NEW JAPAN × Zepp “SMASH！”

日時: 2008年5月20日(火) 18:30開場　19:00開始
会場: 宮城・Zepp Sendai
観衆: 600

第1試合 15分1本勝負

稔
石狩太一

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

Zeppツアー折り返し地点の仙台大会。チャリティーオークションには、NO LIMITの未発売Tシャツにサインを入れたものや、AKIRAが試合で着用したパンツ、さらには“若き日のレジェンドパネル”と題された蝶野と AKIRAがサッカーをしている写真を収めたパネル(両選手のサイン入り)。そして、C.T.Uレンジャー・グリーンのTシャツといった珍品の数々が展示されていた。

今年1月25日の沖縄大会以来となる一騎打ちは、稔が場外を巧みに利用し、石狩の気勢をそいでいく。そして、リングと同じ高さで設置された特設花道へと連れて行き、「ブレーンバスター!」とアピール。そこからリング下へ投げようとするも、これは石狩が耐える。すると、稔は「ホントに行くぞ、ブレーンバスター！」と再度トライ。またしても石狩が耐えると、キックを乱射。石狩を下へと転落させた。そして、ここから石狩の腕を集中砲火していく。
劣勢の時間が続いた石狩は、稔の突進を脚で阻止し、飛びつきのスイングDDT。ロープワークから稔がドロップキックをヒットさせると、石狩はコルバタで反撃。ジャーマンスープレックスホイップ、トラースキックと畳み掛けるも、これはニアフォール。そして、顔面への低空ドロップキックから、稔をコーナーに乗せる。
ここでコーナー上でのせめぎ合いとなり、これは稔が粘る石狩をリングに落とし、ミサイルキックを発射。石狩もラ・マヒストラルで抵抗するが、キックアウトした稔はハイキック、リストクラッチ式のフィッシャーマンバスターとラッシュ。最後は側頭部へのハイキックからフォールし、キックアウトした石狩に腕ひしぎ逆十字固めを極めて、一気にギブアップを奪った。

COMMENT

※稔はノーコメント

石狩「クソー……。今回のZeppツアーと、（5/18）LOCK UPで田口、裕次郎、稔と（シングルで）闘った。全員、（BEST OF THE）SUPER Jr.に出るメンツ。それに勝って弾みをつけて、TNAへ行きたかったんですけど、見事に3人とやって3敗。どうしようもないですね、これじゃあ……。 TNAへ行って、本当に変わらなきゃ、俺にはもう後がないですね。TNA遠征、死ぬ気で、死ぬ気で行ってきます。これが最後だと思って行ってきます。もうダメだったら……もうダメだ。最後だ。これが最後の俺の賭けです。（『稔選手に対する恨みはまだ持っている？』）ありますよ、そりゃ。いつもミラノの事が嫌いだって言ってますけど、稔も大嫌いです。あの野郎、人をバカにしたようなプロレスばっかりしやがって。今日だってそうでしょ？ずっと（リングの）外に出て、やる気あるのかないのか、時間稼ぎしているのか知らないけど。あんなプロレス、俺は認めたくないですね。そんな事をしなくたって、あの人はできるはずなんですから。ちゃんと正々堂々と闘ってほしいッスね。その正々堂々と来た稔に勝ってこそ、ちゃんとした勝ちだと思うので。あんな稔に勝ってもしょうがない。あんな稔に負けている俺も情けないですけど、まぁ俺がTNAから帰ってきたら今回負けた3人、全員取り返しますよ（勝ちますよ）、間違いなく。それぐらいじゃないと、俺には本当に後がないですよ。絶対にやられた3人から取り返します。絶対に」