セミファイナル(第8試合)はBブロック公式戦、SANADA(1勝1敗)vsグレート-O-カーン(0勝1敗)。両者は過去に一度、今年の1.5東京ドームで対戦し、そのときはSANADAが勝利。オーカーンにとっては雪辱を懸けた一戦となる。7.27後楽園では、バックステージでコメントを出すSANADAの元に、オーカーンが登場。“陰キャ”扱いするも、SANADAが落ち着けとばかりにクリームチーズパンケーキを渡すと、顔をほころばせる一幕も見られた。
SANADAはリング中央で仁王立ちのオーカーンの背後からリングイン。
開始のゴング、まずはオーカーンがバックに回る。そして足を取りにいくも、SANADAも切り抜ける。
オーカーンは脇を差して体勢を崩すと、SANADAをコントロール。SANADAも脱出し、再びスタンドの状態に。
オーカーンは猫だましからタックルを狙うも、SANADAは回避。だが、オーカーンはグラウンドに持ち込んでバックを取る。そしてフロントネックロックで立ち上がるが、SANADAはファイヤーマンズキャリーで切り返す。するとオーカーンは足でSANADAをはねのけ、両者は一旦離れる。
続いてオーカーンはSANADAをコーナーに詰めてクリーンブレイク。するとSANADAは拍手を送る。
次はオーカーンがSANADAの足を取ってローリング。そしてアームロックを狙うも、SANADAは回避。するとオーカーンは袈裟固めへ。続いてオーカーンは膝攻めを繰り出すが、SANADAも反応し、もつれこむようにロープに押し込む。
今度はオーカーンがスキをついて膝十字固めで捕獲。そしてアキレス腱固めに移行すると、SANADAは苦悶の声を上げながらロープエスケープ。
オーカーンは離れ際にストンピング。そして串刺し攻撃を狙うが、SANADAは華麗な動きでスワンダイブのミサイルキック。そして場外に落ちたオーカーンに鮮やかなプランチャを炸裂。SANADAは場内の拍手を煽ってから、オーカーンをリングに投げ入れる。しかし、カバーはオーカーンがカウント2ではね返す。
続いてSANADAは肩に担ぎ上げるが、オーカーンはストマッククローで脱出。ここからオーカーンはアイアンクローを狙うも、SANADAは相手の右腕を両手でディフェンス。そしてスキをついて低空ドロップキック。
続いてSANADAはロープに走るが、オーカーンはカウンターの王統流二段蹴り。そしてオーカーンはSANADAの顔面をコーナーに執拗に叩きつけ、さらにSANADAを持ち上げてコーナーに豪快に打ち付ける。
追撃を狙うオーカーンはロープに走るも、SANADAはカウンターのドロップキック。オーカーンは反撃の王統流二段蹴りはかわされるも、強烈なラリアットでSANADAをなぎ倒す。
そしてオーカーンはモンゴリアンチョップを3連発でSANADAからダウンを奪うと、「立て、SANADA! 終わりか!?」と挑発し、エルボーを誘う。
怒ったSANADAはエルボーを連発。しかし、オーカーンは仁王立ち。するとSANADAは両手をうしろに組んで、オーカーンをにらみつける。
これに対し、オーカーンはモンゴリアンチョップでひざまずかせる。SANADAが必死に立ち上がると、オーカーンは追撃のモンゴリアンチョップ。だが、SANADAは気合の雄叫び。するとオーカーンは三発目のモンゴリアンチョップでSANADAをなぎ倒す。しかし、倒れた拍子に、SANADAの足がオーカーンの急所に直撃。
悶絶するオーカーンに対し、SANADAはオコーナーノーブリッジ。オーカーンがカウント2ではね返すと、SANADAはローリングエルボーを二連発。
そしてSANADAはTKOで叩きつけてカバーするが、オーカーンは必死にカウント2ではね返す。ならばとSANADAはラウンディング・ボディプレス。しかし、オーカーンは両膝を突き立てて迎撃。
先に立ち上がったオーカーンは気合の咆哮から、SANADAに突進。だが、SANADAはバックエルボーで迎撃し、セカンドロープに上る。しかし、オーカーンが捕らえ、大空スバル式羊殺し・ルーナを決める。
SANADAは辮髪をつかんで脱出すると、スタンディングのドラゴンスリーパーでオーカーンを捕らえる。しかし、オーカーンはアイアンクローで切り抜け、大空スバル式羊殺しへ。
だが、SANADAはセカンドロープを蹴り上げてオーカーンの背後に回り、一気にSkull Endで捕獲。するとオーカーンはSANADAの負傷箇所である左目付近をつかんで回避。
なおもオーカーンが左目付近をつかんでいると、レフェリーが注意。オーカーンがレフェリーに詰め寄ると、SANADAはスキをついてローリングソバット。そしてロープに走るが、オーカーンはレフェリーを突き出して動きを止める。続いてスキをついて王統流正拳突きを炸裂する。
オーカーンは立ち上がってコーナーパッドに自身の頭を打ち付けて気合いを入れると、セカンドロープからムーンサルトプレスを炸裂。だが、SANADAはカウント2で何とかはね返す。
ならばとオーカーンはエリミネーターの体勢に入るが、SANADAはアームホイップ。さらにポップアップ式のTKOを決め、一気にラウンディング・ボディプレスを炸裂。この一撃で3カウントを奪い、SANADAは2勝1敗に。オーカーンは開幕2連敗を喫してしまう。
試合後、オーカーンは悔しげな表情でSANADAをにらみつける。SANADAは勝ち名乗りを受けると、場内の拍手を確認してから花道を引き上げた。