死闘を制した鷹木は水を飲んでから、マイクを持つ。
■鷹木のマイクアピール
「(観客の拍手を聞いてから)『G1 CLIMAX』、これでなんとか首の皮一枚繋がったようだな。言ったろ? 可能性がゼロじゃない限り、俺は絶対諦めないって。他力本願だろうがなんだろうが、最後まで自分の信念を貫く。だが、今日の試合に限っては公式リーグ戦の一つ、そんな簡単な思いじゃなかった。俺は昨年、オスプレイにさんざんやられた。昨年の5月4日福岡、タイトルマッチで負けた。言ってみたら俺的にはあの時から時間が止まってた分もあるんだ。(ここから声を張り上げて)だが、今日勝利して、新たなスタートを切ることが出来たぞ。オイ、大阪。(さらに声を張り上げて)オーイ、大阪ーッ! 自分のデカい声で頭痛えな。待て待て待て。まあ大阪と言えばなにげに俺はターニングポイントが多いんだよ。こうして当たり前のように『G1』に出てるが、振り返れば初めて『G1』に参戦表明したのもここ大阪。そしてその『G1』で同じL・I・J、内藤哲也と唯一のシングルマッチをしたのがこの大阪。(また声を張り上げて)そして何よりも昨年、俺がIWGP世界ヘビー級王座を奪取したのもここ大阪だ! つまり何が言いたいかって言うと、簡単だよ。今日の勝利をターニングポイントに鷹木信悟、再び上がっていくぞ! よーし、『G1 CLIMAX』、最後までランペイジ・ドラゴン、暴れる龍の如く駆け登っていくぞーッ!(絶叫)」
花道を引き上げた鷹木は観客の拍手に右腕を突き上げて応え、そのまま入場ゲートへと姿を消した。