「G1 CLIMAX 32」Aブロック公式戦
ランス・アーチャー（1勝1敗＝2点）とジェフ・コブ（1勝1敗＝2点）が激突。

序盤、巨漢の両雄からは想像のつかないスピーディーな攻防を展開するなか、コブがジャンピングショルダー・タックルを浴びせれば、ランスはドロップキックを放っていく。
コブは一度場外へエスケープするも、追走するランスはエプロンサイドからトペを発射し、チョークスラムでコブをエプロンサイドに叩きつけていく。

ランスはコブをリングに戻しロープウォークを披露するが、コブは逆にランスを抱えそのままアスレチックスープレックスで投棄。
続けて、コブは串刺しラリアット、串刺しエルボースマッシュからブレーンバスターで放り、仰向けのランスにサーフボード攻撃で挑発。

これに怒ったランスはDDTからボディアタックで応戦するも、引かないコブはドロップキックからその場飛びムーンサルトプレスを発射。
だが、ランスもコブの狙ったツアー・オブ・ジ・アイランドに耐えると、変則的なロープワークから強烈なショルダー・タックルをお見舞いし、スクラップバスターで追撃。

ここを勝機とみたランスは自身を鼓舞しチョークスラムでコブをマットに叩きつけるがカウント2。
ならばと、ランスはフロントハイキック、串刺しボディプレスからコブをコーナーに乗せると、ジャンピングニーでコブの動きを止め、必殺のブラックアウトを狙っていく。
これは食らいたくないコブはなんとかランスのバックを取ると、ジャーマン3連発で反撃し、強烈なエルボーから最後はツアー・オブ・ジ・アイランドで逆転勝利を飾った。

　
コブ「（コメントスペースに現れると座り込み）イエス……イエス……ランス・アーチャー……ちょっと呼吸を整えさせてくれ……ランス・アーチャー、ほら（自ら拍手をしながら、スタッフたちにも拍手を促す）！ （日本語でスタッフに）モット！（と拍手を要求）。ウィル・オスプレイが『なんでランスがここにいるんだ？』って聞いてたな。それはオマエ（ランス）が世界最高のレスラーの一人であるからだ。しかも単なるプロレスラーじゃない、アイツはリアル・ファイターだから、俺はそこが好きだ。ランス、AEWの試合スケジュールで忙しい中、このモンスターブロックの制覇を目指し日本まで来てくれてありがとう」
　

　
コブ「だが、残念なお知らせだ。このモンスターブロックを制覇するのはこのイチバン・カイジュー（コブのこと）だ。ランス、おめでとう。日本のリングではオマエはスズキ軍の一員なんだよな。俺はUNITED EMPIREだ。またやろうぜ。絶対にまたやろう。
　

　
コブ「さて、次も楽しみな相手が控えてる。このブロックで一番背の高い相手に勝ったわけだが、次、俺が倒すのは一番デカいモンスター。そう、オマエのことだよ、ジョナ！ 自称TOP DOGなんだって？ ワンワンワン！（と吠える）。でも、オマエは犬を1匹も飼ってそうには見えない。どっちかっていうと猫派に見える。（日本語で）ネコちゃん、ネ！ （有名な占い師の声真似をし）見えるぞ…（ネコの）数は……（普通の声に戻し）多分猫を3匹を飼ってるだろう。それで3匹とも名前はBで始まるんだ。Bubbles（バブルス）、Biscuit（ビスケット）、Burn（バーン）ってとこか。それかPから始まる名前かな？（と考え込む）。クソッ、難しいな……。Pepper（ペッパー）、Peaches（ピーチーズ）とPumpkin（パンプキン）。こんなとこだろ、オマエは食いもんに目がないからな」
　

　
コブ「3日後、シズオカ（の前哨戦）でイチバン・カイジュー、COBB-ZILLA（コブジラ※ゴジラと自分の名前をかけ合わせた名前）、インペリアル・ユニットの強さを味合わせてやるよ！ そして金曜日のエヒメで、TOP DOGとインペリアル・ユニットがぶつかり合う！ オマエをアニマルシェルター行きにしてやる。UNITED EMPIREのインペリアル・ユニットはこれにてアウトだ！」
　
　
※ランスはノーコメント