TMDKのジョナ&ティトとTEAM FILTHYのローラー&アイザックスが、今シリーズ5度目の対決。なお、7.30名古屋の『G1』Aブロック公式戦では、ジョナがローラーに勝利している。
両者が先発して試合開始となり、ローラーがいつものように“オーバーデニム”を脱ぐ。ところが、それをジョナが背後から引っ張り、ローラーを転倒させる。
それでもローラーはジョナの突進を回避。すると、アイザックスがティトをスローイングしてジョナを串刺しにする。そして、ローラーとアイザックスはロープへよじのぼり、ジョナとティトの頭部へパンチ連打をお見舞い。さらに、ダメ押しのチョップを浴びせていく。
だが、ジョナはダブルハンドラリアットでローラー&アイザックスに報復。ここからローラーは孤立してしまい、ティトがトップロープ越えのセントーンアトミコ、串刺しラリアット、エルボー&逆水平チョップ連打、ショートレンジラリアットなどで攻め込む。
それでもローラーはチキンウィングアームロックを極めるが、ティトがフロントスープレックスの形で投げて振り解く。
その後、ローラーがティトを背後から押し、ジャンピングハイキックから変型エビ固めを繰り出す。するとティトもジャンピングハイキックを放つが、ローラーが回避して腕ひしぎ逆十字固めの体勢に入る。
それでもティトが粘ると、ローラーはスクールボーイから変型膝固めで捕獲。ところが、ジョナがヒップドロップでカットへ入った。
ティト対アイザックスとなり、エルボー合戦を制したアイザックスがラリアットで追撃。そして、串刺しラリアットから串刺しショートレンジラリアットを連発し、ダメ押しの串刺し(ランニング)ラリアットを見舞う。
するとティトは、トラースキックとジャンピングハイキックでアイザックスに逆襲。そして、低い体勢からショルダータックルにいくが、アイザックスが膝蹴りを頭部へ食らわせる。
その後、ティトはバックドロップでアイザックスに投げられるが、次のブレーンバスターから逃れ、ローリングエルボーで報復。
ジョナ対アイザックスとなり、ジョナが串刺しラリアット、ボディスラム、背中からのスライディングボディアタックと畳みかける。
続いてジョナ対ローラーとなり、ローラーがネックロックでジョナの頭部を固定し、ニーリフトを連発。そして、背中へ乗ってスリーパーホールドを極める。
そこからジョナ対アイザックスとなり、アイザックスのラリアットからローラーがPKをお見舞い。そして、アイザックスが左右のエルボー連打からロープへ走るが、ジョナがカウンター空中胴締め落としで迎え撃つ。
次にジョナ&ティトはアイザックスにトレイン攻撃を食らわせ、合体雪崩式ネックブリーカーで追い討ち。そして、ジョナがトペスイシーダでローラーを分断していく。
それでもアイザックスはジャックナイフ式エビ固めでジョナを押さえ込み、返された直後にジャンピングニーアタックを浴びせる。
だが、ジョナがカウンタートラースキックでアイザックスの動きを止め、ランニングラリアットで大きく吹き飛ばす。そして最後は、青コーナー最上段からトーピードを炸裂させ、3カウントを奪った。
試合後、両チームはノーサイドで握手をかわし、互いの健闘を称え合った。
新日本プロレスSTRONG SPIRITS Presents G1 CLIMAX 32
- 日時
- 2022年8月18日(木) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 東京・日本武道館
- 放送
- 観衆
- 6,716人
-
第2試合 20分1本勝負
レフェリー|ジェレミー・マーカス
MATCH REPORT
COMMENT
ジョナ「そう、これで20大会に及ぶ『G1』が終わった。俺だけではなく、俺たちK9 CONNECTIONの力というものをここで見せられただろう。俺、TOP DOGは北米のWWEからこのニュージャパン・プロレスリングに初めて参戦し、オカダからピンフォールを獲ることも出来た。俺たちが最強の男たちということが分かっただろう」
ジョナ「そして全てはここにいるバッド・デュード・ティトのおかげでもある。お前たち、しっかりティトのSNSをフォローして、彼のことを話題に上げ、そしてリスペクトを見せてくれ。じゃあ、ティト、お前、自分の言葉で喋ってくれよな(と言って、先に立ち去る)」
ティト「驚いたか? ニュージャパンのみんな、ビックリしたかな? 俺もジョナもTMDKも、何一つ、この期間にサプライズはなかったと思っている。俺たちはただただ有言実行したまでだ」
ティト「俺たちがこのニュージャパンで雷鳴を轟かせると、言った通りのことをしただけだ。だからこそ、この俺の名前をリスペクトしてほしい」
アイザックス「俺たちはTMDKと5回闘った。でも、勝敗なんか関係ないんだ。今ここで多くの言葉を語るつもりもない。俺たちは俺たちの力をリングの上で見せることが出来たと思っている。いろいろなことがあったが、このツアーの20大会はこれでもう終わりだ」
アイザックス「Team Filthyは必ずより強くなってお前たちの前に帰ってくる。約束しよう。俺たちはもう何も言い訳はしない。Team Filthy、そしてアイザックスは必ずここに戻ってくる!」
ローラー「最後は負けたかもしれないけれども、俺たちは試合ごとに必ず最高の自分を見せることが出来た。だからこそ勝ちという言葉にはこだわりたくない。ニュージャパン、そしてニュージャパンファンのみんなは、Team Filthyの心が俺たちを勝者にしてくれたことを分かってくれているだろう。これから俺は荷物をまとめ帰国し、家族に会い、向こうで時間を過ごすことになるが、俺たちが永遠に日本を離れるわけではないということは、みんなに分かっていてほしい。全ての道は一つの場所に繋がっていく。それがどこかと言えば、俺たちのこのハートなんだ。再びここで言っておこう。Team Filthyは必ずここに戻ってくる」
ローラー&アイザックス「(ガチッと手を組んで、声を合わせて)俺たちがいる場所、それはリングであり、そこで最高の自分を見せるんだ!」