Circuit2008 BEST OF THE SUPER Jr.XV 〜FLY HIGH 15th anniversary〜

日時: 2008年6月5日(木) 18:00開場　18:30開始
会場: 石川・石川県産業展示館3号館
観衆: 1900

第3試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Aブロック公式戦

井上亘
裕次郎

境界線

(2勝1敗=4点)
(2敗=0点)

11分19秒　オラシオンフレイム→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

パワーで勝る裕次郎は、ショルダータックル合戦を制すと、ラリアットで井上を場外へ転落させる。そして、井上を鉄柱へ激突させ、場外アバランシュホールドを敢行。ダメージを負った井上は、腰を手で押さえる。
　これでペースを掴んだ裕次郎は、リングに戻ってからも休まずに井上を攻撃。アバランシュホールド、エルボー連打、キチンシンク、バックブリーカー、そしてフロント水車落としから逆エビ固めを極める。
　裕次郎のペースで試合が進むと、井上も黙っておらず、カウンターのアームドラッグから脇固めへ。これを突破口に、腕ひしぎ逆十字固め、トライアングルランサー、低空ドロップキックで裕次郎の腕を徹底的に攻め込む。
　それでも裕次郎は、カウンターのパワースラムで井上に応戦し、スピアー、水車落としからコーナー最上段へ。だが、井上にデッドリードライブで投げ飛ばされてしまう。
　井上は、コーナー最上段から裕次郎に飛びついて回転エビ固めで丸め込む。これを切り返した裕次郎は、座り込んだ井上をスライディング式ラリアットからカバー。カウント2で返されると、インカレスラムを炸裂させ、背後→正面からラリアットを叩き込む。
　しかし、井上はカウンターのキチンシンク、スピアーで裕次郎の動きをストップさせ、スタガリンブローからカバーへ。カウント2.9でクリアされると、間髪入れずにオラシオンフレイムを炸裂させ、裕次郎を沈めた。
　これで井上は2勝1敗の勝ち点4となり、一方の裕次郎は2連敗となった。

COMMENT

井上「やっぱり（裕次郎は）全力をぶつけるにふさわしい相手でした。アイツのパワーはホントにJr.を超えていると思います。まさか、スタガリンブローをキックアウトされるとは思わなかった。あと、随所で裕次郎の成長を感じました。いつもだったら、俺にペースを握られるところを、強引に持って行き返したり。NO LIMIT 5番勝負で負けはしたけど、着実に実力は上がっていると思います。今日、裕次郎戦を乗り越えたので、明日の稔戦に全身全霊でぶつかりたいと思います！」

裕次郎「井上よぉ、お前おちょくってんのか？なぜリングの上にお前の（IWGP Jr.の）チャンピオンベルトを持って来ないんだよ！なぜ持って来ない？おちょくってんのか、お前！こんな田舎のお客さんだよ。お前がチャンピオンだなんて、誰も知らねぇよ！だからよ、お前が試合の時にリングの上にベルトを持って来て『俺がチャンピオンです』って言えよ、コラ！お前はお客さんをナメているし、対戦相手の俺もナメているんだよ！ふざけんな、この野郎！」