オープニングマッチにはゲイブリエル・キッドが登場し、RPWのダン・モロニーとシングル対決。ゲイブリエルは19年のイギリス大会で柴田勝頼にLA DOJO入りを直訴。その後、留学生として新日本マットの前座戦線を沸かせてきた。一時期、試合から離れるも、21年12月に『NJPW STRONG』で復帰。今回は母国イギリスでのビッグイベントで、大会の火付け役となるべくオープニングマッチに出陣する。
開始のゴング、まずはリストの取り合いから、互いに打撃をかわし、視殺戦を展開。続いてロックアップで組み合うと、モロニーがロープまで押し込み、離れ際に逆水平チョップをお見舞い。
ここからチョップの応酬を経て、ゲイブリエルはヒップトス。さらにドロップキックでモロニーを場外に落とし、空中技を狙う。だが、モロニーが距離を取ると、ゲイブリエルは踏みとどまる。
モロニーがリングに戻ると、ゲイブリエルは逆水平チョップでなぎ倒してからセントーンを炸裂。
カバーをモロニーが返すと、ゲイブリエルはモンゴリアンチョップ。さらに串刺し攻撃を狙うも、切り抜けたモロニーはゲイブリエルをコーナー最上段に設置し、ジャンピングキックで場外に落とす。
モロニーは場外でゲイブリエルにミドルキック。そしてリングにゲイブリエルを投げ入れ、ここから打撃戦に突入。モロニーはエルボーでダウンを奪ってカバー。
ゲイブリエルがカウント2ではね返すと、モロニーは背中に強烈なサッカーボールキック。さらに追撃のサッカーボールキックをヒット。
するとゲイブリエルは師匠・柴田のようにあぐらを組み、モロニーにサッカーボールキックを促す。モロニーが三発目のサッカーボールキックを食らわすと、ゲイブリエルは顔をしかめながらも立ち上がり、モロニーの顔面に張り手。
そしてゲイブリエルはロープに走るが、モロニーがカウンターのドロップキックをヒット。しかし、ゲイブリエルもエクスプロイダーで応戦。
さらにゲイブリエルは串刺しの逆水平チョップの連発からショルダータックル。そして雄叫びを上げ、バックドロップを狙う。モロニーがこらえると、ゲイブリエルはハンマーパンチでひるませ、一気にバックドロップで引っこ抜く。
続いてゲイブリエルはボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからムーンサルトプレス。カバーをモロニーがカウント2ではね返すと、ゲイブリエルはロープに走る。
だが、モロニーがカウンターの延髄斬りをヒット。さらにジャンピングキックを決め、ロープに走るが、ゲイブリエルは追走し前方回転エビ固めを繰り出す。これをこらえたモロニーは、ゲイブリエルにフットスタンプ。
そしてモロニーは鋭いスピアーを決めてカバー。ゲイブリエルはカウント2で必死にキックアウト。ならばとモロニーはフィニッシュを予告し、パイルドライバーの体勢に。
ゲイブリエルがこらえると、モロニーは臀部を抱えて持ち上げ、そのままパイルドライバーのようにマットに突き刺す。ダメージでゲイブリエルは場外に転がるように落ちてしまう。
ゲイブリエルはカウント19でリングにギリギリ生還。するとモロニーはカナディアンバックブリーカーのように担ぎ上げるが、ゲイブリエルは着地して逆水平チョップ。
モロニーもチョップを返し、激しい打撃戦に突入。ゲイブリエルは逆水平チョップを連発し、アッパーカットからロープへ。だが、モロニーはカウンターのトラースキックで動きを止める。
続いてロープワークでの技の読み合いから、ゲイブリエルがラリアットを炸裂。そしてゲイブリエルは急角度のブレーンバスターを炸裂しカバーするが、モロニーはカウント2でキックアウト。ならばとゲイブリエルがパイルドライバーを決めると、モロニーはカバーを返すことができず。ゲイブリエルが勝利で故郷に錦を飾った。