第6試合はDブロック公式戦としてデビッド・フィンレー(1勝1敗)と鷹木信悟(1勝1敗)が初シングル。フィンレーは公式戦でジュース・ロビンソンを下し、ジュースが会社の返還要求を拒否し保持していたIWGP USヘビーのベルトを奪い取った。それを受け、7.27後楽園のバックステージで、鷹木はフィンレーに対し「次の名古屋、IWGP USヘビーのベルト持って来い。フィンレーをぶっ倒したら、俺がキッチリ保管しといてやる」とコメントを残している。
フィンレーはUSヘビーのベルトを携え入場。
開始のゴング、ロックアップからリストの取り合いに。そしてヘッドロックの応酬から、鷹木がショルダータックルでなぎ倒す。
だが、技の読み合いからフィンレーは横入り式エビ固め。さらにアームホイップから腕を固める。鷹木はハンマースルーを仕掛け、バックエルボーをお見舞い。そしてロープに走るも、フィンレーはドロップキックをヒット。
場外に落ちた鷹木に対し、フィンレーはプランチャを狙う。だが、鷹木は回避すると、DDTで場外マットに突き刺す。さらに鷹木は鉄柱、エプロンにフィンレーを打ち付けると、USヘビーのベルトを手にして挑発。フィンレーがキックを繰り出すと、鷹木はフィンレーの顔面をベルトにこすりつける。
鷹木はフィンレーをリングに戻し、トップロープ越しのフットスタンプ。さらにシーソーホイップの要領でサードロープにフィンレーの喉をぶつける。
勢いに乗る鷹木はフィンレーにネックロック。さらにエルボーを後頭部に浴びせ、追走キチンシンクからDDTをお見舞い。
鷹木はフィンレーの首筋にエルボーを打ち込んでいく。そしてフロントネックロックで締め上げるが、フィンレーはボディブローで応戦。
すると鷹木はヘッドバットを見舞い、「さあ、いこうか!」とアピールし、パワーボムの体勢に。これはフィンレーがショルダースルーで切り返す。
さらにフィンレーはジャンピングのヨーロピアンアッパーカットをヒット。さらにランニングエルボーの連発から、突進してきた鷹木をうまく場外に追いやり、今度こそプランチャを炸裂。
フィンレーは鷹木をリングに戻し、スワンダイブのダイビングクロスボディ。これは鷹木がカウント2ではね返す。
ならばとフィンレーはバックドロップを狙うが、鷹木は切り抜ける。しかし、フィンレーは変形バックブリーカーからブルーサンダーを炸裂。
続いてフィンレーはエクスプロイダーのように捕らえるも、鷹木は回避し、バックエルボー、ナックル、ショートレンジラリアットを炸裂。
鷹木はフィンレーの顔面を蹴り付け、ボディスラムから龍魂エルボー。そしてパワーボムで叩きつけるも、フィンレーはカウント2ではね返す。すかさず鷹木はSTFで捕らえる。フィンレーは必死にロープエスケープ。
鷹木はフィンレーの首筋に手刀を落とし、MADE IN JAPANを狙う。だが、切り抜けたフィンレーが変形バックブリーカー。
フィンレーは串刺しエルボーを決め、鷹木をコーナー最上段に設置。そして雪崩式ブレーンバスターで叩きつけてカバー。しかし、鷹木はカウント2でキックアウト。
フィンレーは気合いを入れ、ACID DROP を狙う。しかし、鷹木は振りほどき、背中にスライディングエルボー。
続くスライディングラリアットを、フィンレーは丸め込みで返す。キックアウトした鷹木はバックを取るも、フィンレーはグランビーロール。鷹木は必死にカウント2でキックアウト。するとフィンレーはラリアットで鷹木からダウンを奪う。
ここでフィンレーはもう一度ACID DROPを狙う。鷹木は切り抜けると、フィンレーの後頭部にショートレンジラリアット。だが、フィンレーはスキをついてPrima Nocta。そしてついにACID DROPを炸裂するが、鷹木は何とかカウント2でキックアウト。
フィンレーは首切りポーズで咆哮し、トラッシュパンダの体勢に。だが、鷹木は脱出。フィンレーはしつこくトラッシュパンダを狙うも、鷹木はブレーンバスターで返す。
鷹木は気合いを入れ、セカンドロープから背面で飛んできたフィンレーをキャッチし、熨斗紙を炸裂。さらにパンピングボンバーでなぎ倒して押さえ込むも、フィンレーも必死にカウント2でキックアウト。
すると鷹木はMADE IN JAPANを炸裂するが、これもフィンレーはカウント2でどうにかはね返す。鷹木は「オイ! オイ!」と気合いを入れ、左右のエルボーをお見舞い。
フィンレーもエルボーを返すが、鷹木は突き飛ばして強引にスライディングエルボー。ここでレフェリーがフィンレーの状態を確認する。しかし、鷹木はレフェリーを突き飛ばし、フィンレーを引きずり起こす。
すると、フィンレーは不意打ちのPrima Nocta。だが、鷹木はこらえてスタンディングのドラゴンスリーパー。そしてフィンレーの両足をロープに固定して鷹木式GTRを狙うも、フィンレーは回避し、すばやい動きでPrima Nocta。そこから丸め込むと、鷹木は返すことができずフィンレーが3カウントを奪取。これでフィンレーは2勝1敗、鷹木は1勝2敗に。
試合後、あっけに取られた表情の鷹木は。フィンレーを指差してから退場。フィンレーはUSヘビーのベルトを手に勝ち誇った。