セミファイナル(第8試合)はAブロック公式戦、地元愛知出身のオカダ・カズチカ(2勝0敗)とバッドラック・ファレ(2勝1敗)が対決。両者のシングルの対戦戦績はオカダの5勝3敗。しかし、『G1』ではファレが2勝1敗と勝ち越している。二連覇を狙うオカダとしては怪物ファレを撃破し、公式戦3連勝を飾りたいところだが、結末は果たして?
開始のゴングと同時にオカダは突進してエルボーを連発。さらにショルダータックルを食らわすも、ファレは仁王立ち。
するとオカダは膝への低空ドロップキックから、ショルダータックルで巨体をなぎ倒す。続いてオカダはボディスラムを狙うも、逆にファレが持ち上げる。
オカダは切り抜けて横入り式エビ固め。ファレが返すとオカダはロープへ。するとファレは豪快なショルダースルーで宙に放り投げる。たまらずオカダは場外にエスケープ。
オカダはカウント17でリングに戻るが、ファレはストンピングから両足で踏みつける拷問攻撃。さらにベアハッグを決め、そのままコーナーに叩きつける。
ファレはハンマーパンチを乱打。オカダもエルボーを返していくが、ファレは重いエルボーで動きを止める。そしてオカダの頭部をコーナーに叩きつけてから、腰にエルボーを連発。
オカダは必死にエルボーを食らわすも、ファレは強烈なボディブローの連発からエルボーでオカダをなぎ倒す。
続いてファレは串刺しボディプレス。寸前でかわしたオカダは、DDTで反撃。さらにエルボーの連発からハンマースルー。逆にファレがロープに投げるも、オカダはロープで踏みとどまる。そして突進してきたファレをカニバサミで転倒させ、低空ドロップキックをヒット。
続いてオカダはボディスラムに再度トライ。ファレがこらえると、オカダはエルボーで崩してから、今度こそボディスラムに成功。そしてマネークリップで捕獲。
だが、ファレはその状態のまま、コーナーにオカダをプレスして脱出。たまらずオカダは場外へ。するとファレはオカダを引きずり起こし、鉄柵にハンマースルー。
続いてファレは場外でバッドラックフォールのように担ぎ上げるが、オカダは切り抜けてDDTで突き刺す。そしてオカダはファレをリングに投げ入れ、巨体を担ぎ上げてリバースネックブリーカーを炸裂。
さらにオカダはコーナー最上段からダイビングエルボードロップを決め、レインメーカーポーズを披露。だが、とどめのレインメーカーは、ファレがサモアンドロップで切り返す。
オカダは負けじとエルボーを繰り出し、ロープに走るも、ファレは豪快なスピアー。オカダがカバーを必死に返すと、ファレはエルボードロップを炸裂し、そのまま押さえ込むが、これもオカダはキックアウト。
ならばとファレはグラネードを狙うも、オカダはショットガンドロップキックで切り返す。さらにカウンターのドロップキックを炸裂。
そしてオカダはレインメーカーを繰り出すも、ファレはカウンターのグラネード。続いて正調のグラネードを決めてカバー。オカダはカウント3寸前ではね返す。
ならばとファレはバッドラックフォールを狙うが、オカダは何とか回避し、変形ネックブリーカー。そしてマネークリップで捕獲し、そのままグラウンドに持ち込んで締め上げると、ファレはギブアップ。故郷に錦を飾ったオカダはこれで公式戦3連勝、ファレは2勝2敗に。
試合後、オカダは場内の拍手に応えると、腰を押さえながら花道を下がった。