第3試合はSTRONG無差別級王者のフレッド・ロッサーが、巨漢のビッグ・ダモを相手に初防衛戦。現在、『G1』に出場中のトム・ローラーを破り、第2代STRONG無差別級王者となったロッサー。今回迎え撃つダモは、キリアン・デインのリングネームでWWE・NXTで活躍したのち、今年から『STRONG』のリングに参戦。パワフルなファイトで王座奪取を目論むが、ロッサーはベルトを守りぬくことはできるのか?
ロッサーはSTRONG無差別級のベルトを携え入場。立会人としてレジェンドレフェリーのタイガー服部氏が放送席から見守る中、試合はスタート。
ゴングと同時にロッサーは突進するが、ダモは巨体ではね返す。続いて打撃の応酬に突入すると、ダモは強引に場外に放り投げる。
しかし、ロッサーはすばやくリングに戻り、パンチを連発。ダモは再び場外に投棄するが、またもロッサーはリングに戻って打撃を見舞う。
ダモはハンマーパンチからもう一度場外へ。ロッサーがエプロンに踏みとどまると、ダモは重いニーアタックをお見舞い。
そしてダモはエプロンでロッサーを捕らえるが、ロッサーはエルボーの連発で切り抜け、バックドロップの体勢に。
しかし、ダモはこらえると、ショートレンジラリアットでロッサーをトップロープ越しにリングに戻す。そして、重量感あふれるセントーン・アトミコを炸裂。
続いてダモはロッサーに場外でボディスラム。さらに両足で踏みつけてから、トラースキックを脇腹にお見舞い。
そしてダモはロッサーを鉄柵に叩きつけ、首筋と背中にハンマーパンチを見舞ってからリングに投げ入れる。
ロッサーは打撃で反撃し、ボディスラムにトライ。だが、ダモはこらえると、ロッサーの背中を両足で踏みつけてから、そのままボディプレス。
勢いに乗るダモはロッサーに顔面かきむしり。そしてフライングクロスボディを炸裂し、ロッサーの右手右足を捕らえてストレッチ技で締め上げる。これはロッサーがロープエスケープ。
続いてダモはロッサーの顔面にエルボーを落としてから、変形のコブラツイスト。観客がブーイングを送ると、ダモは自ら技を解除し、タイツをめくって半ケツを見せつける。これに場内のブーイングはエスカレート。
ダモがロッサーをハンマースルーでコーナーに叩きつけると、その衝撃でロッサーは転倒。そしてダモはストマックバスターを決め、弓矢固めで捕獲。
ロッサーは切り抜けてカバー。ダモは返すと、ショルダータックルでロッサーを場外に落とす。そしてダモはリングから場外のロッサーを頭部をつかむも、ロッサーはケーブルコードでダモの首を締め上げる。
そしてロッサーはスキをついてリングに戻るが、怒ったダモは顔面に張り手を見舞い、罵声を浴びせる。さらにダモはエルボー、ボディブローを連発。
だが、ロッサーも左右のエルボー、ヘッドバットで反撃。さらにラリアットの乱れ打ちを食らわせるが、ダモは仁王立ち。
ならばとロッサーはフロントキックで動きを止め、今度こそラリアットでなぎ倒す。さらにロッサーはダモにコーナーを背負わせて逆水平チョップとショートレンジラリアットを連発。続いてニーを乱打してからランニングのヒップバット。
カバーをダモが返すと、ロッサーはSTFを狙う。だが、ダモは手にかみついて脱出。するとロッサーはパンチとエルボーをお見舞い。ダモもエルボー、ソバットで反撃する。
そしてダモはロープに走るが、ロッサーはカウンターのキチンシンク。さらにヘッドバットを食らわせ、ローリングエルボーでダモをなぎ倒す。
続いてロッサーはボディスラムで担ぎ上げるも、ダモは回避するとネックハンギングスラム。さらにエルボードロップを食らわす。
ダモは雄叫びを上げ、ロッサーに肩に担ぎ上げると前方に落とす。そしてセントーンを浴びせ、コーナーに上る。だが、ロッサーはパンチで食い止め、コーナー上のダモを捕らえると渾身のエメラルド・フロウジョンを炸裂。ダモはカバーを返すことができず、ロッサーが初防衛に成功した。
試合後、服部氏がロッサーにベルトを渡すと、ロッサーは一礼した。