AGGRESSIVE

日時: 2008年5月2日(金) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1850

第6試合 30分1本勝負

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

3/30後楽園大会より石井に執拗に付け狙われ、とうとう怒りが沸点に達した後藤。今回実現に至った石井とのシングルマッチで、決着をつけられるか？

後藤は、ラリアットで石井を場外へ転落させて先制。一方、石井も場外戦で反撃し、セコンドの本間も介入させて後藤を攻め立てる。すると、後藤のセコンドについていた中邑が本間を後退させ、場内に本間への「帰れ」コールが飛び交う。
その後も後藤不利の状況は続き、試合の主導権を握った石井は、場外でのイス攻撃、コーナーでの逆水平チョップ＆エルボー連打で後藤に隙を見せない。
それでも後藤は、串刺しラリアットを皮切りに、ダイビングエルボードロップ、バックドロップと畳み掛けて石井に応戦。しかし、コーナー最上段に乗ると、本間に足を掴まれ、石井に滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターで投げられる。そして、石井は変型パワーボムで後藤をマットに叩きつけ、フォールを迫る。カウント2でクリアした後藤は、ブレーンバスターを狙った石井を逆に投げ飛ばし、反撃の突破口を作る。
だが、またも本間の妨害に遭い、ロープへ走ったところで背中をイスで殴られてしまう。大「帰れ」コールが起きる中、レッドシューズ海野レフェリーは「本間、帰れ！」と言い、好き勝手に試合に介入する本間を退散させた。
その間に、石井にイスで何度も殴打され、垂直落下式ブレーンバスター、ラリアット、ジャーマンスープレックスホイップを食らった後藤。エルボー合戦でも打ち負け、苦しい展開が続くが、石井がブレーンバスターを狙った場面で、逆に石井の体を持ち上げ返し、反撃の昇天を炸裂させる。
カバーにいくのが遅かったため、石井にカウント2で返されるも、その直後の激しいラリアット合戦で打ち勝った後藤は、もう1発ラリアットでフォールへ。カウント2で返した石井は、垂直落下式ブレーンバスターでカバーするが、後藤はカウント2.9でキックアウト。勝機と見た後藤は、牛殺しから昇天・改を炸裂させ、石井を轟沈。熾烈な肉弾戦を制した。

COMMENT

後藤「俺の予想以上にキツい闘いだった、今日は。もっと、軽く乗り越えられる相手かなと思っていたんだけど。キツかったですよ。危なかった。これで終わるわけには行かないかもしれない、石井とは。まだ続くかなって、そんな気がしましたね。ただ今日は俺が勝ったから、その結果だけはね、嬉しく思いますよ。また次のステップに進めるかなって。そのステップというのはIWGP(ヘビー)のベルトかもしれないし、復帰する永田かもしれない。それはね、今からちょっと(永田の)試合を見させてもらおうと思います」

石井「オイ、後藤！これで終わりだと思うなよ！俺はしつけぇぞ、この野郎！次期シリーズ、また楽しみが増えちゃったよ」