と対戦。ナイトJr.は弱冠22歳ながら、8月21日のRPW10周年記念大会で、あのオスプレイを撃破しブリティッシュヘビー級王座を奪取した強豪。ひさびさのイギリスマット上陸で気合いが入るオーカーンは、この格好の獲物にどのような戦いを仕掛けるのか?
リッキーはブリティッシュヘビー級のベルトを腰に入場。するとグレイが先にリングインし、マイクを握って相手チームを挑発してから、オーカーンを招き入れる。オーカーンはUNITED EMPIREの旗をかざし、花道を怪しげに進む。
先発はオーカーンとリッキー。オーカーンはタックルを仕掛けるが、リッキーは回避。続いてリストの取り合いとなり、リッキーが優勢に。
だが、オーカーンは切り抜けてヘッドロック。これをリッキーは脱出し、グラウンドに持ち込む。
オーカーンもひるまず応戦し、再びスタンドに戻ると、ショルダータックルでリッキーをなぎ倒す。しかし、リッキーもリープフロッグからドロップキックを決め、オクとスイッチ。
オクはオーカーンの足を捕らようとするが、オーカーンはキックではねのける。しかし、串刺し攻撃はオクがキックで切り抜け、コーナーからティヘラを決める。
続いてオクは逆片エビ固めを狙うも、グレイが邪魔をする。そしてオーカーンはオクにエクスプロイダーを炸裂しカバー。これはカウント2。
ならばとオーカーンはオクに玉座をお見舞い。続いてオーカーンはモンゴリアンチョップ3連発からカバーするが、オクはカウント2でキックアウト。
怒ったオーカーンはオクに靴を舐めさせようとする。しかし、オクは回避してエルボーを連発。だが、オーカーンは膝蹴りで黙らせ、グレイとスイッチ。
グレイはオクの背中に引っかき攻撃。そしてハンマースルーでコーナーに叩きつけ、こちらもオーカーンのようにセカンドロープを利用して玉座を決める。
続いてグレイはオクをコーナー最上段に設置し、雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが、オクはヘッドバットでグレイを落とし、鋭いミサイルキックをヒット。
スイッチしたリッキーはグレイにエルボー、さらに胸板に強烈なチョップ。そしてリッキーはグレイに串刺しドロップキックを決め、コーナー最上段に設置。すかさずオーカーンがカットしようと突進するも、リッキーはかわし、オーカーンの頭部をグレイの急所に誤爆させる。
そしてリッキーはオーカーンを肩に担ぎ上げ、さらにオクのアシストでグレイもオーカーンの上に乗せる。そのままリッキーは二人まとめてバックフリップ。
UNITED EMPIREが場外に落ちると、スイッチしたオクが二人目掛けてフォスベリー・フロップを炸裂。そしてオクが二人を場外で捕らえ、リッキーが鉄柱越えのトペ・コンヒーロをお見舞い。
リッキーはグレイをリングに戻し、コーナー最上段から450°スプラッシュを発射。続いてオクは開脚式のダイビングボディプレスを決めるも、カバーはオーカーンがカット。
そしてオーカーンはオクとリッキーに交互にモンゴリアンチョップを乱打。続いてロープに走るが、リッキーとオクはダブルのトラースキックをヒット。さらにオクはトップロープを利用したムーンサルトプレスをオーカーンに決める。
オーカーンが場外にエスケープすると、オクは追撃のプランチャ。だが、グレイがリッキーに背後から横入り式エビ固め。しかし、試合権利はオクにあるため、カバーは認められず。
怒ったリッキーはグレイにショートレンジラリアット。そして肩車で担ぎ上げ、前方に落とすと同時にカッターを決める。ここで正式にオクからスイッチを受けたリッキーは、グレイに必殺のグッド・ナイト・ドライバーを決めて3カウントを奪取した。
試合後、リッキーは悔しさをあらわにするオーカーンの眼前に、ブリティッシュヘビーのベルトを突きつけて勝ち誇った。