セミファイナル(第6試合)では新日本に電撃復帰を果たしたKUSHIDAが、かつて“TIME SPLITTERS”として共にタッグを組んでいたアレックス・シェリーと激突。この一戦の発端となったのは、KUSHIDAが「戦いたい相手がいる」と、シェリーにビデオメッセージで送ったラブレター。KUSHIDAは「最愛の師匠であり、親友であり、最高のタッグパートナー、アレックス・シェリー」「このタイミングでアナタと戦いたい」と対戦をアピール。両者の対決は過去に一度、2015年の『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦で予定されていたが、シェリーが左足を負傷し欠場したために消滅。今回、7年越しで実現することに。
開始のゴングと同時にKUSHIDAはドロップキック。シェリーは切り抜け、ロープワークの攻防に移ると、KUSHIDAは飛びついてアームロック。だが、これはシェリーがロープエスケープ。
シェリーはリングに戻ると、ロープワークの攻防でアームホイップ。KUSHIDAも前方回転エビ固めを仕掛けるが、こらえたシェリーはアームロックへ。KUSHIDAはロープに足をかけて逃れ、一旦場外にエスケープする。
シェリーはロープを開けて、KUSHIDAをリングに招き入れる。続いてロックアップから、KUSHIDAはコーナーに押しこみ、ここはクリーンブレイク。
そしてロックアップで組み合うと、もつれるようにシェリーはKUSHIDAにコーナーを背負わせ、こちらもクリーンブレイク。
続いてシェリーはヘッドロックで捕獲。KUSHIDAはハンマースルーを仕掛けるが、シェリーがショルダータックル。
するとKUSHIDAはすばやく立ち上がりシェリーの胸を突き飛ばす。シェリーも応戦し、ここからチョップ合戦に突入。
そしてシェリーはエルボーでKUSHIDAの動きを止め、ハンマースルーを仕掛ける。だが、KUSHIDAはハンドスプリングエルボー。続いて串刺し攻撃を狙う。これはシェリーがエプロンに逃れるも、KUSHIDAはラリアットで場外に落とす。
KUSHIDAはシェリーをリングに戻し、左腕にエルボーを落としてからチキンウィングで捕らえる。そしてキャトルミューティレーションへ。
KUSHIDAはそこからカバーするが、シェリーはカウント2でキックアウト。すかさずKUSHIDAはスリーパーで捕らえる。
シェリーは右足にキックを叩き込んで脱出。そしてロープに走るも、KUSHIDAは飛びついて腕ひしぎ逆十字に持ち込む。シェリーは足をロープにかけてエスケープ。
するとKUSHIDAはリバースダブルアームバーの体勢から、左足も捕らえる。さらに変形のアームバー。
勢いに乗るKUSHIDAは逆水平チョップを重ね、アームブリーカーをお見舞い。続くKUSHIDAの串刺し攻撃を切り抜けたシェリーは、ジャンピングニーで反撃。
さらにシェリーはKUSHIDAの膝に低空ドロップキックを食らわせる。そしてシェリーはロープを用いてKUSHIDAの左足を痛めつけ、さらに右足にドラゴンスクリュー。
続いてシェリーはKUSHIDAの左足を捕らえドラゴンスクリュー。シェリーはKUSHIDAの足を固め、さらに左腕を締め上げる複合関節技。その状態でフィンガーロックも決める。続いてシェリー・クラッチで丸め込むが、これはカウント2。
するとシェリーは挑発するようにKUSHIDAの背中を蹴り込む。KUSHIDAもアリキックで反撃。だが、シェリーはKUSHIDAの両腕を交差してサーフボードストレッチ。
KUSHIDAは切り抜けようとするも、シェリーは巧みにコントロールし、そのまま変形バックブリーカーを決める。
続いてシェリーはパントキックを繰り出すも、かわしたKUSHIDAはネックブリーカー。そして右ミドルの連発からフライングクロスボディ。さらにオーバーヘッドキックをお見舞いする。
続いてKUSHIDAはシェリーのリストを捕らえ、アームツイストからリバースダブルアームバー。そして押さえ込みに入るが、これはカウント2。
勢いに乗るKUSHIDAは串刺しラリアット。さらに飛びついてアームロックへ。だが、逆にシェリーがアームロックを決める。
KUSHIDAは切り抜けてエルボー。そして肩に担ぎ上げるが、シェリーは脱出してエルボー。KUSHIDAもエルボーを返し、マサヒロ・タナカをヒット。
そしてKUSHIDAは再度シェリーを担ぎ上げ、ハリケーンドライバーで叩きつけるが、シェリーは必死にカウント2でキックアウト。
ならばとKUSHIDAはダブルアームスープレックスを決めるも、シェリーは足をロープにかけてエスケープ。するとKUSHIDAはスワンダイブのジャンピングニーをシェリーの左腕に食らわせ、アームロック狙いで飛びつく。
しかし、シェリーは切り抜け、KUSHIDAの左足にドラゴンスクリュー。そしてシェリーはキックを繰り出すが、KUSHIDAはその足をキャッチ。
シェリーは延髄斬りで切り抜けるが、間髪入れずにKUSHIDAはシェリーの左腕を蹴り飛ばす。そしてヒップトスから低空ドロップキックをヒット。
KUSHIDAは突進するが、シェリーはカウンターのコンプリートショットでコーナーに打ち付ける。そしてシェリーはコーナー最上段に上るも、KUSHIDAが倒立キックで動きを止める。
続いてKUSHIDAはコーナー上でシェリーをアームロックで捕らえるが、シェリーは切り抜けて雪崩式のマンハッタン・ドロップ。
さらにシェリーはトラースキックを決め、オートマティック・ミッドナイトを炸裂。だが、KUSHIDAはカバーを必死にカウント2でキックアウト。
するとシェリーはボーダーシティ・ストレッチで捕らえるが、KUSHIDAはなんとかロープエスケープ。
ならばとシェリーはKUSHIDAの左腕を捕らえるも、KUSHIDAはエルボーから張り手。だが、シェリーは起き上がり小法師チョップ。そしてアームブリーカーを決め、ボーダーシティ・ストレッチを狙うが、KUSHIDAは回避。
KUSHIDAは横入り式エビ固めの体勢から、逆に掟破りのボーダーシティ・ストレッチ。シェリーは逃れると、キックをかわして横入り式エビ固め。
さらにシェリーはボーダーシティ・ストレッチの体勢に入るが、KUSHIDAは丸め込みで切り返す。
シェリーが返すと、両者はラリアットの相打ちを繰り広げる。そしてシェリーはスキをついてシェルショックを炸裂してカバーするが、KUSHIDAは切り抜けてアームロックで捕獲。すると、ここで試合終了のゴング。接戦の末、TIME SPLITTERS対決は痛み分けに終わった。