試合後、納得のいかないEVILは立ち上がって棚橋を襲おうとするが、棚橋はEVILの急所にお返しの一撃。やりたい放題やられたお返しをしてみせたのだった。悪行を働いたEVIL、SHO、東郷のHOUSE of TORTUREの3人は、棚橋にやられた急所を押さえて場外で悶絶。リング上で勝ち誇る棚橋を背に内股で引き上げていったのだった。
これで棚橋は3連勝で3勝1敗。一方のEVILは1勝2敗と黒星先行となった。棚橋は窮地を救ってくれたレフェリーたちをリングに上げてねぎらうと、マイクを握る。
■棚橋のマイクアピール
「ああああ……皆さん、今日は遅くまでご観戦、本当にありがとうございました! 今、こうして過ごさせてもらっている時間は、とても、とても1分1秒、とても大事な時間です。ありがとうございます。前にも後ろにも進めない状況であっても、この場でエネルギーを蓄えることがは出来ます。だから、だから、皆さん、プロレスを見ている時はもっと明るい顔で、もっと楽しそうに、もっと元気よく! これからも新日本プロレスをよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」
引き上げようとした棚橋だが観客の拍手に応え、「松山ー! 盛り上がっていこうぜー!」と絶叫しエアギターを披露。リクエストに応えて、3回も披露してみせた。そして再びマイクを握った棚橋。
■棚橋のマイクアピール
「皆さん、大変遅くなってしまったと言ったのに3回もやってすみません。でも、これが本当に楽しんでほしいっていう僕からの気持ちです。ありがとうございました! じゃあ、最後に松山の皆さーん! 愛してまーーすッ!」
最後は4方向のコーナーに上がって観客に向かってポーズを決めると、リングを降りてからも観客に手を振り続け、入場ゲートの奥へと姿を消したのだった。